『セインツロウ』“強烈すぎるボス”づくりユーザーコンテスト結果。応募者も選定者も自由がすぎる

『セインツロウ』でプレイヤーが操作する主人公の外見は、かなり細かくカスタマイズできる。弊誌は、“見る者に強烈な印象を残すボス”の創造を競うユーザーコンテストを開催。その結果をお送りします。

パブリッシャーのPLAIONは、8月23日に『セインツロウ』を発売した。対応プラットフォームはPC(Epic Gamesストア)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。

本作は、世界累計販売本数3000万本を誇るオープンワールドクライムアクション『セインツロウ』シリーズのリブートとなる最新作だ。アメリカ南西部に位置する架空の街サント・イレソを舞台に、主人公が犯罪組織・セインツの“ボス”として成り上がっていく。

『セインツロウ』でプレイヤーが操作する主人公の外見は、かなり細かくカスタマイズできる。パラメータの調整によって顔の造形を細かく調整できるほか、多様な義手義足、眼球の種類、さらには歯の形にいたるまで作り込むことが可能なのだ。弊誌では本作発売に先がけ、本作の自由奔放なキャラクタークリエイトで生み出した“弊誌だけのボス”を2週間にわたってお届けしていた。


そして『セインツロウ』発売に際して弊誌は、“見る者に強烈な印象を残すボス”の創造を競うユーザーコンテストを開催。ハッシュタグ「#セインツロウ」「#キミだけのボスを作ろう」を付けた投稿から、選りすぐりのボスとキャッチコピーを募集していた。本稿では、その結果をお届けしていこう。またパブリッシャーPLAIONの担当者から、自由奔放なコメントも寄せられているので、そちらもあわせてお届けしよう。

失う物は何も無い

PLAION担当者コメント:
ただただ笑いました。失うものは何もなさそうで、こんな生き方が本当にうらやましいです。でも上着を羽織っているあたり、まだ失う余地を残しているんですかね?

はじめにご紹介するのは「失うものは何もない」と銘打たれたこちらのボスだ。物質主義に物申すかのような、堂々たる姿はまさにボス。中指を突き立てた先には、あるいは我々の社会があるのかもしれない。一方でPLAION担当者コメントどおり、上着を羽織っているあたりにはある種の煮え切らなさも感じる。入賞者に贈られるAmazonギフト券で、このボスは何を買うのだろうか。

セレブの女王に憧れてる一般人

PLAION担当者コメント:
すっごいセレブに憧れている感が上半身で感じられ、笑ってしまいました。ボトムスもセレブっぽくなれるようにがんばって!

続いては「セレブの女王に憧れてる一般人」とされるこちらのボス。先ほどとは打って変わって富や名声にどん欲そうなボスである。しかしながら、酒池肉林の夢を追い求める姿もまた“ボス”にふさわしい。一方で、休日でもゆったりと過ごしやすそうなボトムスからは、何となく庶民的な印象を受ける。賞品がセレブな女王に近づく一助になれば幸いである。

鋼鉄化するあいつ

PLAION担当者コメント:
ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドより偉い人だ!完成度高いですね

次はアメリカンコミックであるマーベル作品の、コロッサスをモチーフにしたと思われるこちらのボス。コロッサスは映画「デッドプール」シリーズのほか、ゲーム『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』にも登場していたキャラだ。映画版のデザインにそっくりすぎて、もはやボスというよりヒーローと呼ぶべきかもしれない。

ゲーミングスカル、ヨガ教室で満面の笑み

PLAION担当者コメント:
ドクロを満面の笑みととらえる発想力イイですね!ヨガ教室はちょっとよくわかりませんでした

お次はゲーミングデバイス風の色合いが特徴的なこちらのボスだ。ドクロというと不気味なモチーフに使われがちであるが、こちらの応募者はドクロの口元を満面の笑みとしている。なんて素敵な発想力。草花を兵器に宿しそうなイマジネーションは、すさんだ現代人の心を照らしていくかもしれない。これからもその独創性を磨き続けてほしい。ヨガ教室は筆者もちょっとよくわからなかった。

ハンマーカンマー

PLAION担当者コメント:
ええやん!ええやん!そっくりやん!

最後に紹介するのはハリウッドを感じるこちらのボス、もとい師匠。体形・顔ともに高いクオリティで再現された師匠は、今にも初代タイガーマスクのステップを軽やかに披露しそうだ。一方で眠気には弱そうである。

以上が、今回弊誌がおこなった『セインツロウ』ユーザーコンテストの結果となる。参加してくれたユーザーたち全員に、この場を借りて感謝の想いを述べたい。惜しくも入賞を逃したボスたちもお色気にあふれていたり、強烈すぎるビジュアルだったりと、自由奔放にデザインされていた。Twitterのハッシュタグ「#キミだけのボスを作ろう」にて、本稿にて取り上げきれなかったボスたちの姿も確認できるだろう。巨匠たちの作品に触発された人は、自分でも尖った個性のボスを生み出し、サント・イレソで大暴れしてみてはいかがだろうか。

セインツロウ』はPC(Epic Gamesストア)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。

AUTOMATON JP
AUTOMATON JP
記事本文: 882