セガの大型セールから「データから見るお得度」重視でゲームをピックアップ。もちろん面白い

セガは9月13日、さまざまなタイトルを対象にしたセールをPlayStation Store(PS4/PS5)/ニンテンドーeショップ(Nintendo Switch)にて開始した。「プレイ時間」「コスパ」「最安値」を軸に「お得度」観点から、特にお買い得なゲームをいくつか選出して紹介する。

セガは9月13日、さまざまなタイトルを対象にしたセールをPlayStation Store(PS4/PS5)/ニンテンドーeショップ(Nintendo Switch)にて開始した。期間はPlayStation™Storeが9月27日(水)で、ニンテンドーeショップは9月26日(火)まで。

各ストアでは、非常に多くの人気セガタイトルがお安くなっている。しかしながら、何を選べばいいか迷うかもしれない。そこで今回弊誌では、「プレイ時間」「コスパ」「最安値」を軸に「お得度」観点から、特にお買い得なゲームをいくつか選出して紹介する。

まずはセール対象タイトルのなかで、コスパの良い作品を見ていこう。すなわち「お安い価格なのに、たくさん遊べてとってもお得」なボリュームのあるタイトルである。“たくさん遊べる”の指標としては、HowLongToBeat掲載のクリア時間を参考にした。同サイトでは、ユーザーがゲームのクリア時間をプレイ条件ごとに投稿し、その平均時間を算出。投稿数が多いほど精度が高まり、海外ゲーマーを中心に一定の参考にされているコミュニティ参加型サイトだ。

『龍が如く 維新! 極』


『龍が如く』シリーズは、いずれの作品もフルコンプクリアまでに100時間前後かかるとされておりボリュームたっぷり。さらにいずれの作品も評価が高く、どれを選んでもコスパの面でかなり満足できるはず。今回はそのなかから以下の2タイトルを紹介する。

・『龍が如く 維新! 極』
PS4/PS5版(3844円/50%オフ/ストアページ

・『龍が如く7 光と闇の行方/インターナショナル』
PS4版(1499円/84%オフ/ストアページ
PS5版(1499円/77%オフ/ストアページ

『龍が如く7 光と闇の行方/インターナショナル』


『龍が如く 維新! 極』は、『龍が如く 維新!』のフルリメイク版だ。オリジナル版での記録となるが、フルコンプまでに平均約125時間、急いでプレイしても100時間を超えるとされている。PS4/PS5版のセール価格から換算すると、1時間あたり40円以下で楽しめる計算となり、こう聞くとお得感が増すのではないだろうか。

本作は今年2月に発売された現時点でのシリーズ最新作。幕末の世界を舞台に、“維新の英雄である坂本龍馬が、幕末最強の剣客集団・新選組に入隊していたら…”という物語が描かれる。リメイクにあたってはグラフィックの向上やバトルシステムの強化などが実施。一部キャストの刷新もおこなわれている。本作にはサブストーリーが数多く用意され、また歌声酒場や競鶏などのプレイスポットも豊富。さらに、武具の作成・強化に必要な素材集めのために修行をしたりバトルダンジョンに挑戦したりと、京の町を散策しながらじっくり楽しめる作品である。

『龍が如く7 光と闇の行方/インターナショナル』は、フルコンプまでには平均約105時間かかるとのこと。本作では春日一番を主人公とし、横浜・伊勢佐木異人町を舞台に仲間たちと共に成り上がり、巨悪を打ち砕くことを目指す。喧嘩アクションとRPGコマンドシステムを融合させた“ライブコマンドRPGバトル”の導入が特徴のひとつだ。また、お金を稼ぐためにバイトや会社経営などをしたり、街の危険人物“スジモン”の情報を収集したり、市街地でカートレースをしたりなど、メインストーリーそっちのけで遊べてしまう要素がたくさん用意されている。

『ツーポイントホスピタル:ジャンボエディション』


・『ツーポイントホスピタル:ジャンボエディション』
PS4版(1525円/66%オフ/ストアページ
Nintendo Switch版(1525円/66%オフ/ストアページ

