“可処分時間に優しい”オンライン協力FPS『FBC: Firebreak』、6月17日リリースへ。人気作『CONTROL』の世界観で繰り広げられる異次元シューター
Remedy Entertainmentは4月25日、『FBC: Firebreak』を6月17日にリリースすると告知した。

Remedy Entertainment(以下、Remedy)は4月25日、『FBC: Firebreak』を6月17日にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|Sで、日本語表示に対応予定。発売初日にPS Plusエクストラ/プレミアムおよびPC/Xbox Game Pass向けにも提供される見込みだ。
本作は、Remedyが手がけ2019年にリリースした『CONTROL』の世界観をもとにする、協力プレイ型FPSだ。最大3人のオンライン協力プレイに対応する。本作の舞台となるのは、連邦捜査局(Federal Bureau of CONTROL・FBC)本部。本作のFBC本部は異世界から数年にわたる襲撃を受けているという。プレイヤーは恐れ知らずの精鋭部隊「Firebreak」として異常や怪物だらけの状況に飛び込み、事態の収拾を図るのだ。

本作では銃器だけにとどまらない多彩な武器のほか、さまざまなツールも存在するという。そうした武装のなかから選んで出動前にロードアウトを設定可能。フレンド、あるいはマッチングで出会ったプレイヤーと共に連携してミッションを攻略していくことになる。
今回、本作が6月17日に発売されることが発表された。Steamでは39.99ドルで販売予定とのことで、Steamの基準を踏まえると日本円で4800円前後になるかもしれない。また発売初日にPS Plusエクストラ/プレミアムおよびPC/Xbox Game Pass向けにも提供されるとのこと。いわゆるフルプライスよりも低めの価格設定、かつサブスクリプションサービスに向けた提供で、間口を広くする方針なのだろう。
本作には、「プレイヤーの時間を尊重する」という開発方針があるという(関連記事)。カットシーンや長いチュートリアルは存在せず、プレイ時間に関わらずフレンドのゲームにすぐさま合流できるようなゲームを目指しているそうだ。FOMO(Fear Of Missing Out)、つまり“置いてけぼりへの恐怖感”でプレイさせるような期間限定のコンテンツも用意されない見込み。また、毎日ログインさせるようなシステムはないそうで、いつプレイしてもすべてのアイテムを入手できるような仕組みを用意。子どものいるプレイヤーなど、可処分時間が限られているゲーマーも楽しめるようなゲームとなることが伝えられている。

これまでシングルプレイ向けのゲームを主体に開発してきたRemedyにとって、新たな挑戦となる『FBC: Firebreak』。業界でさまざまなオンラインゲームが展開されているなかで、「あまり時間をかけずに遊べる」ことを押し出す珍しい戦略がとられるかたちだ。発売後にどのように賑わいを見せるのか、注目したい。
なお発売日発表に際して、Remedy公式YouTubeチャンネルにて本作のゲームディレクターMike Kayatta氏と、コミュニティマネージャーのJulius Fondem氏によるライブ配信が実施。Kayatta氏の解説のもとで実際のプレイの模様も披露されているので、興味のある人はチェックしておくといいだろう。
『FBC: Firebreak』はPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに6月17日に発売予定。発売初日よりPS Plus エクストラ/プレミアムのゲームカタログおよびPC/Xbox Game Pass加入者向けにも提供予定だ。