『サイレントヒル2』リメイクのBloober Team、「コナミIPの新作ゲームプロジェクト」始動。リメイク大成功で“次のチャンス”を勝ち取る
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Bloober Teamは2月25日、コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)とのパートナーシップを継続し、新たな共同プロジェクトの契約を締結したことを発表した。コナミのIPをベースとする新作ゲームになるという。
Bloober Teamは、ポーランドに拠点を置くスタジオだ。『Layers of Fear』シリーズなど、近年ではさまざまなホラーゲームを手がけていることで知られる。直近ではコナミとのパートナーシップを結び、『SILENT HILL 2(サイレントヒル2)』リメイク版の開発を担当。同作は高い評価を獲得しており、先月には全世界累計出荷本数が200万本を突破したことも伝えられた。
今回Bloober Teamはコナミとのパートナーシップを継続し、新しい共同プロジェクトの契約を締結したことを発表した。コナミがIPをもつ作品をベースとする新作ゲーム(new game based on KONAMI’s IP)を手がけるという。『SILENT HILL 2』の成功によって築かれた信頼が、新たな共同プロジェクトの契約の礎になったとのこと。
なおBloober Teamは現在2025年内の発売を目指して、オリジナルの新作『Cronos: The New Dawn(クロノス:新たなる夜明け)』を開発中(関連記事)。一方で同スタジオには社内開発部門を拡大する戦略的方針もあるそうで、コナミとの新たな共同プロジェクトの開発は並行して進められていくようだ。
新たな共同プロジェクトがコナミのどのIPをベースとしているのかは現時点で不明。とはいえホラーゲームの名手Bloober Teamが手がけるということで、『SILENT HILL』シリーズの新作あるいは新たなリメイクとなる可能性もあるだろう。今後の発表にも注目したい。
ちなみに『SILENT HILL』シリーズでは現在、1960年代の日本が舞台の新作『SILENT HILL f』をNeoBards Entertainmentが、謎に包まれた新作『SILENT HILL: Townfall』をNo Codeが開発中(関連記事1、関連記事2)。両作の続報も含め、シリーズの新展開が引き続き期待される。