『メタルギア ソリッド デルタ』では「ピポサル」復活、しかしXbox版には“代役”登場か。大人の事情か「ボンバーマン」に
![](https://automaton-media.com/wp-content/uploads/2025/02/mgs-delta-20250213-328248-header.jpg)
コナミデジタルエンタテインメントは2月13日、『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER(メタルギア ソリッド デルタ: スネークイーター)』を8月28日に発売すると発表した。公開されたトレイラーを見るに、PC(Steam)/PS5版とXbox Series X|S版では一部“コラボ要素”に違いがあるようだ。
『METAL GEAR SOLID Δ』は、コナミにより2004年にPS2向けに発売された『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER』(以下、MGS3)のリメイク作品だ。本作では東西冷戦の時代を舞台に、新型兵器の破壊と重要人物の抹殺司令を受けた「ネイキッド・スネーク」の戦いが描かれる。自然多きロケーションでのステルスアクションや、動物や植物を手に入れて食すシステムなどが特徴。またオリジナル版では重厚なストーリーも評価を受けていた。
『METAL GEAR SOLID Δ』においてもオリジナル版のストーリーやゲームデザインを忠実に再現しつつ、現代の最新グラフィックに進化させた作品を目指しているという。ゲームエンジンにはUnreal Engine 5が採用されており、世界の隅々まで作り直されているようだ。またスネークの体や服装に傷跡が残るシステムなど、没入感を高める新たな表現も盛り込まれる。
今回、本作が5月28日に発売されることが発表。あわせて、PC(Steam)/PS5版とXbox Series X|S版の2種類の新たなトレイラーが公開された。各トレイラーの内容はほぼ同じ。しかし最後のシーンに違いが見られる。
PC(Steam)/PS5版のトレイラーでは最後に『サルゲッチュ』シリーズのピポサルが登場。というのもオリジナル版では『サルゲッチュ』シリーズとのコラボとして、「猿蛇合戦(Snake vs. Monkey)」というミニゲームが収録されていた。“スネーク”を操作して、ステージ内のピポサルを捕獲していくという内容。導入部にはボイス付きの会話が用意されていたり、スネークの「ゲッチュ!」というかけ声を聞けたり、コラボならではの工夫が凝らされていたりと見どころの多いミニゲームであった。
とはいえ権利関係からか、「猿蛇合戦」は「HDエディション」や「MASTER COLLECTION」といったリマスター移植版の『MGS3』では収録されてこなかった。今回のリメイク版ではビジュアルがアップデートされ、「猿蛇合戦」も復活を果たすという。
一方で、Xbox Series X|S版のトレイラーではピポサルの登場シーンがなく、代わりに「ボンバーマン」が登場することが示唆されている。『サルゲッチュ』といえば、ソニー・コンピュータエンタテインメント傘下に存在したJAPANスタジオが開発を担当していた作品。権利はソニー・インタラクティブエンタテインメントにあり、PSの競合ハードであるXbox版には登場させられなかったようだ。とはいえトレイラーを見るに、代わりに「ボンバーマン」が登場する新規ミニゲームが収録されるとみられる。同等の内容となるのか、ボイスなどがどのような仕様となるのかも注目されるところだろう。
『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER(メタルギア ソリッド デルタ: スネークイーター)』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに8月28日に発売予定だ。