“Tポーズ”で過ごす学生生活ゲーム『to a T』体験版リリース、製品版にデータ引き継ぎ可能。『塊魂』の生みの親、高橋慶太氏が贈る新作

Annapurna Interactiveとuvulaは5月20日、『to a T』の体験版をPC(Steam)向けに配信。本作はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けにリリース予定の、3Dアドベンチャーゲームだ。

パブリッシャーのAnnapurna Interactiveとデベロッパーのuvulaは5月20日、『to a T』の体験版をPC(Steam)向けに配信した。本作はPS5向けには5月28日午後10時に、PC(Steam)/Xbox Series X|S向けには5月29日発売予定だ。なお本作は日本語に対応する。

『to a T』は、3Dアドベンチャーゲームだ。主人公は、ちょうど13歳のティーンエイジャーになった子供、ティーン。ティーンは身体がなぜかTの姿勢のまま固まっている。不便な身体と付き合いつつ学校へ行き、街の人と交流し、冒険する中で、主人公は「Tな自分」を受け入れていく。そしてある日、空から降ってきた謎の光に包まれた物体が海辺に落ちてきて、物語は大きく動き出す。

ゲームプレイはエピソード形式で展開。エピソードの中では、一輪車に乗ったり、リズムにあわせて体操の動きをこなしたりといったミニゲームが展開されていく。Tの身体は何かと不便なことも多いが、それを乗り越えつつ、日常生活を送っていく。

また街の中にはコインが散りばめられており、集めれば服を購入できる。髪型/髪色も変更できるので、プレイヤーの好きなようにティーンを着飾ることができる。そのほか、本編中に登場するかわいいモフモフ犬も、本作の特色の一つとして押し出されている。

本作を手がけるのは『塊魂』シリーズの生みの親、高橋慶太氏が率いるuvula。同氏は『塊魂』以外に、『のびのびBOY』や『Wattam(ワッタン)』なども手がけている。さらにクランク付き携帯型ゲーム機Playdate向けには『Crankin’s Time Travel Adventure』をリリース。同氏の過去作ではかわいげでポップなビジュアルやユニークな世界観に独特なゲームメカニクスなどを融合させた作風が人気を得ており、今回の『to a T』でもそうした持ち味は健在のようだ。

本作は2023年6月30日に正式に発表。今年2月25日には5月29日にリリースされることが明かされていた。配信中の無料体験版では、そんな『to a T』の第1章が先んじてプレイできるようになっている。セーブデータの進行状況は製品版に引き継がれるとのことで、興味のある人はダウンロードしてはいかがだろうか。

『to a T』はPC(Steam)/Xbox Series X|S向けに5月29日リリース予定。PS Storeの記載によると、PS5向けには5月28日午後10時に配信されるようだ。Steam向けには現在無料体験版が公開されている。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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