ターン制&アクションRPG『Clair Obscur: Expedition 33』、発売後約1日で売上50万本達成。“フランス発JRPG”が中国語圏・ヨーロッパでも人気を博す

Kepler Interactiveは4月25日、『Clair Obscur: Expedition 33』について50万本の売り上げを達成したと発表。発売後約1日での記録達成となり、中国語圏、ヨーロッパでの人気も目立っている。

パブリッシャーのKepler Interactiveは4月25日、『Clair Obscur: Expedition 33』について50万本の売り上げを達成したことを発表した。この記録は4月24日に発売されてから約1日で達成したものであり、高い人気がうかがえる売れ行きとなっている。

『Clair Obscur: Expedition 33』はターン制RPGだ。本作の舞台となる世界では、ペイントレスと呼ばれる存在が人々を脅かしていた。ペイントレスは年に1度目を覚まし呪いの数字をモノリスに刻む。描かれた年齢の人々は煙となって消えてしまう。そしてペイントレスの描く呪いの数字は年々小さな数に。犠牲者の数は積み上がっていた。「33」の数字が描かれる年、主人公たち第33遠征隊は死のサイクルを止めるため、ペイントレスを倒す旅に向かう。

本作は「JRPGを進化させた」と謳っている。ターン制のRPGながら、戦闘中にアクションがおこなえる点が特徴。具体的には回避やパリィ、フリーエイムなどが可能となっている。敵の攻撃をタイミング良く避けることで、ダメージを受けずに済むだけでなく反撃に転じることも可能だ。

そしてキャラクターにはビルド要素もあり、プレイスタイルに応じてパッシブスキルなどのビルドをカスタマイズ可能。自由度の高い育成システムも特徴となっている。

『Clair Obscur: Expedition 33』の開発を手がけるKepler Interactiveは、日本時間4月25日に本作が50万本の売上を達成したことを報告。リリース日が4月24日だったため、約1日での記録達成となるかたちだ。

本作はリリース直後より高い人気を博しており、SteamDBによればピーク時にはSteam同時接続プレイヤー数が7万1225人を記録。非常に多くのプレイヤーが本作を手に取った様子がうかがえる。評価の方も上々で、本稿執筆時点ではSteamユーザーレビューにて約6800件中94%が好評とする「非常に好評」ステータス。ターン制RPGとアクション要素が融合した戦闘体験のほか、フォトリアルで美麗なアートスタイルが好評を博している(関連記事)。

なおレビューの言語割合としては、Steam Scoutのデータを参照すると、英語が42.7%、簡体字中国語が27.8%を占めている。その次にフランス語が7%で3位につけている。本作を手がけるKepler Interactiveは、フランスが拠点。現地ファンの期待が色濃く表れたものと思われる。続いてロシア語、ドイツ語、スペイン語(スペイン)の順でレビューが寄せられている。イタリア語やポーランド語のレビューなども100件ほど投稿されているようで、欧州圏での注目の高さも目立っている。

今回、発売1日でさっそく50万本の売上を記録した『Clair Obscur: Expedition 33』。詳細は不明ながら「copies sold」と表現しているところを見るに、おそらくPC/Xbox Game Passでのプレイヤーを除外した値と思われる。サブスクリプションサービス向けにも提供されるなかで、高い注目度を誇っているようだ。また本作はJPRGの大ファンを自称するKepler Interactiveによって手がけられたというだけあり、世界各地のジャンルファンにも高く評価され、受け入れられたと思われる。なお先述の通り『Clair Obscur: Expedition 33』はまだ4月24日にリリースされたばかりのタイトルということもあり、これからの売上の伸びにも注目が集まるところだろう。

『Clair Obscur: Expedition 33』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。PC/Xbox Game Pass向けに提供されている。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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