デッキ構築型ローグライトRPG『Across the Obelisk』に「史上最大級」無料アプデ配信。最大4人マルチ対応のパーティーカードバトルに、新ゲームモードや追加カードなどいろいろ追加

パブリッシャーのParadox Arcは1月21日、Dreamsite Gamesが手がける『Across the Obelisk』に向けて無料大型アップデートを配信した。本作史上最大と謳われている同アプデでは新たなゲームモードが実装されたほか、新カードが追加されるなどさまざまな要素が追加・調整されている。

『Across the Obelisk』はデッキ構築要素のあるローグライトRPGだ。対応プラットフォームはPC（Steam）/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|Sで、ゲーム内は日本語表示に対応。ソロプレイおよび最大4人での協力プレイに対応している。本作ではプレイヤーは、さまざまなヒーローから4人パーティーを編成。カードを使って敵と戦い、マップを攻略していく。

本作には防御力が高いウォーリアーや回復が得意なヒーラーなど、さまざまなクラスのヒーローが存在。それぞれのキャラがデッキを保有しているため、4人分のデッキを構築しつつ戦闘をこなしていくことになる。戦いに敗れると町からやり直しとなるが、ヒーローはレベルアップさせ永続的に強化することが可能。また新たなカードのアンロックや拠点のアップグレードなど、恒久的な強化要素が複数用意されている。繰り返しプレイして少しずつパーティーを強化し、マップの踏破を目指すのだ。

ゲームモードは複数用意されており、アドベンチャーモードやオベリスクチャレンジなどが存在。アドベンチャーモードにはストーリーが用意され、マップで起こるイベントなどがある程度固定されている。プレイヤーはさらわれたセネンシア王国の王女を助けるため、裏切り者のハンシェク卿の軍勢と戦うことになる。一方のオベリスクチャレンジではよりランダム性が強く、自動生成されるイベントを楽しむことができる。

本作は2021年4月より早期アクセス配信が開始され、2022年8月に正式リリースされた作品だ。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約9500件中82％が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。レビュー内容では本作の基本的なゲームプレイを『Slay the Spire』になぞらえつつ、アンロック要素が豊富なところや、4人分のデッキで戦う戦略性などを評価する声が見られる。

そんな『Across the Obelisk』に向けて1月21日、バージョン1.5となる無料大型アップデートが配信された。本作史上最大規模と謳われている本アプデでは、まず新たなゲームモード「Singularity」が実装されている。Singularityはアドベンチャーモードをベースに、ゲームルールが変更されたモードだ。同モードでは同じカードを一枚しかデッキに入れられなくなっており、あわせて初期デッキも変更。代わりにカードをアップグレードしやすくなるなど、ゲームバランスが調整されている。

さらにいわゆるアセンションにあたる、マッドネスレベルの最大値の引き上げが実施。最大難度がマッドネス18とされた。また特殊ルールオプションとしてEqualizerが導入。Equalizerをオンにすると戦闘終了後の評価が無効化され、勝利ターン数にかかわらず報酬の質が一定化される。同オプションをオンにすることで、より防御的なビルドでも戦いやすくなるそうだ。このほかにも同アプデでは新たなカードやアイテムが追加されているほか、広範なカードの性能の調整などもおこなわれている。変更は多岐に渡るため、詳細は公式パッチノート（英語）を参照してほしい。

ちなみに無料大型アップデートにあわせて、複数のDLCの配信も開始されている。「Shores of Sahti」は海賊をテーマとしたDLCとなっており、導入すると新たなマップや敵、ペットやアイテムなどが追加される。また「Sigrun, the Valkyrie」と「Bernard, the Alchemist」では、それぞれ該当の新ヒーローが登場。まとめて買えるコレクションも用意されているため、興味のある方はチェックしてみるとよいだろう。

『Across the Obelisk』はPC（Steam）/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。また現在一部ストアではセールが実施されており、Steamでは1月29日まで定価の50％オフとなる税込1345円で購入可能だ。