『オーバーウォッチ2』は新規にも優しめ。『Scorn』はずっと気持ち悪い。闘技場デッキ構築『Alina of the Arena』が激熱。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。358回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。358回目です。まだ暑さ残ります。

ずっと気持ち悪い(褒め言葉)

今週は、ホラーアドベンチャーゲーム『Scorn』をプレイ。ホラーもグロテスクも苦手だけれど、怖いもの見たさというか、Xbox Game Passのせいというか、うっかり起動してしまった。H.R.ギーガーやズジスワフ・ベクシンスキーの作品などから影響を受けたという、その世界観の作り込みは凄まじく、どこを切り取っても絵になる気持ちの悪い美しさ。発表から発売まで約8年もかけただけあるクオリティです。

ただ、メディア・ユーザーレビューでは賛否両論の様子。上述した世界観構築は賞賛されているものの、メインとなるパズル要素やバトル要素の評価が分かれているようです。バトルについてはバランス調整で解決できそう。一方のパズルについては、異世界に放り込まれたというテーマを尊重してこのままで良い気もするし、もう少しプレイヤーに寄り添って分かりやすくした方が良い気もする。ひとまず開発元の真意を聞いてみたいところです。
by. Taijiro Yamanaka

農業・調理・探検・戦闘。自由度の高い『Core Keeper』

今週は『Core Keeper』を初プレイ。元から『テラリア』や『Starbound』のようなゲームが好きだったので、探検要素のある本作は魅力的な作品でした。友人とプレイしていたのですが、始まってから自然と各々の役割を決めて分担作業。自分は探検と材料集め、友人は農業と料理に従事。「ちょっと遊んでみようか」とすぐ終わるつもりが、既に3時間以上が経過。スキルやアップグレード要素も充実しており、常に新しいモノと巡り合えるのが本作の魅力。暗闇の中で発掘をしながら、つぎの大発見を待ち望むのです。

ある程度掘り進めていく“ドスン、ドスン”という巨大な物体が跳ねる音や、“ドドドドッ”と何か大きなものが這いずる音が。そうなってくると、暗闇の中で壁を掘り進めるのも怖くなります。壁を掘り進めた先で見たものについては、ネタバレになりそうなので自粛します……が、初めて見たときは恐ろしくて逃げ帰ってしまいました。サンドボックス型のサバイバル探検ゲーが好きな方には、ぜひ体験してほしい一本です。
by. Mayo Kawano

手厚い初心者配慮

今週は『オーバーウォッチ2』を遊んでいました。前作は遊んでいなかったので、初『オーバーウォッチ』となります。今作からは初心者向けにFTUEなる仕組みが導入され、150マッチ完了まで徐々に使用可能なヒーローがアンロックされていきます(勝利で2マッチ進行)。また50勝するまではランク戦にあたるライバル・プレイに挑戦できません。今作から始めた筆者はもちろん、FTUEのもとで目下プレイ中となります。

始めたゲームは少し遊んですぐさまランク戦に挑戦してしまうせっかちな筆者。そんな私にとって、FTUEは意外にも嬉しいシステムです。というのも、非ランク戦にあたるクイック・プレイでは、攻撃/防御側のいずれか1戦だけで勝敗を決します(コントロールのみ攻防の区別なく2点先取)。これが慣れないうちは丁度いい。サクサクと次の試合に進むため、負ける際にもあまりストレスを感じません。一方で勝つときはちゃんと嬉しい。美味しいところだけを味わえるモードを、新規プレイヤーにたっぷりと遊ばせる仕様になっていました。ちなみにヒーローはあれこれ使った末、ダメージ系に落ち着いております。
by. Hideaki Fujiwara


血が出るのがいい

Steamで『Alina of the Arena』を遊んでいます。かなり面白い。台湾のゲームスタジオPINIXが手がけたゲームです。デッキ構築ゲームに移動要素を加えた、といえば手っ取り早いかも。カード性能やギミックまわりはかなり『Slay the Spire』色強いですが、移動要素が結構奥深く、全然違うプレイフィールを提供してくれてます。敵に近寄ったり、敵を引き寄せたり、攻撃範囲から逃げたり。一方で移動要素はあくまでシンプルで、基本はカードやアイテムが鍵を握ります。

僕が気に入ったのはこうした移動要素……というよりは、雰囲気かもしれません。闘技場という設定となっていて、観客からいろいろ声が飛んできたりアイテムが投げ込まれたり。BGMもかなりかっこよく、ボス戦のBGMは往年のスクウェア作品のようなイケイケサウンドが流れます。デッキ構築ゲームで戦いに燃え」のは初めて。それと難易度によって初心者/玄人向けがはっきり分かれていて、ジャンル未経験者にも優しいのはグッド。ルーキーだとかなりヌルめで、その上だと割とカツカツ。いい棲み分けです。演出やサウンドが派手なので基本いつも気持ちいい。まだ極めてはないのですが、手触り感は抜群によく、ジャンル未経験者含めてオススメできそうです。日本語にも対応されてますしね。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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