『モンスターハンターワイルズ』“魚が逃げる”アプデ後の魚捕り金策、むしろ効率アップした可能性。逃げ方がやさしい

カプコンは3月10日、『モンスターハンターワイルズ』に向けて最新アップデートVer.1.000.05.00を配信開始。効率ダウンが懸念されていた“魚捕り金策”が、むしろ素早くできるようになったのではないか、との見解が寄せられている。

カプコンは3月10日、『モンスターハンターワイルズ』に向けて最新アップデートVer.1.000.05.00を配信開始。同アップデートでは魚に捕獲用ネットを放ったときに周囲の魚が釣り場から退場しない不具合など、さまざまな修正がおこなわれた。同アップデートにて効率が下がると懸念されていた“魚捕り金策”が、むしろ素早くできるようになったのではないか、との見解が寄せられている。

本作は、ハンティングアクションゲーム『モンスターハンター』シリーズの最新作だ。舞台となるのは、ギルドが調査したことのない未踏の領域「禁足地」。刻一刻とダイナミックにその姿を変貌させるフィールドを舞台に、モンスターが群れて争う過酷な環境と、生命が溢れる豊かな環境という二面性をもつ世界での物語が描かれる。フィールド上ではさまざまな探索をおこなうことが可能で、捕獲用ネットで環境生物を捕まえたり、釣りをしたりといった要素も続投している。

先日3月7日には、そんな本作のアップデートVer.1.000.05.00の内容が告知。さまざまな修正が紹介されるなかで「魚に対して捕獲用ネットを放ったとき、周囲の魚が釣り場から退場しない不具合」の修正には注目が集まっていた。一部ユーザー間で、いわゆる“金策”に関わる要素の修正とみなされたためだ。

本作でも魚は釣るだけでなく、捕獲用ネットで捕まえることが可能。釣りのミニゲームをスキップしつつ、即座に魚を捕ってギルドポイントや素材を得ることができる。そしてアップデート前は捕獲用ネットを放っても魚が逃げなかったため、ネットが届くかぎり釣り場にいる魚を捕り放題だったわけだ。

そしてアップデート以前には、捕獲用ネットで素早く黄金魚や白金魚を捕まえる金策もユーザー間で広まっていた。黄金魚と白金魚はいずれも捕獲時に高めのギルドポイントを得られるだけでなく、入手できる素材の売価も高額。効率性から、捕獲用ネットで次々と捕まえる手法が一部ユーザー間で金策として紹介される様子がみられた。そのため今回のアップデートの内容が告知されると、この金策が“封印”されるのではないかといった懸念も広まっていた。

一方で3月10日に実際にアップデートが配信された後には“捕獲用ネット漁法”による金策で「むしろ時短できるようになったのではないか」との見方も複数のユーザーから投じられている。というのも、パッチノートどおり捕獲用ネットを使用すると周りの魚が一斉に逃げて退場するようになったものの、基本的に散らばって逃げることはない。つまり逃げる方向さえ見極めれば、これまで何度も捕獲用ネットを放って捕まる必要があった魚たちを一網打尽にすることも可能になった。逃げられるため安定感は欠けるものの、効率が下がったとは一概にはいえない調整となったようだ。

ちなみに捕獲用ネットで魚を捕れる仕組みについては『モンスターハンター:ワールド』(以下、ワールド)においても存在。そして同作でも捕獲用ネットを使うと、釣り場の魚が逃げていく仕様になっていた。ただし『ワールド』においては逃走する魚がかなり高速。一度逃げ始めると捕獲用ネットで捕まえるのは困難であった。対して『ワイルズ』では同作よりも逃げる魚の速さが緩和されており、格段に捕まえやすい。このことも一網打尽にしやすくなった理由といえるだろう。

当初不具合によって捕獲用ネットに魚が動じなかった『ワイルズ』。アップデートにより『ワールド』と同様、魚が逃げる仕様が実装されたかたちだ。ただ当初懸念されていたほど、禁足地の魚は逃げ上手ではなかった様子。逃げる魚をまとめて狙い、さらなる効率化を求めるのもいいかもしれない。ギルドポイントやお金に困っている場合は、引き続きコツコツと漁業に励んでみるのも一手だろう。

モンスターハンターワイルズ』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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