『原神』アプデはストーリーがよかった。『地球防衛軍6』は堅実な作り。『スプラトゥーン3』のワイパーがかっちょいい。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。351回目です。クーラーのにおいが気になりますね。
正式リリース後もまだまだ進化
今週はまた『Skul: The Hero Slayer』をプレイ。先週の『Neon Abyss』に続き、こちらも最新アプデがコンソール版に配信されたのです。今回は新キャラが2体追加。そのひとつウィザードは、魔法使いキャラとしては珍しく通常攻撃が近接攻撃に。ただ攻撃力が低いため、魔法スキルをメインに戦うことになる。スキルは通常のクールダウン制ではなく独自のゲージ制になっており、ゲージの溜めを都度挟みながらの立ち回りが求められる。
もうひとつのデヴィ・ジョーンズは、大砲を抱えて砲弾をぶっ放すパワータイプ。一撃はかなり強力なものの、1度に装填できるのは4発までなので、敵を的確に狙うことが重要かと。スキルを使用すると、さまざまな効果をもつ強力な弾が装填される。ほかにも、ボス撃破時の報酬の仕様が変更されたり、強化アイテムが追加されたり、幅広いバランス調整が実施されたりと、大きめのアプデとなっています。
by. Taijiro Yamanaka
濃い口
今週は、1年ぶりに新地域が実装された『原神』を遊んでいました。4番目の地域スメールは、広大な森に囲まれた知恵の国です。スメールシティを含めて、フィールドは高低差を活かしたマップになっており、複雑な地形がしっかり作り込まれています。一見移動が大変そうに思えるのですが、移動用のフィールドギミックが多めに設置されているので、むしろ稲妻の一部地域よりも探索しやすい印象です。スメールの実装にあわせて、草元素や関連する元素反応、新しいギミックや敵も登場。未知のフィールドを舞台にした密度の高い冒険が繰り広げられています。
また今回はストーリーにもかなり力が入れられています。先代草神の遺産を活用した情報システム「アーカーシャ」。スメールを支配する教令院と、信仰の薄い若き草神。森の中に広がる死域と病。カットシーンやキャラクターモデルの綺麗さはそのまま、しっかり設定を活かしたストーリーが展開されており、続きが気になる内容になっていました。『原神』のメインストーリーとしてはかなりボリュームがあるのですが内容も濃く、良い意味で驚きました。フィールドとストーリー、どちらも規模が大きく密度の高い内容のアップデートでした。
by. Keiichi Yokoyama
先の展開が気になる
今週は『地球防衛軍6』を遊んでいました。前作での戦いで荒廃した地球から始まる、EDFの新たなる激闘。ゲームシステムにおける新要素としては、フェンサー以外の兵科に新たな補助装備枠が追加されました。これによって、グレネードなどがメイン武器と競合せずに使えるように。またエアレイダーには、新たにドローンのような武器種が登場。回転率が高く、従来の支援要請による高火力攻撃に加えて肉弾戦もこなせる兵科になりました。さらに今作からは、キャラが腰くらいの高さの障害物を自動でのぼってくれるように。地味な改善ながら、機動性の低い兵科にとっては嬉しい変更点です。そのほか、臨場感の増す肩越し視点やダメージ値の表示などの新機能も実装(いずれも設定でオン・オフなど切替可能)。大きな変化はないものの、ゲームプレイは堅実にブラッシュアップされている印象です。
一方、ストーリー面では物語性の強さが押し出されており、導入部の演出もなかなか凝ったつくり。先の気になるシナリオは、プレイの動機づけとしてしっかり機能しています。序盤から登場するキャラなどを絡めつつ熱い展開が描かれそうで、今後の展開に期待が膨らむところ。ちなみに、会話や通信の内容もいつも以上にウィットに富んでいてたびたび笑わされております。
by. Hideaki Fujiwara
本名系の名前にほっこり
『スプラトゥーン3 前夜祭』をプレイしてますが、面白いっ。1日限定の体験版的お祭り騒ぎ。『スプラトゥーン』は1は鬼のようにプレイし、2はなぜかあまり遊ばず、3はキャンペーンはこなしておこうという温度感でしたが、前夜祭を遊んだことでオンラインプレイ熱も再燃してきました。お気に入り武器はドライブワイパー。軽さもあり、近接もでき、遠距離も狙えるハイブリット系。カタナみたいでとにかくかっちょいい。扱いやすいですが、火力は使い手したいというところで、筆者が使ったところボロボロでした。遠距離も近距離もほどよく機能する位置づけなので、使い手の頭脳を要求しそうなイメージです。とりあえずかっちょいいから使う。
公式が告知を出しているとおり、通信エラーや無効試合もそこそこ出ている感じの前夜祭。それほど人が集まってるんでしょう。盛り上がりを感じます。この前のスプラトゥーン Directは日本だけで同時接続30万超えてて腰抜けました。コロコロ連載や女性層アプローチなどでプレイヤー層は広がり続けてるのだと思いますが、それでも凄まじいIP人気。割とこの手のシューターは積極的に基本プレイ無料移行が進んでるイメージですが、『スプラトゥーン』においてはそうしたアプローチはしばらく無縁そうですね。
by. Ayuo Kawase