『ドラクエ トレジャーズ』が期待以上に面白い。機関車ホラーを2時間でクリア。『ポケモンSV』をめぐって娘と本体取り合い。今週のゲーミング

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Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。366回目です。便座のヒーターを入れておくべきか迷いますね。

「つづく…?」の疑問符が取れた


今週は『ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔』が発表されたため、『ベヨネッタ3』を今一度チェック。というのも本作には、新作の予告編ともいえるミニゲームが隠されているのです。ロダンのお店で「古びた絵本」を購入し、ステージ内にて必要な鍵を入手することでプレイ可能。少女時代のセレッサ(ベヨネッタ)が手描きビジュアルの世界を進むという意外な内容でしたが、実は新作のティザーだったことが今回判明したわけですね。

新作では、幼き魔女のセレッサが、牢獄に囚われた母を救うために禁断の森へと足を踏み入れる。そして、ぬいぐるみチェシャに取り憑いた悪魔と協力して森を探索。セレッサは魔導術で謎解きやサポートをおこない、チェシャは障害物の破壊や敵への攻撃を担当するとのこと。『ベヨネッタ3』に収録された予告編では、魔導術のいわばチュートリアル部分を体験でき、敵が現れたところで終了。バトルはお預けとなっています。
by. Taijiro Yamanaka


蜘蛛機関車ホラー


今週は、B級モンスターホラーゲーム『Choo-Choo Charles』を遊んでいました。本作は、怪しげな島に息づく謎の蜘蛛機関車チャールズくんと戦うゲームです。我々ゲーマーにとってきかんしゃの敵は馴染み深く、ドラゴンみたいな機関車や大蛇みたいな機関車、機関車に乗った騎士など、これまでいろんなゲームのModできかんしゃと対峙してきました。本作においてはModではなく、道なき道を爆走するスパイダー機関車チャールズくんがメインクリーチャーとして登場。こちらもオンボロ武装機関車に乗り込み、機関車同士の高速バトルが繰り広げるわけです。ちなみに、残念ながらニコラス・ケイジは登場しません。

ゲーム内容としては、プレイヤーはオープンフィールドな島を巡ってオンボロ機関車を強化しながら、最終対決に向けた準備を進めていきます。島の住民の要望に応えてスクラップを獲得し、速度/攻撃力/耐久の3種類を強化。クエストの内容としては、シンプルなおつかいが多めになっています。オープンワールドと聞いて大きな期待をすると、肩透かしを食らうかもしれません。しかし、クエストでも元気よく汽笛を鳴らしながら襲ってくるチャールズくんや、レールの上を高速で走りながら展開する戦闘は本作ならではのもの。プレイ時間は2時間ほどと短く、蜘蛛機関車との対決というワクワクを損なわないうちに終わる内容となっていました。
by. Keiichi Yokoyama


親子でニャオハ即決


今週は、というか先月から『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』を小学生の娘と奪いあっていました。我が家にNintendo Switchは1台。とはいえ、本作が出るまではお互いに遊ぶタイミングが被ることもあまりなく、自然に譲り合い。また、娘は筆者の結構なボリュームのゲームライブラリを利用できるにも関わらず、あまりゲームにのめりこまないタイプ。どちらかといえばYouTubeなどに夢中だったのです。

ところが、本作が我が家にやってきてから娘の様子が違います。のめり込むようにパルデア地方を練り歩き、Nintendo Switchを渡してくれない。こんなに娘がゲームにのめり込むのは初めてで、私が初代『ポケットモンスター』(たしか緑)を夢中で遊んだ時のことを思い出します。やはり『ポケモン』は世代をまたいでもすごい。「きたえたワザ(ポケモン)で 勝ちまくり 仲間をふやして 次の町(ロケーション)へ」という根源的な楽しさが脈々と守られているゆえかな、と思います。なお、最初のポケモンは示し合わせるでもなく、親子揃ってニャオハを選びました。

娘がこんなに楽しんでいるのならできるだけ遊ばせてあげたいと思いつつ、神妙な顔つきで「パパお仕事だから、やっていい?」とプレイ権を貰っています。本当はお仕事とか関係なく遊びたいだけです。ゆるして。
by. Seiji Narita


実はUE製


『ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤』をプレイ。『ドラクエ モンスターズ』の温度感を期待してたのですが、思った以上に本格的で喜んでいます。雑に言うと『ドラクエビルダーズ』そのほかいろいろミックスという印象です。ベースはかなり『ビルダーズ』色強めで、それぞれテーマの分かれたいくつかの広大地域を探索して、敵とリアルタイムに戦う。マップはかなり立体的で、探索に対する報酬は大きめ。探索して宝箱を入手して、宝箱がいっぱいになったら帰るという、区切り要素もあります。いずれも最近の人気ゲームのトレンドで、うまいこと盛り込まれてます。

戦闘がターン制ではなくリアルタイムなアクションで、回避要素も強めなのが興味深い。おかげでかなりテンポ良いです。戦闘バランス面はざっくりめですが、敵のレベルのスケーリングなども入っていて結構挑戦的。こだわり感じるのはゲームサイクルで、探索に適したメンバーが毎回変わるので固定化にならないことや、宝箱の上限設定導入することで定期的な拠点戻りを薦めていたりすること。マップが広いのでダレがちなのですが、適度に“強制する要素”が効いていてメリハリあり。低年齢層向けかなと勝手に思ってましたが、かなり昨今のゲームトレンドを取り込んでいて、かつ要素を取捨選択してドラクエらしく導入していて好印象。仲間AIなど細かい点で気になるところもありますが、よくできてるなーと思いながら遊んでます。
by. Ayuo Kawase

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