
基本プレイ無料RPG『セブンナイツRe:BIRTH』は「かける労力に対する見返り」がでかい。あと「太もも」もでかい
本稿では『セブンナイツRe:BIRTH』におけるゲームプレイの魅力と、「健やかで柔らかな存在」を紹介する。

Netmarble(ネットマーブル)より2025年に配信予定のスマートフォン向けRPG『セブンナイツ Re:BIRTH』。すでに5月には韓国で先行リリースされており、好評を博している。
本作は、2016年にリリースされた『セブンナイツ』のリメイク作にあたる。基本的な世界設定、ストーリー、キャラクター、バトルシステムなどを踏襲しつつ、現代的な要素を多く取り入れているとのこと。
うーん……「現代的な要素」と言われても、どういうことなのかいまいち想像がつかないが……ひと目でわかるような何かがあれば……

……ん!?

現代的な太ももをしている!
ある程度デフォルメされた3Dモデリングながら、先行き不安な社会のニーズに即した健康的な肉付きのヒロインがいる!かわいい!なんて現代的なんだ!

もちろん、それだけが魅力ではない。
しばらく遊んでみてわかったが、『セブンナイツ Re:BIRTH』はいわゆる「放置系RPG」の要素を兼ね備えた王道なRPGとして高い完成度を誇っている。プレイヤーがかけるべき手間暇、つまりコストのわりに、得られる爽快感や喜び、すなわちリターンが大きい。その意味で、コストパフォーマンスがとてもよいゲームだと言える。
実際にプレイしながら、どのあたりが楽しいのかを紹介していくぞ!
ペンダントから始まる、剣と魔法の正統派ファンタジーRPG

「放置系RPG」と言うとストーリーは簡素なイメージがあるが、本作は大人気を誇った『セブンナイツ』のリメイク作ということもあり、れっきとした正統派ファンタジーRPGである。
祖父が遺言とともに遺したペンダントの持ち主を探す剣士の少年エバンと、その友人である魔法使いの少女カリン。ふたりは旅を始めた矢先、モンスターに襲われている人物を発見する。それが主人公(プレイヤー)だ。

プレイヤーは、軍師のように指揮や判断を行っていく立場として、彼らの旅に同行することを決める。自分を助けてくれたエバンとカリンに恩返ししつつ、失った自らの記憶を取り戻すために。
ペンダントから始まり広がっていく、少年少女の旅路。その過程で出会う新たな仲間、対峙するモンスター。そして、「セブンナイツ」と呼ばれる、世界を守護する七人の英雄との運命の交差――
あまりにも王道!王道すぎて気持ちいいほど、剣と魔法の正統派ファンタジー!

ストーリーは壮大で、さまざまな勢力や種族が出てくるし登場人物の総数も多い。
が、旅の目的はつねに明確だし、ひとつひとつのエピソードはコンパクトにまとまっているし、難しい言葉が一気に出てくることもないので、スラスラ読める。
これはおそらく、元があったうえでのリメイク作である、という点の恩恵が大きそうだ。もともとよいベースがあり、それを時代に合わせてテンポよくわかりやすく楽しめるよう改良してあるのを感じる。
RPGにおいて、ストーリーは重要だ。すんなり没入して物語を楽しめるというのは、それだけで価値が高い。

また、「キャラ図鑑」などの設定資料関連が非常に充実しているのも特徴。キャラ図鑑、ペット図鑑、装備図鑑などがあり、項目数は全部でなんと1,000を軽く超える。
基本的にはメインストーリーを普通に追いかけているだけで話はすべて理解できるのだが、たとえば好きなキャラができて「もっと深く知りたい!」と思ったときにも、ここで細かく調べられる。

たとえば、序盤で出会う「セブンナイツ」のひとり、ルディのプロフィール。
誕生日や年齢、身長・体重などがわかるほか、「好きなもの」「嫌いなもの」が異常に細かいのがおもしろい。牛乳は好きだがヨーグルトは嫌いらしい。混沌が嫌いなので混ぜて作る発酵製品はダメなのだろうか?
そして真っ先に挙がる「好きなもの:エバン」の圧が強い。セブンナイツは使命も重いが愛も重い。
また、キャラ個別のエピソードや、親交を深める会話イベントも用意されている。

結果、壮大なストーリーながら、登場人物ひとりひとりの掘り下げ方が尋常でないことになっている。
スッと入りやすく、それでいて深い。現代的に作り直しつつ、リメイク元のよさはしっかり生きていることがわかる。
戦闘準備を整え、オートプレイでサクサク連戦!

