Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。436回目です。もうすぐGW。
少女はスタンド使いなのか
今週は、パズルシューター『Children of the Sun』をプレイ。カルト教団への復讐に燃える少女が、スナイパーライフルで教団の狂信者たちを狩っていく作品です。ステージ内には数多くの敵がいるが、撃てる銃弾は1発だけ。命中させると、その場からエイムし直して弾道を大きく変えられるため、一筆書きのようにして敵をすべて倒すことを目指す。爆破できる車やタンク、あるいは空を飛ぶ鳥も弾道を変えるために使える。
敵は死角や室内にいることがあり、また特殊な種類もいて、飛行中の弾道を調節したり、加速させて威力を高めたりなどのスキルを活用することが求められる。そうしたスキルには一定の制限や発動条件があり、これも考慮したうえで、どの順番で仕留めていくかに頭を使う。なるほどパズルゲームだなという印象で、とても楽しい。また、いかにして攻略するかによって獲得スコアが大きく変わり、やり込みたくなる作品でもあります。
by. Taijiro Yamanaka
今は昔
かねてよりリワークの告知があったスカーナーがようやく生まれ変わったようなので、『League of Legends』をぼちぼち遊んでいました。以前のスキルセットはよく言えば明快、悪く言えばチープだったのですが、それが現代風にアレンジされて戻ってきた印象。タンクとしての行動妨害スキルを十分にもっているのも嬉しい。とはいえそれだけではない強みや面白さも兼ね備えており、気軽に使って楽しい。巷では彗星をもってトップレーンに出てくるビルドもあるようですが……
ちなみに『LoL』では、今後リリースされるユニバースはすべて正史となり、統一された世界としてストーリーが紡がれていくと宣言がありました。これはリワークされたスカーナーも対象。以前はスカーナーの種族が受け継ぐクリスタルを中心としたストーリーだったものの、リワークによって、シュリーマという地の守護者にフォーカスしたものとして練り直されています。『LoL』限定の話かはわかりませんが、リワークによってストーリーに手が加えられ、他キャラなどとの関係が変わってしまうのはやや残念。クリスタルという存在はセラフィーンや「Arcane」などに関わるヘクステッククリスタルにも通じていたものだったので、その辺の掘り下げもこっそり期待していました。ただスカーナーは古いチャンピオンで現在のストーリーとの矛盾もあったため、設定の見直しもやむを得なかったのかも。
by. Kosuke Takenaka
復帰しやすい
『ヘルダイバー2』を久方ぶりにプレイしていました。新たなウォーボンドにて武装が追加されたものの、開放に必要なメダルが足りないのでひとまず既存武装で遊んでせこせこ稼いでいます。とはいえほかにも新しい戦略支援武器が2種類追加されていたり、オートマトン陣営に新しい敵が登場していたりといろいろ新鮮。ファクトリーストライダーをひと目見たい気持ちもありオートマトン陣営を回していましたが、ガンシップ相手に疲れてムシ退治も挟みつつ……。
久しぶりに本作を遊んで思うのは、シーズン制じゃないので復帰しやすい。シーズン制の運営型ゲームでは節目を狙いたくなりがちな一方、本作ではいつでも気軽に復帰できる懐の広さを感じます。また個人的には何かしら取り逃すとどんどんやる気をなくす性格なので、期間限定アンロック系のコンテンツがないのも嬉しい。開発元がメタを気にせず好きな武装を使えるバランスを目指しているのも、いつでも好きなように遊べる状態を維持するためかもしれません。もちろんシーズン制のゲームにも復帰勢・新規層が固まりやすい良さはありますが、ふらっと遊んだり寝かせたりできる手軽さは個人的に嬉しいです。
by. Hideaki Fujiwara
懐かしさもある
やや出遅れましたが『ユニコーンオーバーロード』を遊んでいます。SRPG的なオタクとしては、馴染みのあるシステムの地盤の上に、独自の要素が乗っかっており、「なるほど」という感じです。『ファイアーエムブレム』シリーズのお決まりをベースにしつつ、ガンビッっぽいオートバトルやフィールド探索、タクティカルなチーム制混ぜ込んでおり、破綻せず成り立っていて面白い。ノーマルだと難易度はゆるめで、救済措置も多いので、手強いシミュレーションというよりは、ジワジワ育ててたり、いろんなパーティービルド試したり、ちまちまと盆栽の楽しむゲームであるという認識です。
自分的にはめちゃくちゃ刺さったわけではないのですが、ヴァニラウェアのタクティカルRPGといえば『グランナイツヒストリー』を彷彿とさせる。システムやゲームデザインは違うのですが、自分のお気に入りだった『グランナイツヒストリー』のDNAの継承をしているように勝手に感じており、なんだか感慨深くなりなした。
by. Ayuo Kawase