ローグライクデッキ構築ポーカー『Balatro』は「昨年12月が過去最高に売れた」とする調査結果が報告される。いろいろあり、昨年末にめちゃくちゃ注目を集めた
人気を誇るローグライクデッキ構築ポーカーゲーム『Balatro』について、2024年12月に月ごとの売上における最高額を達成していたとする第三者報告があげられている。
『Balatro』はトランプのポーカーを題材にしたデッキ構築型ローグライクゲームだ。開発はLocalThunk氏が手がけている。本作ではデッキからカードを8枚引き、そこから最大5枚選択してポーカーの役を作る。役やカードの種類によってスコアを得られ、規定ラウンド数以内でステージクリアに必要なスコアを稼ぐこととなる。
本作は昨年開催された「The Game Awards 2024」(以下、TGA2024)にて「Best Debut Indie Game」をはじめとした計3部門で受賞(関連記事)。2024年12月13日からは、『ショベルナイト』『Cult of the Lamb』をはじめとした各タイトルとのコラボカードが実装される、無料アップデート「Friends of Jimbo (Pack 3)」が配信された。
そんな本作について、2024年12月に月間の最高売り上げを達成していたとの報告が寄せられている。ゲームの非公式統計サイトPlayTrackerが1月10日に発表した集計結果によれば、『Balatro』を購入したプレイヤー全体のうち、実に22.9%が2024年の12月に購入していたのだという。リリースされた月である2024年2月に購入したプレイヤーは全体の16.7%となっており、発売10か月後に大きく売り上げを伸ばしたかたち。
この売上上昇については、先述のTGA2024でのノミネート・受賞や、無料アップデート「Friends of Jimbo (Pack 3)」が理由として考えられるだろう。また各種アワードの受賞については、TGA2024だけでなく、「The Indie Game Awards」などのさまざまなアワード/部門でも受賞しており、広く人々の関心が集まった可能性もありそうだ。
なお、「『Balatro』の全プレイヤーのうち22.9%が2024年に購入している」とする先述のデータについては、PlayTrackerのユーザー2万人がサンプルとなっている。プラットフォームについては明示されていないものの、同サイトが対応するSteam/Xbox/PSといったプラットフォームが含まれるとみられる。またSteamDBにおいても、本作は11月中旬より同時接続プレイヤー数が増加傾向。12月末にはピーク時で4万3000人ほどを記録し、発売以来過去最高の盛り上がりを見せており、非常に注目されていたことに間違いはないだろう。
ちなみに本作について開発者のLocalThunk氏は、今後もアップデートを続けていく意向を示している(関連記事)。こちらの詳細はいまだ明かされていないものの、ゲームプレイに変化をもたらすアイデアの実装を考えているといい、本作の盛り上がりはまだ続いていきそうだ。
『Balatro』はPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Android/iOS向けにダウンロード版が現在配信中。Nintendo Switch/PS5向けにはパッケージ版も販売されている。