本作の戦闘は、5人でパーティーを組んで戦うターン制バトル。「陣形」の概念があり、陣形ごとに前衛と後衛の人数が異なる。
もちろん手動で指示を出して戦うこともできるが、おすすめは極めて優秀な「オートプレイ」機能。優先的に使用するスキルを指定できる「スキル予約」機能と併用すれば、ほぼすべて思い通りに動いてくれる。
さらに、戦闘勝利後、自動的に次の戦闘(ステージ)に進むかどうかも指定できるので、これをONにしておけば、まったく操作せずに攻略をどんどん進められる。なんてラクなんだ!

ただし、システム的にラクだからと言って、戦闘難度までラクなわけではない。特にボス戦はちゃんと難しい。
適当な力押しではわりと早く限界が来るので、オートプレイでサクサク進めながらも、ボス戦に向けてメンバーやスキルについて把握したり、陣形のしくみを理解したりしていくことが必要となる。
そんな本作の戦闘の特徴のひとつに、「陣形にもレベルがある」という点がある。

この通り。陣形は全部で4種類あるのだが、それぞれにレベルがあり、強化ができる。
陣形の基本ルールは、「前衛は敵の攻撃を受けやすいが防御力にプラス補正を得られ、後衛は敵の攻撃を受けにくく攻撃力にプラス補正を得られる」というもの。わりと直感的でわかりやすい。
陣形によって得られるステータス補正は意外と大きく、パーティー全体に作用するので、場合によってはキャラ育成より重要。陣形さえ育てておけば低レベル・低レアリティのキャラもある程度活躍させやすいし、行き詰まったときに陣形を変えるだけで解決することもある。
実際、今回プレイしていて行き詰まったボス戦があったのだが、「敵の攻撃が苛烈だから基本型じゃなくて防御型にしてみよう」と考えて陣形を防御型に変更し、陣形レベルもある程度上げて再挑戦したらあっさり倒せたことがあった。知恵と工夫で難所を突破できるのは快感!
なお、戦闘で敗北することによるペナルティはないので、このあたりのトライ&エラーは気軽にできる。
基本は汎用的な編成でオートプレイを設定してサクサク進め、要所要所は対ボスを想定した編成に直して乗り越えていくのがよいだろう。
ラクできるところはラクにしつつ、それでいて攻略の手応えはあるように。メリハリがついていて、とても遊びやすい。
ログアウト中も育成!ガチャを引きながら戦闘!超充実のレベリング機能

本作はゲーム内で「レベリングガイド」が用意されているくらい、レベリング、要は「育成」の楽しさが魅力のゲームである。
育成すればもちろんキャラが強くなるし、育成状況に応じてさまざまなアイテムやいわゆる「石」にあたるルビーなど、多くの報酬が得られるしくみもある。オートプレイをずっと回しておきたくなるタイプのゲームだ。
しかし、スマートフォンゲームである以上、バッテリーの問題もあるし、ほかのアプリも触りたいしで、さすがにずっと本作を起動し続けるわけにはいかない……
そこで用意されているのが、いちど設定すればゲームアプリを終了したり、ゲーム内で他のことをしていたりしても戦闘を続けてくれる「繰り返し戦闘」機能である。

これが、繰り返し戦闘の設定画面。
いろいろ項目があり複雑に見えるが、基本的にはすぐスタートしてOK。まずはそのままでもいいように作ってあって、慣れてきた人のために細かい設定項目もいろいろ用意していますよ、という感じだ。
さすが長く続いてきたシリーズのリメイク作と言うべきか、かなり洗練されているし、かゆいところに手が届いている。
たとえば、「これはすごい!」と思ったものに、「キャラ自動交代」設定がある。

