『FF16』DLCは個人的に穏やかに遊べてる。『Ready or Not』正式リリースで楽しさも不満もある。マルチに対応したSwitch版『ファントムブレイカーBO』を楽しむ。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。419回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。419回目です。冷えは足先からくる気がします。

配信終了と聞くとつい買ってしまう


今週はNintendo Switch版『ファントムブレイカー:バトルグラウンド オーバードライブ』を購入。『ファントムブレイカー』のキャラがデフォルメ化して登場する、レトロな雰囲気の横スクロールアクションゲームです。『STEINS;GATE』の牧瀬紅莉栖や『ROBOTICS;NOTES』の神代フラウもゲスト参戦。多数現れる敵を蹴散らし、スキルポイントを割り振って強化しながら進んでいく、ワチャワチャ楽しい作品です。

Nintendo Switch版はリリースからちょうど6年になる先日、突然オンラインマルチプレイに対応。しかし同時に、2024年3月4日に配信終了となることも発表され、早速確保した次第です。なお、MAGES.が販売する『ファントムブレイカー』シリーズ作品は、ほかもすべて同日に配信終了予定。同IPはロケットパンダゲームズに譲渡されており、今後は同社による新作展開がされていくようです。
by. Taijiro Yamanaka

GBVSR


今週は、『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』を遊んでいました。『グラブル』の格闘ゲーム新作です。前作では飛ぶとまず落とされるので、地面に足を張り付けて戦っていた覚えがあります。今作では強力なダッシュ弱攻撃など、全キャラ共通の技が追加されてゲームスピードもアップ。新作なので当然といえばそうですが、前作とはかなり違うゲームになっています。浅く遊んでいる限りでは、強力なシステムの登場で駆け引きがわかりやすく変化、ゲームスピードの向上によって誤魔化しも効くようになりました。要素が増えたので、製品版に触れるまで複雑そうな印象をもっていましたが、ベタ足で差し合っていた前作よりも、わかりやすく強い技のある本作のほうが遊びやすく感じます。ワンボタンでの必殺技など誰でも遊びやすい仕組みはそのまま、強力な共通システムで攻めやすくなったので、前作より初心者でも入りやすいかもしれません。

キャラクターは、見た目で選んだアニラを使っています。正直なところ強い技が見当たらず、かなり地力を試されている気がします。強力な共通システムのおかげで戦えないわけではないので、この機会に地力を鍛えるのもありかもしれません。
by. Keiichi Yokoyama


快適進化と弊害と


正式リリースされた『Ready or Not』を遊んでいました。早期アクセス配信時からひとりで遊び続けていたので、シングルプレイを主体にした正式リリース時のアプデ内容がどれもありがたい。まず味方NPCは指示待ちせず自発的に無力化した敵と人質を縛ったり証拠品を包装したりと、どんどん細かな仕事を請け負ってくれるようになりました。なんなら死体まで率先して縛るようになっています。なぜ。そして何よりも嬉しいのは必要なストレージ容量が約60GBに減っているところです。たまに無性に遊びたくなるゲームですが、約100GBもストレージを占有するのがつらかった。

新要素や改良が多い一方で、大きめの不満点もあります。新モードでありメインモードといえるCommanderモードでは、ミッションごとに味方NPCのストレスが増減する新システムが存在。ストレスの変動を反映させるためか死亡時のリトライができなくなっています。いちいち警察署に戻されるので、死亡するとミッションの選択からロードまですべてやり直しでテンポが悪い。味方NPC管理システムがないかわりに従来どおりリトライ付きで遊べるPracticeモードもありますが、折角なのでCommanderモードで遊びたい!ここさえ改善されればというところなのでアップデートに期待しています。
by. Hideaki Fujiwara



「この先はどうなるんだ」がないのも時にはいい


『FINAL FANTASY XVI』(FF16)の有料DLC第一弾「Echoes of the Fallen《空の残響》」を遊んでいます。本編を遊んでいる時よりずっと穏やかに遊んでいます。内容としては、「この世界の物語とキャラクターの活躍をもっと見たいという声から開発がスタートした」と事前に告知されているように、ファンディスクに近い。クライヴやトルガル、ジルらがいて、世界の謎を解き明かすというところ。システム面では本編では使いづらかった&拡張できそうな遊びを広げつつ、おなじみのスタイリッシュ&ヒリつきバトルや、キャラのかけあいや物語を楽しめます。

本編のノリと同じなのですが、本編を遊んでた時より心穏やかです。というのも、本編プレイ時は「この世界はどうなるのか」「あのキャラはどうなるのか」がとても気になって。それが没入感にもつながっていたのですが、物語ドリブンな影響で「世界やばいのに寄り道するのはなんなんだ」「みんなあのキャラのことを気にかけてよ」「この状況で言うことか?」など、わりと悶々とした気分になることもしばしば。

一方で今回のDLCを遊ぶ上では、世界がどうなるかキャラがどうなるかわかった上でプレイするので、かなり気持ちが楽。シリアスシーンでちょっとおふざけがあっても問題ありません。より設計面での丁寧さを感じられるようになりました。とても良いゲーム。ちょっと距離を置いて遊べるので、穏やかに楽しめてます。ただし戦闘になれるのはちょっと時間かかりました。つい◯ボタンで回避してしまうんよ。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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