『エルデンリング ナイトレイン』の「苔薬」、まさかの“蓄積型”だったことが判明。飲めば飲むほど強い世紀の大発見

フロム・ソフトウェアは5月30日、『エルデンリング ナイトレイン（ELDEN RING NIGHTREIGN）』を発売した。本作におけるアイテム「苔薬」が“大出世”を遂げており、注目を浴びている。

本作は、『エルデンリング』をベースとするサバイバルアクションゲームだ。シングルプレイまたは3人プレイに対応している。プレイヤーは夜の脅威にさらされるリムベルドにて、「夜渡り」として3日間を生き延びなければならない。リムベルドでは挑戦するたびに拠点や敵の場所、入手できるアイテムなどが毎回変化する。過酷な2日間を乗り切り、最終日に待つ「夜の王」との戦いに挑む。

本作ではゲームシステムや装備、アイテムなど随所に『エルデンリング』の要素が受け継がれている。一方で同作とは異なる仕様もあり、中でも「苔薬」が密かに強化されていることがさっそく注目を浴びている。

「苔薬」は『エルデンリング』においては状態異常を回復できる消費アイテムだった。毒・腐敗・出血・冷気・睡眠・発狂・死の7種類の苔薬があり、それぞれ対応する状態異常の蓄積を軽減したり、状態異常を治したりすることが可能であった。

『エルデンリング ナイトレイン』の苔薬でも状態異常の蓄積を軽減したり、状態異常を治したりといった効果は健在。アイテムの説明文にもそう書かれている。一方で“飲んでみないと分からない”新たな効果がひっそりと追加。Xユーザーのたまご氏などが報告しており、話題を呼んでいる。

実は本作の苔薬は、飲むと耐性が上昇するという特殊効果をもつ。しかもこの耐性上昇は3日間のマッチ中ずっと効果を発揮する仕様だ。筆者でも検証したところ、耐性はマッチ中であれば死んでも失われることはない。さらに同じ苔薬を複数個飲むと、耐性をさらにアップさせることも可能。重ね掛けされた耐性は、ステータスの特殊効果一覧に「+」で表示される仕組みになっている。

『エルデンリング ナイトレイン』では所持できるアイテムは通常4個までであり、余分なアイテムは持ち運びづらいバランスだ。そのため飲むだけでマッチ中効果が持続するという苔薬の効果は優秀。にもかかわらず説明文に記載はなく、飲んでステータスを確認しなければ新たに備わった真価には気づきにくいだろう。『エルデンリング』と同じ効果だと考えて飲まずに見逃していたユーザーは多いようで、注目が集まっているかたちだ。夜の王の中には、厄介な状態異常を駆使してくる相手もいる。対応する苔薬を準備しておきたい一方で、アイテム枠的に拾うことのできない余分な苔薬を見つけた場合には、飲んで耐性アップしておくのも戦略のひとつかもしれない。

なお本作では落ちているアイテムを拾う際に、インベントリに入れずそのまま使用することが可能。DualSenseでは△ボタンを長押しし、十字キー上を入力するという操作方法だ。苔薬を“拾い食い”する場合にも便利な操作となっている。

ちなみにこのほか本作では「神の遺剣」など、一部武器なども『エルデンリング』から性能が変わっていることが注目されている。同作にて慣れ親しんだアイテムや武器であっても、いちど拾って試してみると思わぬ変化に気づけるかもしれない。マッチごとに遭遇するさまざまなランダム要素に対し、柔軟に試行錯誤してみるのも本作の醍醐味だろう。

『エルデンリング ナイトレイン（ELDEN RING NIGHTREIGN）』はPC（Steam）およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中だ。