『モンスターハンターライズ』を雰囲気でプレイするのやめたい。『Satisfactory』で1日かけて生産ライン構築。『Dogworld』は良作。今週のゲーミング

 

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。280回目です。現在AUTOMATONでは読者アンケート実施中。来週9日に締め切る予定です。ふるってご応募ください。


Apple Arcade、急に勢い出てきた

今週は『CLAP HANZ GOLF』をプレイ。『みんなのGOLF』シリーズ開発元のオリジナル作品ですが、雰囲気は同シリーズに近く馴染みのある感じ。特徴的なのは、チームを編成して1ホール1キャラずつプレイするシステムで、キャラの特性を活かすかたちで各ホールに割り当てられる。ゲームプレイはそう変わらないものの、新キャラのアンロックや成長・カスタマイズ要素を含め、よりキャラを中心にして楽しめる仕組みだといえます。

操作は『みんGOL』のような目押しはなく、下にスワイプしてパワーを決め、上にフリックしてショット。フリックが左右にぶれると球筋もぶれるのですが、ぴったり真っ直ぐ操作するのは意外に難しく、特にパッティングが厳しい。この辺りも、キャラを成長させてカバーしていくことになるようです。ちなみに、Apple Arcadeでは本作を含め32タイトルが一挙追加されています。ほかの新作もチェックせねば。
by. Taijiro Yamanaka


Dogworld

今週は、犬と一緒に世界を救う2Dアクションゲーム『Dogworld』を遊んでいました。地上が危険になり、人類が地下で暮らすようになって幾星霜。人類はAIの管理の元、ポッドの中で安全な日々を送っていました。しかし、主人公はアクシデントによりポッドごと地上へ。知性のある犬たちと出会った主人公は、突然変異を遂げた動物たちの暮らす地上を探索することになります。

本作は、数種類の銃火器、ジャンプ、無敵つきのダッシュを使って戦う戦闘メインの2Dアクションゲームです。フィールドの探索中には、巨大化したハチやスライムのようなイヌなど、自由な進化を遂げた敵が登場。ショットガン、ライフル、ミサイルランチャーなど、敵や状況にあわせて武器を切り替えつつ、戦いを展開していきます。また、本作にはボス戦が多数用意されています。序盤こそ、多めに設定された体力により難易度は低めに感じられたものの、次第に攻撃が苛烈に。ダッシュの無敵時間が長めで、レスポンスの良さもあり信頼できるのですが、それだけでは対応しきれない攻撃も多く、かなり攻略しがいのあるバトルが待ち受けていました。戦闘が激しいため、犬目当てプレイすると後悔するかもしれませんが、BGMもグラフィックも含め、しっかり仕上げられた良作でした。
by. Keiichi Yokoyama


エコなど知らぬ

3D工場建設シム『Satisfactory』で、ずっと自分の工場を拡張しています。先々週のNow Gamingでも少し書かせていただきましたが、そこから工場勤務の沼にハマり、気がつけば締切を過ぎていたため先週は何も書けませんでした。ゲームをしているとゲームの文章が書けない。ジレンマですね。

苦しんでいた電力周りは、原油関係の代替レシピ取得によって劇的に改善しました。代替レシピとは、通常レシピと違った工程で成果物を製造することができるレシピです。通常よりも原料消費が少なかったり生産速度が速かったりといったメリットがあり、マップに点在している「ハードドライブ」を分析することでランダムに獲得できます。ランダムとはつまり、欲しいものがあったら出るまで“リセマラ”しなければならないということ。面倒で後回しにしていたのですが、いろいろ調べたところやはり効率が桁違いらしく……発電ラインの改善に必要なレシピを得るために重い腰を上げることに。数時間かけてレシピを揃え、1日がかりで生産ラインを構築。原油抽出機1台分の原油から148台(およそ20000MW分)の燃料発電機が稼働する夢のラインが完成しました。とはいえ、現時点の総消費電力は2500MW程度。フル稼働させる意味もないので、発電機は必要に応じて増設していきます。今後しばらくは電力を気にせずいられそう。ラインもきれいに組めて満足です。
by. Aki Nogishi


雰囲気で狩りをするな

『モンスターハンターライズ』をプレイしています。ようやく今作でシリーズにハマることができ、その後もプレイを続け中。最近わかったことがあり、やっぱりこのゲームを遊ぶには勉強がいるということです。最初はハンマーを使っていたのですが、斬撃系の武器を追い求めてスラッシュアックスにスイッチ。ノリと雰囲気だけで振り回してても十分楽しいのですが、ちょっと仕様を勉強してみたところ、世界が変わりました。ゲージの仕組みを理解し、斧と剣の使い分けの心得を学ぶと面白さマシマシ。零距離属性解放突きフィニッシュの爽快感がたまりません。討伐の安定感が大きく変わりました。

最近ではチュートリアルが充実している作品が多い中、今作は武器に関して手取り足取り教えるガイドはほぼなし。ハンターノートを見て、訓練所で慣れてくれ、という感じでしょうか。基本の立ち回りはそもそも知っていることが前提にされていたり、各自調べてくれという温度感なのでしょうね。なので、おそらく自主勉強しなければそれらもあまり知る機会がないのかなと。この突き放しに逆に燃えてしまい、土日は各武器の特性の勉強と実践に費やしました。ただ、そのかわり一度勉強すればある程度他作品でも知識は流用できそうという印象。基本システムや操作には慣れましたが、わからないことだらけの『モンハン』。ハマってもなお、プレイハードルの高さとゲームとしての奥深さに圧倒されています。
by. Ayuo Kawase