『ツーポイントホスピタル:ジャンボエディション』は、ゲーム本編フルコンプまでには平均約133時間かかるという。本作は、病院の建設や運営をこなすシミュレーションゲームだ。ヘンテコな奇病にかかった患者がやってくるユーモアあふれる作品で、それぞれの治療のために病院施設の建設や治療法の研究、機材の配備などをおこない、また医師・看護師などのスタッフを雇って病院を経営する。患者を治療して病院の評判を上げていくなかでは、患者やスタッフの満足度を高めることが重要で、そのためには各種施設の導入や最適化が求められる。本作には各種ダウンロードコンテンツ(DLC)が最初から収録されていることもあり、長くやり込める作品といえるだろう。

『ソニックフロンティア』


ここまでは、クリアまでにかかる時間をもとにコスパの良い作品を紹介したが、実際のところゲームのジャンルなどによっては、それだけではコスパは計りにくい。何度もプレイして楽しむスタイルの作品もある。そこで以下では、シンプルにセール最安値をつけたゲームを紹介しよう。とにかく今が買い時!という作品たちだ。

・『ソニックオリジンズ・プラス』
PS4/PS5版(2940円/33%オフ/ストアページ
Nintendo Switch版(2940円/33%オフ/ストアページ

・『Virtua Fighter esports』ゲーム本編&DLCパック
PS4版(660円/80%オフ/ストアページ

・『ソニックフロンティア』
PS4/PS5版(3294円/50%オフ/ストアページ
Nintendo Switch版(3294円/50%オフ/ストアページ

・『龍が如く6 命の詩。』
PS4版(990円/74%オフ/ストアページ

・『たべごろ!スーパーモンキーボール 1&2リメイク』
PS4/PS5版(2194円/50%オフ/ストアページ
Nintendo Switch版(2194円/50%オフ/ストアページ


これら最安値をつけたゲームの内容も一部紹介しておこう。『ソニックオリジンズ・プラス』は今回がセール初登場だ。本作には、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』から『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3&ナックルズ』までのシリーズ初期4作品に加え、『ソニックドリフト』や『ソニックラビリンス』『テイルスのスカイパトロール』などゲームギア向けのシリーズ12作品がまとめて収録。追加要素やオリジナル版からの改善などもあり、『ソニック』に興味のある方にはぜひ手にしていただきたい作品だ。

『Virtua Fighter esports』は、3D対戦格闘ゲーム『バーチャファイター』シリーズの最新作。『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』をベースに、『龍が如く』シリーズなどの開発で使用されているドラゴンエンジンでリメイクされた作品だ。アーケードモードやオフライン対戦、トレーニングモードのほか、オンラインモードではランクマッチに加え、最大17人が参加できるプライベートルームの作成、観戦機能にも対応。なお、「龍が如く」シリーズコラボパックや「鉄拳7」コラボパックとゲーム本編のセットも、それぞれ同価格にてセール中である。

『たべごろ!スーパーモンキーボール 1&2リメイク』は、『スーパーモンキーボール』『スーパーモンキーボール2』『スーパーモンキーボール デラックス』という、シリーズのなかでも人気の高い3タイトルをまとめてフルリメイクした作品だ。ストーリーモードに100ステージ、チャレンジモードには248ステージが収録。さらに「ダークバナナモード」や「リバースモード」などオリジナル版にはなかった新モードも追加され、ボリューム感ある内容となっている。

改めてになるが、セールの開催期間はPlayStation™Storeが9月27日(水)で、ニンテンドーeショップは9月26日(火)まで。本稿で紹介した以外にもたくさんのタイトルのゲーム本編やDLCがお安くなっているため、ぜひ各ストア(PS Store/ニンテンドーeショップ/Steam)をチェックし購入を検討してみてはいかがだろうか

なお、東京ゲームショウ2023は9月21日から9月24日にかけて幕張メッセにて開催中。セガ/アトラスのブース(ホール5-N03)では、『ソニックスーパースターズ』『龍が如く7外伝 名を消した男』『ペルソナ5 タクティカ』『ペルソナ3 リロード』などの新作が出展中となっている。こちらの詳細は特設サイトを確認してほしい。

©SEGA
©Two Point Studios 2023/ ©SEGA

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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