『モンスターハンターワイルズ』闘技大会の不正続出を受け、「1万位入賞報酬」の条件変更。健全なランキングではなかったため
カプコンは4月15日、『モンスターハンターワイルズ』の闘技大会クエストのランキングへの各種対応を発表した。不正または不具合による明らかに異常なクリアタイムを除外する対応のほか、イベント報酬の配布条件変更などが告げられた。

カプコンは4月15日、『モンスターハンターワイルズ』の闘技大会クエストのランキングへの各種対応を発表した。不正または不具合による明らかに異常なクリアタイムを除外する対応のほか、イベント報酬の配布条件変更などが告げられた。
本作に向けては、4月4日に無料タイトルアップデート第1弾が配信された。追加モンスターとしてタマミツネが実装されるほか、ハンターランク50以上で下位クエストの最終ボスに繰り返し挑戦が可能に。またオンラインロビーとなる拠点「大集会所」が実装されるなど、さまざまな要素が追加される。大集会所では1人または2人で「闘技大会クエスト」に挑戦できるようになり、クリアタイムによるランキング機能なども実装されていた。

無料タイトルアップデート第1弾が配信された4月4日から、チャレンジクエスト「竜谷の跡地のドシャグマ」がさっそく配信されていた。ランクS取得や上位1万位への入賞によって限定チャームが入手できるということで、多くのプレイヤーがクリアタイムを競い合うことに。しかし配信からまもなくして、ランキングには不正と思しき明らかに異常なタイムが続々と出現。どこからが正規のタイムであるかが曖昧な状態となっており、ユーザーの間には困惑が広がっていた。
そんな中、カプコンは4月15日に対応方針を発表。調査の上で明らかな不正行為と判定した場合には、アカウント停止または利用制限をおこなうという。また、制限を受けた場合、以降クリアタイムはランキングに登録されなくなり、イベント報酬も受け取れなくなるとしている。今回のチャレンジクエストのランキング結果については、4月18日のクエスト配信終了後1~2週間程度の集計期間を経たのち確定するという。不正なクリアタイムを除外したランキングをもとに報酬を配布する方針が示された。
また、ランキングにおいて不正と思しきタイムが相次ぎ、ランキング上位1万位のボーダーが不明瞭な状況を受けて、健全なランキングが提供できていなかったと表明。イベント報酬の配布条件が変更となった。イベント参加賞報酬であったチャーム「挑戦者の証【闢獣】」に加えて、ランクS賞報酬であったチャーム「勇者の証【闢獣】」もイベント参加証報酬に。そしてレコードランキング1万位入賞報酬であったチャーム「覇者の証【闢獣】」がランクS賞報酬へと繰り下げられた。今後開催予定のイベント報酬の配布条件においても、1万位入賞報酬は廃止予定としている。今後のイベント報酬の配布条件については決まり次第発表されるようだ。

チャレンジクエスト「竜谷の跡地のドシャグマ」は4月18日8時59分までの配信となっており、締め切りを前に公式としての対応方針が示されたかたちだ。無料タイトルアップデート第1弾の追加要素として注目されていた闘技大会クエスト。限定報酬がかかっているということもあり、不正をおこなってランキング入賞を目指すプレイヤーが続出していたのかもしれない。今後の対策に期待したい。
『モンスターハンターワイルズ』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。