Ubisoftオフラインイベント「FPS Day X」は、プロゲーマーによる試合と展示コンテンツが同居するてんこ盛りイベントだった。観戦、銃の鑑賞、フェイスペイント体験

Ubisoftの人気FPSを対象にしたオフラインイベントとして、「FPS Day X」が2026年1月11日・12日の2日間にわたって新宿のモード学園コクーンタワーで開催された。イベント当日はお祭りのような騒ぎで、有名配信者同士による『レインボーシックス シージ エックス』の対戦は会場の雰囲気が最高潮に達していた。

本イベントではeスポーツ大会が行われるステージイベントが盛り上がる一方で、フェイスペイントやファンミーティングといった落ち着いた雰囲気の催しも存在した。本稿では、UbisoftのFPSファンにとってはお祭りのようだったFPS Day Xの模様をお届けしたい。なお、筆者が会場にうかがったのは、第1日目の1月11日のみであったことを事前にお伝えする。

注目試合が目白押しのeスポーツマッチ

FPS Day Xの主なイベント内容は、eスポーツマッチとそれ以外に大別される。第1日目のAホールで行われたステージイベントは大部分が対戦であり、朝の9:30〜21:30頃まで試合が連続して行われていた。記念すべき第1試合目は『レインボーシックス シージ エックス』の「配信者ショーマッチ」と題されたもので、世界チームと日本チームによる戦いが繰り広げられた。

『レインボーシックス シージ エックス』 の配信者ショーマッチで使われたステージは、要塞だった。破壊可能な壁や床が多く、新たな射線を作りやすいマップだ。そのことは攻撃側も防御側もわかっている。破壊することが勝敗に直結する壁の周りは、守備側は常に高い警戒度で守っている。いかに相手を出し抜いて、このような壁を破壊していくのかが『レインボーシックス シージ エックス』 の醍醐味のひとつであり、壁をめぐる攻防に観客のボルテージも高まっていった。

各チームはイベントに合わせてマッチングされた即席のチームだ。そのため鮮やかな連携を決めるのは難しそうに感じられたが、そうなると個の強さが俄然として際立つ。複数の敵が侵入してくる通路をたったひとりで守り抜いたり、壁を破壊して作り上げた射線から敵を抹殺したりとスーパープレイの連続だった。そうした意味では世界チームのリーダーは飛び抜けた実力をもっており、柔軟な発想と類まれなエイム力によって勝ち星の山を築き上げていった。世界チームのキャプテンは試合前にカメラにハートマークを作って見せるなどお茶目なところがあったが、次の瞬間には「試合に勝つ作戦を用意してきた」と語って真剣勝負モードに切り替わっていたのがカッコよかった。

日本チームもやられっぱなしというわけでなく、日本語で意思疎通がしやすいというメリットを活かした連携プレイも次第に決まるようになってくる。相手が屋上からの侵入を試みた際にも冷静に対処し、これを退けることができた。『レインボーシックス シージ エックス』はエイム力だけが勝敗に直結するものではなく、壁を壊したり、相手を妨害したりすることでチームの勝利に貢献できる。配信者ショーマッチは、そうしたことをあらためて確認できた試合だった。

フォトスポットはファン同士の憩いの場に

会場内には『ディビジョン』や『レインボーシックス シージ エックス』にちなんだイラストボードが並ぶ場所があり、フォトスポットとして賑わっていた。ちょっとした休憩所も兼ねられており、eスポーツマッチ観戦の合間にここを訪れてしばらくしたら観戦にも戻っていくファンも見かけた。

FPS Day XはコスプレOKなイベントであるため、自分の好きなキャラクターになりきってフォトスポットを楽しむファンの姿もあった。コスプレイヤーとファンが一緒に写真を撮影するようなシーンも見受けられ、イベントを訪れたというだけで、Ubisoftのタイトルが好きだという共通点を見出すことのできるイベントだったように思う。

Ubisoftにはテロリストや特殊部隊などが熾烈な戦いを繰り広げる作品が多いが、イベントのキービジュアルはいい意味でシュールなものになっている。覇気がないようにも感じられるが、この気の抜け具合がファン向けのオフラインイベントとして絶妙な気軽さにつながっているのだ。フォトスポットでも、このキービジュアルを撮影するために並んでいる参加者がもっとも多かったように思う。

銃の模型展示やフェイスペイント体験コーナーも

今回はかなり大規模なオフラインイベントだが、モード学園コクーンタワーの教室を活かしてさまざまなコーナーが展開されているのに興味を惹かれた。Ubisoftタイトルに登場する銃の模型を展示したコーナーは迫力があったし、時間をかけて眺めたくなるほど作り込まれていた。

別の部屋では、フェイスペイント体験会なる催しも実施されていた。『ディビジョン2』や『レインボーシックス シージ エックス』を彷彿とさせる大胆なフェイスペイントをしてもらうこともできれば、顔ではなく手に「6」と小さめのペイントをすることもできる。試す前に仕上がりがわかりやすく掲示されているため、人気のコーナーのひとつになっていたように思う。

開幕から即売り切れの人気商品も存在した物販

物販コーナーもかなり賑わっていた。とりわけ、『レインボーシックス シージ』と配信者がコラボしたTシャツは飛ぶように売れており、販売から瞬く間に売り切れとなった。サンプル商品も展示されており、参加者は思い思いに手にとって商品を確認することができる。売り切れ商品も出るという状況でありながらも、物販会場は落ち着いた雰囲気に満ちていた。

物販の待機列からは、Ubisoftが歩んできた歴史の節目に制作されたグッズを垣間見ることができた。筆者がとりわけグッときたのは、Ubisoftの日本オフィス設立30周年を記念して2024年に描き下ろされたイラストだ。『レインボーシックス シージ』のHIBANAが墨絵風のタッチで描かれているこのイラストはインパクトが抜群で、肉眼で初めて見ることができたのでついうれしくなってしまった。

大規模ステージと小規模の催しのミックスが印象的なイベント

振り返ってみると、つくづく不思議なイベントだった。ステージイベントでは大規模なeスポーツのマッチがひっきりなしに行われている一方で、モード学園コクーンタワーの教室を使った小規模なコンテンツもバラエティ豊かに取り揃えている。FPSというジャンルが一般化してきた日本において、さまざまな層のファンが自分なりの楽しみを見つけやすいイベントだったといえるだろう。

また、同イベントでは『ディビジョン2』の新モードに関するメディア向けのプレゼンテーションが実施された。そちらについては、別途記事にまとめているのでよければこちらもチェックしてほしい。

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Ryuichi Kataoka
Ryuichi Kataoka

「ドラゴンクエストIII」でゲームに魅了されました。それ以来ずっとRPGを好んでいますが、おもしろそうなタイトルはジャンルを問わずにプレイします。

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