こんな感じ。
「最大レベルに到達したキャラを自動交代」という項目があり、これをONにすると、繰り返し戦闘中にレベルMAXに達した仲間は自動的に控えに下がり、かわりにレベルMAXでない仲間が戦闘に出るようになる。出る優先順位も「高ランクから交代」など指定できる。
超便利!繰り返し戦闘っぽいシステムを搭載したRPGはほかにもしばしばあるが、ここまで細かく、しかも有用な設定ができるのはほぼ見たことがない!
そして、前述の通り、繰り返し戦闘はひとたびスタートすれば、設定した条件に到達するまで自動的に続く。ログアウト、つまりアプリを終了しても続くし、起動中なら繰り返し戦闘を継続させながらほかの操作をすることもできる。

繰り返し戦闘中は画面右下に「最小化」ボタンが出ており、これをタップすると戦闘画面を最小化して街に行くことができる。依頼の報酬を受け取ったり、召喚(ガチャ)を引いたり、バッグの整理や装備の強化をしたりと、だいたいなんでもできる。ちなみにその間も「12/30」のような形で、繰り返し戦闘が全何回のいま何回まで進んだかは画面端に表示されている。
なんて効率的なんだ!「レベル上げってちょっと作業的で面倒だから、ほかと並行してできるとありがたいよね。でも稼ぎを繰り返して数字が上がっていくのは楽しいから、それは見たいよね」というRPG好きの複雑なニーズを完璧に理解してくれている!時間を有効活用しつつ、おいしいところはちゃんと味わえる感じが気持ちいい!
仕事や学業が大変だったり、他のゲームと掛け持ちしたり、何かと忙しい現代人も安心のシステム!
3Dで躍動する戦闘アニメ&ボイス

リメイク元である『セブンナイツ』は2Dグラフィックでキャラクターが描かれていたが、本作はほぼすべてが3Dグラフィック。奥行きのあるフィールド上を、味方も敵も派手に動き回る。
テンポがよく、アニメーションとボイスが豊富な、にぎやかな戦闘。オートプレイ中は画面を見る必要はないのだが、躍動感が楽しいので見たくなる。

スキル使用時にはカットインが入る。もちろん専用ボイスつき。
キャラひとりにつきスキルは複数あるので、演出をひと通り見ていくのも楽しい。

また、声優陣も非常に豪華。
筆者は声優に疎いほうである自覚があるのだが、それでも「あ、この声は聴いたことある!」というキャラクターボイスのオンパレードだった。
図鑑では未入手キャラも含めてほぼ全キャラの声優が確認できるので、これを見ながら進めるのも一興。
ちなみに、「かわいいモンスターが多い」ことも、つい戦闘を見てしまう理由のひとつ。

見てくれ!この「大きな雨粒プーキー」のでっかくて柔らかくてずんぐりむっくりで、転んだら起き上がれなさそうなキュートボディを!
当然、モンスターたちにもスキルがあり、固有のモーションがある。
前述の通り、繰り返し戦闘の実行中は他のことをやっていていいのだが、実際にプレイするとなんだかんだ「いまどんな感じかな」と見に行って、「お、やってるやってる」となり、そのままなんとなく眺めてしまうことが多い。
この「なんとなく見ているだけでも楽しい」というのも、本作のいいところのひとつ。ライトにゲームを楽しみたいユーザーも多い時代に適応している。
健やかで柔らかなかわいい存在たち
さきほどの「大きな雨粒プーキー」だけじゃない!
本作には、健やかで柔らかな、むちむち感やぷにぷに感があるかわいい存在がたくさんいるぞ!

