『ロマサガ2』リメイクは、サガ初心者でもめっちゃ面白い。ローグライク・クレーンゲームはなかなかいい。『ミステリーの歩き方』は明るい事件調査。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。474回目です。新年あけましておめでとうございます。


ギミック多彩クレーンゲーム

今週は、デッキ構築型ローグライク・クレーンゲーム『ダンジョンクロウラー』をプレイ。ステージの背景にあるクレーンゲームをプレイして敵と戦う作品で、その筐体に入れるアイテムがデッキ構築要素。攻撃や防御などに関するさまざまな効果を持っていたり、別のアイテムとのシナジーを発揮したりなど、多種多様なアイテムが存在する。そして、クレーンゲームで掴み取ってはじめて効果が発動するところが大きな特徴です。

バトルを有利に進めるには、一度に複数のアイテムをゲットしていきたいところ。しかし欲張りすぎると、上手く掴めずこぼしてしまったり、最悪収穫ゼロになったりすることも。その塩梅が難しいが、一番楽しい部分ともいえる。また、敵のアクションに対応した戦略が求められ、さらに選択したプレイヤーキャラの特性によって、狙うべきアイテムやデッキ構成は変わってくる。クセの強いキャラが意外に強くなったりして、なかなか面白い作品です。
by. Taijiro Yamanaka


明るい事件調査

今週は『ミステリーの歩き方』を遊んでいました。本作は「過去視」の能力を持つ主人公が30年前に起こった殺人事件の謎に迫る、連続ドラマ仕立てのミステリーアドベンチャーゲームです。舞台となる避暑地「鳴美沢」では、30年前に山鳴荘という館で画家の殺人事件が発生しました。池のほとりで発見された死体は奇妙な死に方をしていたものの、有力な被疑者の死亡によって捜査は終わったといいます。本作では帝都大学ミステリー研究会のメンバーが、研究課題として事件を調査するべく鳴美沢を訪問。主人公の赤沢独歩は、過去視によって過去の出来事を体験しながら、未解決事件の真相へと迫っていきます。帝都大学1年生で、警察上層部と関わりのある南条アリスや、鳴美沢まで付いてきてしまった妹の赤沢魅月なども登場。全3部作の1弾として、未解決事件以外のストーリーも展開されます。

主人公の赤沢独歩は、レトロゲーム風の過去視パートで、30年前の出来事を直接体験します。彼は自身の能力を隠しているため、調査中は2択の選択肢で周囲を誘導するかたちで進行していきます。過去の事実が明確なので、真相へ迫る過程が非常にわかりやすい点も特徴でしょう。若干ミステリーの醍醐味に欠ける部分はあるものの、キャラクターはそれぞれ個性的。演出もしっかり用意されていて、ミステリー研究会の明るい事件調査が読み進めていて楽しい作品となっていました。
by. Keiichi Yokoyama


線路は続くよどこまでも

『Unrailed 2』をプレイしていました。止まることを知らない列車を脱線させないために、ひたすら線路を敷き続けたりするゲーム『Unrailed!』シリーズの最新作にあたるゲームです。前作と比較すると駅到着後に、次に向かうルートを選択できたり、プレイヤーキャラクターの能力が向上したり、新たなアクションが使えるようになったりします。強化できるパーツが欲しいのであえて難しい難易度に挑戦したり、ボルトを一つでも確保できれば良いので簡単な難易度で済ましたり、といったような選択ができるようになりました。

ローグライク要素がいくつか取り入れられたかたちで、よりプランニングの重要度があがったのではないかと感じるところもあり。ゲーム開始時に適用できるカードリッジの存在によっても役割分担化を進めることができ、完全に専業を狙っていくのか、まんべんなく対応できるようにしておくかも好みで選べる。結局スローイングが安定な気もしますが。

個人的に本作の新要素としてはボス戦が好み。ボス戦といっても倒すわけではなく、妨害避けがメインとなっており、忙しないパーティー感が高い。順当に『Unrailed!』から遊び方や楽しみ方が拡張された感覚があり、面白く遊べています。早期アクセス配信期間中なので、今後のアップデートでさらに要素が増えていくと思うと、期待も高まります。
by. Kosuke Takenaka


ピカン!←気持ちいい

いまさらながら『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』(以下、リベサガ)をプレイしています。評判もいいのもさることながら、褒める人の熱量に気圧されました。クチコミ!って感じでゲームを買ったの久しぶりかもしれません。筆者の属性としては、「サガ」シリーズは買ったりするも挫折気味。『サガフロ』2作品だけは物語目当てで頑張ってクリアしているというところです。とにかく見えないことが多く、合っているか合ってないかの手応えがないことも多いので、うまく馴染めなかった。

『リベサガ』も褒めてる人はオリジナルファンがメインだったので自分がハマれるかどうか不安だったのですが、しっかりはまりました。ひらめき楽しい~育成楽しい~。ハマれた要因はやはり見えてるものが多いことですね。チュートリアルがめちゃくちゃ丁寧で、新要素が出た時はがっつり解説してもらえる。サブクエストなども誘導してもらえる。難易度ノーマルもややゆるめで、失敗体験も少ない。「失敗しながら、いろいろこぼれおちながらも学んでいく、自由度高くて面白い」というのが原作へのイメージだったので驚きました。知らないうちにフラグ折れてるみたいなのもなるべく少ないのも嬉しい。まだクリアまでいってませんが、一番ハマれている「サガ」シリーズかもしれません。SNSで熱心におすすめされているみなさんに感謝です。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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