Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。422回目です。眠いですね。
8番ライク…ではなかった
今週は「『8番出口』っぽいゲームないかな」と探している際に誰かがオススメしていた『GRIEF』をプレイ。病院の廊下らしき場所を舞台にした短編ホラーウォーキングシムです。薄暗く誰もいない廊下は20mくらいの長さがあり、突き当たりの扉を開けるとさらに廊下が続いているが、いま通ってきた廊下とまったく同じ光景。どれだけ扉を開けて進んでも同じ廊下が繰り返されるなか、このループから逃れる方法を探し出す。
詳細は避けますが、本作はさまざま現れる異変の有無を見極めるようなゲームプレイではなく、あまり『8番出口』っぽくはなかった。同作よりもずっと前に公開された作品なので影響を受けているわけでもない。ただ、クリアするには“異変”の存在に気づき、それに関わる“条件”を見つけることが重要になっている。その後さらに廊下を進んでいくと徐々に周囲が…。本作はPC(itch.io)にて無料あるいは任意の金額で入手できます。
by. Taijiro Yamanaka
Voidの謎
今週は『Void Stranger』を遊んでいます。本作は、パズルをクリアして謎の空間を進んでいく、『倉庫番』風のパズルアドベンチャーゲームです。各階層にはゴールである階段が用意されています。主人公の能力としては、最大一つまでの床の回収と再配置が可能。プレイヤーは主人公の能力で床の位置を変えたり、岩を押したりしながら、『倉庫番』のステージをクリアしていくわけです。また本作には多数の謎が存在しています。パズルの間には断片的なストーリーが描かれ、主人公がなぜVoidにいるのかといった謎も明かされていくようです。パズルゲームとしては、徐々に要素が増えてくる点もあり、初見では解き方がわからないものも多数登場。簡単なステージもたくさんありますが、ステージ数が多いのでパズルと相当向き合うことになります。
以前から気になってはいたものの、倉庫番とがっつり向き合う気になれなかったのでプレイを先送りにしていていました。しかし遊び始めてみると、意外とストーリーが気になる。画像からは想像し辛いですが、断片的ながらストーリーはしっかり演出されており、先が気になる内容になっています。また本作には謎の壁画や直接進行に関わらないギミックも存在。挙動の気になるモノを触っていたら、時間が経っていたこともありました。クリアまでまだ先は長そうですが、謎多き世界は最後まで楽しませてくれそうです。
by. Keiichi Yokoyama
心を落ち着けたい時に
Steam Deck(有機EL版)で年末はいろいろゲーム消化。画面は鮮やかになったりバッテリーもちはよくなっているのですが、基本のスペックは無印版と変わらず。重めのゲームも遊べるのですが、そうなった時のファンがすごい。Nintendo Switchでもファンが暴れるゲームはありますが、Steam Deckはその比ではない。『Starfield』や『サイバーパンク2077』などはやはり負担が重く、めちゃくちゃファンが回ります。ファンが回っている時にロードなどが入った時、暇になってファンから出るにおいを嗅ぎたくなる。なので、Valveに質問する人の気持ちも、あるいはその質問に「やめておいたほうがいい」と回答するValveの気持ちもわかります(関連記事)。決して推奨はしません。
携帯型ゲーミングPCは当然ながらどれも重いゲームを動かすとファンが回る。ROG AllyやLegion Goなどもその傾向があります。ただ、個人的にはSteam Deckのにおいが好き。いつも嗅いでいるからかもしれない。ただし最近は自粛してます。ちなみに今やっているゲームは『COCOON』。ゲームとしても特筆して面白いのですが、本体負荷軽めで、ファンを意識しないでいいのは楽。やはりNintendo Switchでも出てるゲームは、下のレイヤーに最適化している影響か、Steam Deckで動かす時はかなりスムーズですね。
by. Ayuo Kawase