『スプラトゥーン3』一瞬のダイナモ全盛を味わう。Steamで堪能するキムタク自給自足。『SCP: Secret Files』で財団で働き怖い目に遭う。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。354回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。354回目です。お祭りの終わり。

工夫次第で楽しみ方広がる

今週は『Wo Long: Fallen Dynasty』の体験版をSteam Deckでプレイ。といってもSteam版は配信されていないため、Xbox Series X本体からのリモートプレイです。Steam Deckは、デスクトップモードに切り替えると通常のPCとして扱える。ここで有志が手がけたクライアントを導入すれば、Xboxリモートプレイが可能になります。

Steam Deck向けにはほかにも、Xbox Game Passのゲームをクラウドを通じてプレイする方法を、マイクロソフトがサポートページで案内しています。一気に約400タイトルにアクセスできるため、Steamは初めてという人にはオススメ。導入の設定がややこしい部分もあるものの、あれこれ工夫するとSteam以外のゲームも楽しめるのはPCならでは。公式アプリがSteamで配信されれば一番簡単なのですが、まあ各社事情があるのでしょう。
by. Taijiro Yamanaka


SCPオムニバス

今週は、財団の職員として『SCP: Secret Files』で働いていました。怪異や超常現象を引き起こす何かなど、常軌を逸した存在を管理している団体「SCP財団」。本作はそんな財団の新人職員カール・アスタナの視点から、SCPの世界を体験するアドベンチャーゲームです。カールの仕事は資料整理なので、彼自身は基本的に財団のコンピューターに向かって文章を作成するだけです。一方プレイヤー視点では、一部のシーンがそれぞれ異なるゲームとして展開。実験や収容違反の顛末など、アノマリーにまつわる物語がオムニバス形式で描かれていきます。

プレイ時間は数時間程度。ゲームプレイは、基本的には物語の筋にしたがって操作する程度の簡単な内容となっています。本作は、SCPの世界をゲームで表現した作品なわけです。ただし本作では、登場するアノマリーやSCPの世界が綿密に描かれており、かなりそれらしいものになっています。不気味で不思議なアノマリーの存在する世界が、ゲーム上で表現されていました。
by. Keiichi Yokoyama


能動的キムタク補給行為

今週はSteam版がサプライズ配信開始された、木村拓哉さんことキムタク主演の『JUDGE EYES:死神の遺言Remastered』を遊んでいました。筆者は『龍が如く』シリーズは一通りプレイしているものの、同作および続編は未プレイ。この機会に、評価も高く気になっていた「キムタクが如く」デビューを果たしたのでした。

ゲームを起動すると、当然のことながらキムタクのフルコース。まずは突き出しとばかりに綺麗なキムタクを味わいます。筆者はキムタク主演の検察官ドラマ「ヒーロー」直撃世代なのですが、おそらくそちらを意識した演出やキャラづくりもちらほら。そしてホームレス風のキムタクから、スタイリッシュなキムタクへ。ジーンズが極限までピチピチでもかっこいいのはキムタクならでは。

本作のキムタクの作り込みはやはり半端ではありません。しかし、その一方で、今まで味わったキムタクとは別の味わいも感じます。その理由は定かではないものの、ゲーム内に3Dモデルとして落とし込まれている点や、「自分でキムタクを動かせる」という人生初体験の状況に起因するのかもしれません。画面に流れるリアルなキムタクをただ受け止めるのではなく、自らキムタクを自給自足していく行為。それだけで本作を遊べてよかったと思います。余談ながら、本稿ではここまで14回「キムタク」と記述したようです。
by. Seiji Narita


泡沫の全盛

『スプラトゥーン3』ばっかりやってます。千葉幕張近くでもやっておりました。この週末はサーモンランばかり遊んでいました。これだけ無条件にダイナモローラーを使えることもそうないからです。

筆者はダイナモローラーを1から愛用しておりました。振ってるだけで前線でバキバキに威嚇できて、確殺もできる。とにかく存在感デカめでガチマッチはこのブキと過ごしてきました。しかし時間が経つにつれて、振りが遅くなったり燃費が悪くなったり弱体化色濃いめに。3も塗り幅広くなりましたが攻撃力はやや抑えめになりました。そうなると思うのです。「ダイナモ使わないほうが活躍できるんじゃないか」と。ダイナモ利用時は勝率も落ちている感覚があり味方のことも考え自粛気味でした。

しかし週末のサーモンランのローテでは、ダイナモこそが輝く。割と塗り範囲の狭めの多いラインナップのなか、ダイナモのワイド塗りがめちゃくちゃ効く。そしてオカシラシャケはローラーの轢き攻撃がめちゃくちゃ効く。オカシラシャケと出会った3回いずれも筆者のダイナモ所持中であり、撃破に大きく貢献しました。ダイナモ使わざるをえないので後ろめたい気持ちもないし、活躍できるし、いいことだらけ。ローテは今日終わってしまいますが、またナワバリやガチでもダイナモで活躍できるように頑張ろうと思いました。まあたぶんすぐ諦めるけど。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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