まず、ヒロインのカリンからして、このむちむち感である。
デフォルメが入った5頭身ほどの3Dグラフィックでありながら、柔らかそうで、しっかりと出るところは出て、太くあるべき部位は太くなっている。太くあるべき部位とはもちろん太もものことである。世は大太もも時代である。

3Dモデルなので、グリグリ回して細部を確認できる。
すばらしい。3Dだからこそわかる厚みのある太もも、すばらしい。むちむちだ。むちむちすぎて腰が3つあるのかと思った。

こちらは、永遠の復讐者レイ。エルフ族の忍者だ。
エルフと言えば一般的には細身のイメージだが、レイは太ももで暗殺ができそうなほどの肉体を誇る。

見よ!忍者としての過酷な修行の結果、こんなにも盛り上がった大腿直筋を!
ひとりひとりの3Dモデルが細かく作り込まれており、体型が全員違うのは本作のすごいところだ。

こちらは、光の魔法使いアリエル。ウサギの獣人。
浮遊魔法でつねにフワフワ浮いており、帽子やスカートもひらひら揺れているのだが……

大丈夫かアリエル!?
いや、厚めのタイツだから本人的にはセーフなのだと思うが、それにしても大丈夫か!?その丈のスカート、もはや意味はないのでは!?お尻が健康的にぷるんぷるん揺れているが大丈夫なのか!?

郵便配達員のメイ。
明るく元気で、つねにしっぽがゆらゆらしていてかわいい。
しっぽを確認しようと、背中側を見ると……

いいのかそれは!?むちむちの太ももとお尻が丸見えだがいいのか!?
ちなみに、多くは語らないが、メイのタイツはやや透け感があるものになっており、ちゃんと「見える」。かなり作り込まれており、必見だ。ぜひ「これはしっぽを見ているだけだから」と言い訳しながら凝視しよう。
さらに、本作の仲間キャラの特徴として、「動物系・モンスター系もたくさんいる」というのが挙げられる。
彼らのなかにも、健やかで柔らかなかわいい存在がたくさん!

たとえば、ポンというレッサーパンダ。
勇敢な目つきと、もふもふもちもちした身体のギャップがかわいい!
レアリティは高くないが物理攻撃力と攻撃スキルは目を見張るものがあり、アタッカーとしてしっかり活躍してくれる。

個人的イチオシ、スライムキングのペペ。
大きくてまんまるぽよぽよ!かわいい!それでいて意外と身軽らしく、いつもぴょこぴょこ跳ねている。動けるぷにぷにキングだ。

ほかにも、冒険を彩るさまざまなかわいいキャラがたくさん登場する。
筆者がどうしても健やかで柔らかなかわいい存在たちを好きすぎて、やや偏った紹介になってしまったが、それ以外にも多種多様なキャラがいるので安心してほしい。オートプレイ&繰り返し戦闘で報酬を稼いで、召喚(ガチャ)で好みの仲間を増やしまくろう!
ここまで「王道」と「快適」を両立したタイトルは他にそうそうない!正統派+放置系ファンタジーRPGの決定版

本作は、リメイク元である『セブンナイツ』のよさを継承しつつ、話の読みやすさと理解しやすさ、テンポのよさ、手間や時間に対するプレイ効率のよさ、キャラクターのかわいさなど、さまざまな面を「現代的」にブラッシュアップしたRPGである。
特に、ここまで骨太な王道ストーリーを、ここまで快適なシステムで楽しめるという「王道」と「快適」の両立においては、比肩できるタイトルは他にそうそうないだろうと感じた。
ちなみに、『セブンナイツ』シリーズは過去に多くの作品が出ているが、本作はその1作目のリメイクということもあり、予備知識はまったく必要ない。筆者は同シリーズに明るくないが、充分に楽しみながらプレイできている。
RPG好きなら誰にでもおすすめだが、特に、王道ファンタジーが好きな人や、コツコツ育成して数字が増えていくさまを見るのが好きな人、あるいは戦略や作戦を考えてその通りに事が運んでいくことに快感を覚える人は、ハマる可能性がかなり高い。また、グラフィックの雰囲気やキャラの見た目が気に入ったという人も、もちろん遊んでみてほしい。
『セブンナイツ Re:BIRTH』は、2025年内に正式サービス開始予定。
