『ゼノブレイド3』を雰囲気でプレイしてしまう問題。『リズとルカのマホウのカバン』が楽しい。『ビートリフレ』を“規制解除パッチ”でプレイ。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。348回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。348回目です。体調に気をつけましょう。


円安憎い

今週は、何かと話題になった『ビートリフレ』を少しプレイ。Steam Deckとの互換性は未検証ですが、問題なく動作します。そして“規制解除パッチ”も導入可能。普通のPCとして扱えるデスクトップモードで、パッチファイルを指定のフォルダに入れればOK。もっとも、Nintendo Switch版向けに発表されていた、CERO:D相当の内容に戻るだけですが。開発元の慎重さが伺える。

そういえばSteam Deckの国内予約が開始されましたね。ストレージ容量別に3モデルあり、大容量の方が高速と案内されています。ただ海外のロード時間検証映像を見ると、内蔵512GBよりも、内蔵64GBやMicroSDの方が速い場合も少なくない。また512GB版のみの防眩エッチングガラスは、保護フィルムを貼るかどうかで価値が変わりそう。この辺を考慮しながら、MicroSDでの拡張も視野に、予算に合わせて選べば良いのかなと。
by. Taijiro Yamanaka


アイテム管理が特徴的なアクション風ローグライク

今週は、アイテム管理に重点を置いたローグライク+アクション『リズとルカのマホウのカバン』を遊んでいます。本作は、『風来のシレン』や『トルネコの大冒険』といったローグライクなダンジョンRPGを、アクション風なリアルタイム進行にアレンジ。そこへ更に、アイテムの管理によって、稼ぎやプレイヤーを強化できる要素が導入されています。まず、同名のアイテムを3つ以上集めて横/縦一列に並べると、アイテムが合成されて修正値や使用回数がアップします。また、所持品内の配置によって効果を及ぼす精霊石も存在。周囲4マスのアイテムを強化する強化の精霊石や、同種のアイテムをまとめて魔法の同時発動や腕輪の複数装備を可能とする双星の精霊石、前述の合成時にあらゆるアイテムの代わりになれる同化の精霊石など、上手く使うことで大きな効果をもたらす要素となっています。

本作では、上述のアイテム合成と精霊石が攻略の要になっており、強化が上手く行っているときは派手なゲームプレイが展開されます。たとえば双星の精霊石には、おそらく合成の上限がないため、何本もの武器を同時に振るうことも可能。軌道に乗っている時のインフレ具合はかなり爽快です。食料の確保が難しい点や武器/魔法のバランスなど、荒削りに感じる部分もありましたが、アイテム管理が悩ましくも楽しい作品でした。
by. Keiichi Yokoyama


勝っても負けてもお祭り騒ぎ

先日発売された『GIGABASH』を遊んでいました。本作は見下ろし型のアクションゲーム。大怪獣やスーパーロボ、ヒーローが町を粉砕しながら暴れまわります。ガードやダッシュ、ジャンプに加えて、弱・強・溜め攻撃、投げ技などアクションは豊富。ガードに対する投げ技、ジャンプ攻撃に対する対空攻撃、といった駆け引きもあり。そのため、ゲームプレイは格闘ゲームに似た印象です。また、ステージ内のオブジェクトを拾って攻撃に利用したり、ゲージを溜めて巨大化したり。こうした要素は、ストアページなどの説明にあるとおり、ドリームキャストの『パワーストーン』を彷彿させます。

グラフィックはリッチで、怪獣が町を粉砕する様子は迫力満点。やや不気味な怪獣たちのデザインも、特撮らしさが出ていて個人的には凄く好みです。一方でどの怪獣も動きは軽快なので、わちゃわちゃしているところが可愛らしい。ストーリーモードは短いながらも、凝った演出でなかなかの見ごたえ。それだけに、収録ストーリーが現時点で4キャラ分のみなのは惜しいところです。他方、対人戦ではCPU相手に有効だった戦法がほとんど通用せず、苦戦を強いられています。しかしそうした苦境も、お祭り騒ぎの怪獣バトルではあまり苦になりません。最強の怪獣を目指し、試行錯誤を繰り返しております。
by. Hideaki Fujiwara



だいたい理解できてない

今週は体調を大きく崩し自分はBitSummit取材も行けず。高熱にうなされながら、『ゼノブレイド3』をプレイしていました。で、この『ゼノブレイド3』なんですが、だらーっと遊ぶゲームになっているせいか、雰囲気でプレイしがち。チェインアタックもスマッシュチェインもとにかくノリでなんとなく決めている。オートモードが優秀なので、とにかくなんとでもなる。いつインタリンクすべきかもよくわからん。ということで、雰囲気でプレイしがち。

今作は過去作と比べても、細かい要素が廃止されているので、余計に雰囲気でプレイしやすくなっております。装備システム自体が基本的にジョブシステムに移行しており、装備ベースではなくアーツ/スキルベースになっているといったところだろうか。道中でも自分が強くなったのかいまいちわからない部分もあり。それと大量納品クエスト形式がなくなった影響で、アイテムを手に入れてもそれが何に使えるのかわからない。これはこのゲーム全体に言えるのですが、ご褒美インターバルに短期的なものが少ない印象。アイテムゲットしてもすぐ使える、といったものもあまりないし。総じて、長く遊ぶゲームとしての設計が目立ちます。そういう意味でも、今は雰囲気でプレイしててもいいんじゃないかなと思ったり。クリアしてから、自分の感想がどうなるか楽しみです。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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