『ゼンレスゾーンゼロ』はホヨバゲーで一番とっつきやすそう。Steam Deckの有機EL版買ってよかった。UNI新作のOBTでテク勉強。クモアクションが独特。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。416回目です。ラーメンがおいしい季節。しらんけど。
防眩エッチングガラスに保護フィルムを貼るべきか悩む
今週はSteam DeckのOLED版が届きました。APU性能がLCD版から据え置きのため見送ろうかとも思ったのですが、今のところ満足しています。ディスプレイが大きく美しくなったことがまず嬉しい。Nintendo Switchにて有機ELモデルに乗り換えた時のことを思い出しました。もう戻れない。また、バッテリー容量の増加もありがたい。プレイ中にバッテリーがグングン減っていくのが気になり、結局充電しながらプレイすることが多かったため、これでUSBケーブルから解放されそう。発熱が抑えられている点も見逃せない。
軽いPCゲームでは、最近はROG AllyとGPD WIN Max 2を使い分けることが多くSteam Deckの出番が減っていたのですが、UXの優秀さも込みでOLED版ならまたメインで使おうと思える。LCD版ユーザーは買い替えるべきとまでは言えないけども、グッと完成度が高まった印象です。
by. Taijiro Yamanaka
偽誕者(インヴァース)になりたくて
『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』のオープンベータを遊んでいました。格闘ゲームはすでに『ストリートファイター6』や『ギルティギア ストライヴ』などを遊んでいますが、それとは違い『UNI』シリーズは非常にコンボが長い印象。そのせいか、勝手に難易度が高いと思っていたのですが、触ってみると案外そんなことはないですね。
また開発を手がけているフランスパンの芹沢鴨音氏が「とりこれコンボ集」をYouTubeに投稿してくれています。ですので、シリーズ初心者なりにも簡単に遊べて楽しい。コンボができるというのは単純に達成感があり、トレーニングモードに籠りがちな自分にとってはトレモをやる動機づけにもなって嬉しい。対戦でも、小技始動のコンボを覚えていればだいたいどこからでも繋がるので、竹槍片手に戦えてしまう。こうしてみると、案外ハードルは低いのかもしれませんし、実は元から高くなかったのかも。ベータの対人戦は“やっている”人ばっかりの印象でしたが、製品版では自分のようなシリーズ初心者も多いと嬉しいな、と思いつつ。
by. Kosuke Takenaka
2本足蜘蛛アクション
今週は、セールを漁っていて見つけた『Joshua’s Legs』を遊んでいました。本作は、蜘蛛の足を操作してステージを探索する、2Dアクションゲームです。主人公は2本足の蜘蛛となっており、パッドのスティックなどで足をそれぞれ操作可能。片足で地面を掴み、もう片方の足を動かして移動したりなど、ステージ内を進んでいきます。またステージ内でアイテムを手に入れると、主人公は壁掴みやジャンプ、蜘蛛の糸といった能力も獲得。広大なステージを探索してアイテムを入手することで、行動範囲を徐々に広げていくわけです。
本作は操作そのものが難しいものの、操作感自体は良好な印象を受けます。うまく操作すると慣性を活かした大ジャンプなども可能。操作に慣れれば、気持ちよく遊べるかもしれません。ただ遊び始めて数時間ではそんな境地には遠く、同じところを何度も往復しています。足を離すタイミングがずれてジャンプが小さくなったり、咄嗟に掴んだあとにどちらの足で掴んでいるかわからなくなったり、足の操作にはまだまだ慣れません。チェックポイントがほどほどに用意されていて、リトライがある程度早い点は救いでしょうか。広大なマップの探索と、独自操作での試行錯誤が待ち受けていました。
by. Keiichi Yokoyama
テキストはやはり目が滑るが
今週は『ゼンレスゾーンゼロ』第二回CBTを遊んでました。第一回やTGSでの試遊はタイミングが合わず、今回初めてプレイ。感想は「と、とっつきやすい!」。HoYoverseのゲームは一通りさわってきましたが、一番面白さを感じるのがはやいかも。同社の他作品はまずはリッチなビジュアルやムービーからインパクト付けし、徐々に楽しさを提供していくものが多い印象ですが、『ゼンレスゾーンゼロ』は最初から手触りがすごくよい。アクションの緩急がすごい。展開は速いがヒットストップは重めで、ずっと楽しい。
CBT2時点ではアクションパートでは探索要素はほぼなし。3Dアクションは『崩壊3rd』『原神』があるので、どう差別化されてるのか気になりましたが、コアとしては、最優先にアクションを楽しませる設計になっており、「短い時間でおいしいところだけ」的なマインドを感じます。可処分時間をめちゃくちゃ食うゲームではなさそうというところで一安心。
アクション部分こそアクションのお決まりのおいしいところの詰め込みという感じですが、デザインや見せ方は新しいことをしたいという意志が感じられます。カットシーンに絵の演出を取り入れていたり、UIやデザインまわりを尖らせたり。UIについては新しいことしようとしすぎて、「どれが決定項目?」とか思ったりもしますが、新しいことしたるで感がある。
アクションパートの出来はすごいのですが、同じくらい探索要素が強くない=時間食い虫じゃないのがありがたい。『原神』『スタレ』を並行して追うのがすでにきついので、デイリー軽いといいな……。
by. Ayuo Kawase