オンラインRPG『ロストアーク』大海原には、個性的な島が浮かんでいる。パンダの島やビーチ、流れ星が降り続ける孤島など、観光スポットを紹介

オンラインRPG『ロストアーク』の島々を紹介。年末年始はゲーム内旅行に出かけよう。

ゲームオンが国内向けに配信中のオンラインRPG『ロストアーク(LOST ARK)』。同作では、新大陸ロヘンデルの登場に伴い戦闘系コンテンツも多数追加された。そのため、現在は装備の強化やボスを攻略するべく、戦いに集中しているプレイヤーも多いことだろう。

しかし、本作には生活系コンテンツや冒険島など、戦闘系以外のコンテンツも用意されている。日課をこなし、最適な装備を目指して戦いに明け暮れていると目に入りづらいかもしれないが、そうした戦闘以外のコンテンツも本作の魅力といえる。そこで、本稿では『ロストアーク』にある要素の一つとして、大海原に浮かぶ島々を紹介する。なお、先日のアップデートではプロキオン洋へ行けるようになり、あわせてプロキオン洋の島々も登場した。ただ、プロキオン洋へ行くためには装備Lv400が必要になるので、今回はギエナ洋にある島に絞って観光スポットを取り上げている。


海上楽園フェイト

アニツとベルンに挟まれた島”プレチェ”の南に、1隻の巨大な船が停泊している。この船が、洋上に浮かぶ一大娯楽施設”海上楽園フェイト”だ。船着き場にこそ湿気が漂っているものの、甲板に抜ければそこはリゾートそのもの。鮮やかな色の花々と赤いクロスによる豪華な装飾。奇術師や小人たちが繰り広げるささやかなショー。デッキには、ふたつのプールやカードゲームに興じる人の姿もあり、波の音と共にあちこちからにぎやかな声が響く。


作中で語られることには、海上楽園フェイトには一度も訪れたことのない人はいるものの、一度しか訪れなかった人はいないのだという。実際にプレイヤーがミニゲームをプレイしたりは出来ないものの、ストーリーでは描かれない、リゾート地へ遊びに来たアークラシアの人々の姿が垣間見られるわけだ。船内やデッキにはバーも設置されているので、外出しづらい年末には、お酒を片手にフレンドとリゾート気分を味わってみるのもいいだろう。


ビキニアイランド

ルーテラン港から大陸北側を目指して反時計回りに船を進めていくと、ビキニアイランドと呼ばれる帆船数隻程度の小さな島がある。海上楽園フェイトが人工の娯楽施設だったのに対して、ビキニアイランドは天然の楽園。照りつける夏の日差し。輝く砂浜と穏やかな波。波打ち際に集う水着姿の男女。ビーチと聞いて思い浮かべる光景が、この白い島にはそのまま広がっている。この島にあるのはほとんど砂浜と海だけではあるものの、開放的な雰囲気のビーチサイドで、真冬の寒さを忘れるのも悪くないだろう。


またビキニアイランドから少し北西に向かうと、クラブアベニューという小さな島がある。クラブアベニューは、その名のとおり小さな島にクラブだけが建てられた謎の島。何処からともなくやってきた若者たちが、DJの支配するダンスフロアで明けない夜を過ごしている。ビキニアイランドを堪能したあとは、クラブへ立ち寄ってみるというのもいいかもしれない。


パンダププ島

パンダたちの暮らす島がある。アニツ港から出て陸地沿いに北へ向かった先、サンゴ海域の南側に位置するパンダププ島だ。壊れた橋や古びた井戸、住居らしき小屋など人の住んでいた形跡が残されているものの、現在この島にいるのはパンダと少数の謎の動物だけ。島にやってくるプレイヤーたちを除いて人の姿はなく、危険もないため、島内には穏やかな時間が流れている。小さなパンダから意思疎通できる大きなパンダまで、文字通りパンダが笹を食べて暮らしているわけだ。


この島ではパンダを眺めるだけでなく、クエスト発生時などにはパンダになることもできる。パンダになったからといって、転がったり、笹を食ったりする以外にできることないものの、何もかも忘れてパンダとして時間を過ごせる点もこの島の魅力と言える。またパンダププ島は決して広くはないが、設置されたモココの種の数は5。謎の石版に従い、特定の条件を満たすスポットを探すクエストも用意されており、島を隅々まで探索していくと思わぬロケーションが隠されているかもしれない。パンダのNPCもいるため、パンダを自分の領地に招きたい人にもおすすめだ。


エステラ

エステラはベルン港とアニツ港の中間、最初に紹介した海上楽園フェイトの南東に位置する孤島だ。この島には、絶えず空から星が降り注ぐ。針葉樹と草木による豊かな自然。どこかから響く水のせせらぎと鳥の声。夜空を流れ落ちる、色とりどりの光。空を見上げるといつでも3色の星のかけらが流れ、幻想的な光景が広がっている。流星の多くは燃え尽きずにエステラへ落下しており、星のかけらを拾い集めることも可能だ。


しかし、この流星群はただ美しいだけではないかもしれない。エステラには小さな星のかけら以外に、大きな隕石も落下しており、屋根に隕石がそのまま残されている建物も存在する。隕石を前にして、島にやってきた研究員たちも首を傾げており、どこからやってきたのか見当がつかないと語る。一応、この島にもクエストは用意されており、流れ星の正体にもほんの少しだけ迫る内容となっていた。


『ロストアーク』には、今回紹介した以外にも多数の島が存在している。プロキオンカーテンの向こう側はもちろん、美しい花々が咲き誇るリーベハイム、PvPが繰り広げられているスライムアイランド、ウサギ狩りの新月の島、月明かりに照らされた夜の島で巨大な餅をつく”ぺったんこアイランド”など、遊べる島も用意されている。

また、現在はシュシャイアーの南に、クリスマステーマの島スノーマンアイランドが期間限定でオープン中。島内では、雪合戦やスノーマンコインのもらえるクエストも展開されており、スノーマンコインを集めると交換で再錬素材なども手に入る。戦いに明け暮れてばかりでなく、たまには冒険に出かけてみるのもいいかもしれない。

ロストアーク』は、PC向けに基本プレイ無料で配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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