『Nintendo Switch Sports』のアプデでいろいろありそう感。『夜廻三』のボスは殺意高め。『The Stanley Parable: Ultra Deluxe』は一味違う。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。334回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。334回目です。雨続きGW。

相性抜群

今週はリズムゲーム『Spin Rhythm XD』をSteam Deckにてプレイ。画面奥から手前にノートがレーン上を流れてくるタイプで、手前のホイールを左右に回して、ノートの色とホイールの同じ色の部分を合わせていく独特のゲームプレイとなっています。ノートの種類によってリズムに合わせてタップしたり、ホイールを勢いよく回したりなどするエリアも。慣れてくると非常に気持ち良い。

現時点で本作は、Steam Deckとの互換性は未検証とされていますが、問題なく動作します。しかも何も追加設定することなく、トラックパッドにてホイールを回すことが可能。タップ操作にも対応していて、かなり快適です。トラックパッドには触覚フィードバックが仕込まれており、なぞるとコリコリと振動し、これまた気持ち良い。本作は現在早期アクセス配信中で、正式リリース時にはNintendo Switch版も発売される計画となっています。
by. Taijiro Yamanaka

忘れてしまった思い出を探して

今週は『夜廻三』を遊んでいました。『夜廻』シリーズは、幼い主人公が夜の街でだいたい酷い目にあう探索ホラーゲームです。本作の主人公は、呪いを解くために街へ出発。忘れてしまった思い出を探し、お化けの徘徊する不気味な夜の世界をさまようことになります。過去作と異なりマップの攻略を自由な順番で進められるほか、メインキャラクター以外の人間が登場。過去2作でお化けへの対応に慣れているせいかもしれませんが、街のお化けは殺意が控えめになっており、敵意を持った相手と緩急がはっきりしているようにも感じられました。

『夜廻』と『深夜廻』では、子供の空想を形にしたような不気味な夜の世界は然ることながら、ストーリーの見せ方や演出が記憶に残っています。本作ではボリュームが増し、違った方向性の恐怖を取り入れつつも、そうした過去作の良点は変わらず。ボス戦の殺意の高さもそのままなので、相変わらず良いところと悪いところがはっきりしていました。毎日いろんなことを忘れますが、今作も記憶に残る体験になった気がします。
by. Keiichi Yokoyama

ひと味ちがうぜデラックス

今週は『The Stanley Parable: Ultra Deluxe』を遊んでいました。本作はもともと『Half-Life 2』のModとしてリリースされ、後にスタンドアローン版が発売された経緯があり、筆者はどちらもどっぷりプレイ済み。かつて大いに楽しんだ本作を懐かしみたいと思い、今回のリメイク版を手に取りました。ところがどっこい、ノスタルジーを超える面白さを再発見する、オリジナル版とはひと味違う体験が待っておりました。

まず個人的なことながら、最後に本作を遊んだのが約8年前なのが功を奏しました。記憶がいい感じに薄れており、新鮮さと懐かしさのいいとこ取り。こころなしかナレーターが語りかけてくる言葉のキレも増しているように感じます。ルートなどの記憶はあるので、筆者がもっとも好きな某エンディングに一直線に向かうと、まったく予想だにしない新しい場所に連れて行かれて爆笑。新要素により本作経験者でも再プレイの価値があるのはもちろん、新規プレイヤーはオリジナル版の魅力をそのままに味わえる内容に仕上がっています。

なお、『The Stanley Parable: Ultra Deluxe』は現在日本語未対応であるものの、開発元によれば日本語にも後日対応予定。皆さんも是非本作をチェックしてみてください。
by. Seiji Narita


リッチスポーツ

発売されたばかりの『Nintendo Switch Sports』を遊んでます。6種類のスポーツを詰め合わせたシンプルなパーティーゲームなのですが、そこは任天堂クオリティ。システムやグラフィック、モーションなどかなりリッチ。個人的に目を見張るのは背景の豪華さですね。ショッピングモールの複合施設らしきのような舞台が多いのですが、かなり細かく環境が作られている。AAAパーティーゲームという感じがします。

どの競技も面白いのですが、奥深さを感じたのはサッカー。だいぶ『ロケットリーグ』なデザインになっていて、ボールが「場外」にいかないシステムでずっと楽しい。個人的に一番好きなのは、バレーボール。システムや流れはかなり複雑なのですが、4人の選手のそれぞれのやるべきことが整理されていて、カジュアルながら奥深い戦いをしていると感じられる。テニス・ボウリング・チャンバラあたりは『Wii Sports Resort』から変わらない安定のクオリティ。

過去作と比べると、ぶっちゃけ競技数が少ない印象ではあります。ただ、ランクマッチも存在したり、手に入る衣装はシーズンごとにかわるなど、ちょっとした運営型ゲームの側面もちらり。レッグバンドサッカーやゴルフが今後追加されると予告されているので、「続いていく」設計だからこそ、それを踏まえていろいろ考えられてるんでしょうね。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
AUTOMATON JP
記事本文: 882