Nintendo Switch有機ELで遊ぶ『モンハンライズ』がよすぎる。『メトロイド ドレッド』は職人芸。『FF14』近接デビュー。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。317回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。317回目です。足先が冷えますね。


ASMR的な心地良さ

今週は『小さな世界(Tiny Lands)』のNintendo Switch版が配信。いわゆる間違い探しゲームで、画面上には一見同じ箱庭が左右に並んで表示。その両者を見比べて、オブジェクトの色や大きさ、向き、位置の違いなど、異なる部分を探していく作品です。箱庭は、森や街、海に浮かぶ島などさまざまな環境があり、それぞれに特定のテーマの風景が収められている。3Dで制作されており、カメラをグルっと回したりズームしたりすることが可能。間違い部分も、そうした操作を前提に配置されている。

間違いの配置はそれほどイジワルではなく、また1ステージに計5つだけと比較的簡単。お手つきのペナルティも時間制限もない。まあシンプルな内容ですが、各ステージではゆったりとしたBGMとともに、箱庭の風景に合わせた環境音が聴こえてくるのが良い。とにかく癒されるんです。たまらずヘッドフォンでのプレイに切り替えて浸っていました。
by. Taijiro Yamanaka


近接いちねんせい

メインクエストが終わって以降、『FF14』のさまざまなジョブのレベリングをして遊んでいます。新ジョブの賢者とリーパーは、どちらもよく完成されている印象です。賢者はHPを戻す力が他ヒーラーと比べて若干弱いのと、不測の事態に陥ると途端にリソース不足を起こすのが難しいところ。リーパーはスキル回しの柔軟性が高く使いやすいジョブですが、現在最善とされるスキル回しだとちょっとややこしい動きをさせられるのが厄介。アルケインサークル中にコムニオが2回撃てるなら、この動きをやるしかないのか……。奥が深いなと思いつつ木人を殴る日々です。

新生からずっと遠隔ジョブばかりやってきたので、近接ジョブにハマるのは初めてです。IDから極までひととおり遊んでみましたが、やたらと周りに振り回されるポジションだなと思いました。タンクの誘導次第ではまったく殴れないこともあるし、近接が殴れない胡乱なマクロを流されると暴れそうになります。武器のほうの極で外周での頭割りを指定されたときは真顔になりました。ですがそのぶん、ロスなく動けると気持ちいいのが近接の面白さなんだろうなと感じます。

既存ジョブとしては自己回復力がえげつない戦士と、これまで不満とされていた部分がきれいに解消された赤魔道士が気になっています。まだまだレベリング途中ですし、同じコンテンツでもジョブを変えて楽しめるのが『FF14』のいいところですね。
by. Aki Nogishi


言わせてください、これオモロイド

今週は『メトロイド ドレッド』を遊んでいました。筆者は『メトロイド』シリーズには強い好印象を抱いているものの、プレイしたのは2003年の『メトロイドフュージョン』以来。そして久しぶりの『メトロイド』は、ものすごく『メトロイド』でした。指示されている感なく、自由に探索しつつも目標に近づいていく動線設計は秀逸。アクションはもちろん機敏かつ絶妙で、触っているだけで楽しい。それから、3D横スクロールアクションには個人的な懸念がありました。「描画として奥に引っ込んでいる部分に当たり判定がある」などの現象に遭遇して、悲しい思いをしたのです。本作ではそんなしょんぼりする出来事もほぼなく、2Dのような感覚で混乱せず遊べました。

そして、筆者は初体験だった「メレーカウンター」に一目惚れ。さまざまな高難度アクションゲームの影響もあり、敵の攻撃を弾いたりするのが大好き男なのです。また、敵とダンスする必要なく、攻撃を受けて返せるのでゲームプレイのテンポ感も向上していると感じました。ボス戦などでもカウンターが大きくフィーチャーされており、非常に嬉しかった。本作はとにかく全体を通して整った仕上がり。職人が丹精込めて作った隙のない逸品のような、安心して夢中で楽しめる作品でした。本作の設計を受け継ぐメトロイドヴァニア作品が多数登場した現在において、“本家”の貫禄を遺憾なく発揮した一本です。
by. Seiji Narita


初期モデルは母親にあげる

念願のNintendo Switch(有機ELモデル)を入手。発売日に購入した初代に不満はなかったのですが、大雨の日にお供したことによりやや動作不良を起こすように。稼働も4年を超えたというところで、新型をお出迎えしました。

ちまたで散々言及されていますが、モニタの発色がとにかくきれい。黒をきれいに映すディスプレイということで、そのコントラストとして赤色やオレンジといった濃い目の色は有機ELの恩恵を受けている印象。いろんなゲームを起動してみましたが、個人的には、有機ELモデルで一番きれいだと思ったのは『モンスターハンターライズ』。とはいっても、そもそも初期モデルの時点で『モンスターハンターライズ』はマイベストグラフィックゲームなわけですが。カットシーン中もゲームプレイ中も、全体的に表現が質高く、かつ細かい粗が見えづらい設計がすごい。良いものを良きモニタで動かしているので、順当ではある。濃い目の色は2Dゲームにも使われているので、インディーゲームにも恩恵ありそう。『Slay the Spire』なんかは赤色がよく出てくるので、有機ELモデルでプレイすることで楽しさ上がってる。気がします。気だけ。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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