『メガテン5』はNintendo Switchの中でもトップ級。『エルデンリング』ネットワークテストを楽しむ。『超将棋』が意外と熱い。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。311回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。311回目です。完全に冬です。


Ah shit, here we go again.

今週は『グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版』が発売。収録作品はいずれもオリジナル版をプレイ済みのため、とりあえずXbox Game Passにて『GTA:サンアンドレアス』をプレイしています。グローブストリートの道路橋をくぐり、CJたちの家に向かう光景が懐かしい。注目のビジュアルはあくまでリマスターの範疇であり、シャープで美しくなっているものの、まだまだオリジナル版当時の時代を感じさせる。良くも悪くも。

最近リメイクにより蘇る作品をチラホラ見かけるため、本作もビジュアルからシステムまで、もっと現代化してほしかったというのが正直なところ。同じ系列のメーカーが手がけた『マフィア』もフルリメイクされましたし。とはいえ、プレイしていると「それはそれ」と楽しめてしまうのも事実。良い作品であることには変わりなく、60fpsでプレイできるのもありがたい。でも三部作まとめての購入はまだ迷ってます。
by. Taijiro Yamanaka


意外と熱い

今週は、いろんなことの合間に『超将棋』を遊んでいました。『超将棋』は、将棋に物理を取り入れた駒を弾いて戦う対戦ゲームです。駒の種類によって動ける方向と最大移動力が決まっており、チャージとタイミングによって弾きの強さが決定。勝利条件である、盤外へ王を落とすことを目標に駒同士がぶつかりあいます。原作で2マス以上動ける香車と桂馬、飛車角はそれぞれ強力な駒で、一歩間違うとどこまでも飛んでいってしまう点も本作の特徴でしょうか。ゲームモードはターン制とリアルタイムがありますが、リアルタイムはちょっと忙しかったので、主にターン制をプレイしていました。

リリース前の段階では、いわゆるバカゲーとして面白そうだなと思っていたんです。笑えるのも間違いないのですが、実際リリース後に触ってみると、相手の歩の粉砕を見て王を待避させたり、王が立ったのを見て駒台穴熊を崩しにいったりなど、王手と強力な戦術を巡る攻防が意外と熱くてですね。マッチングがしづらいこともあり、ほかのゲームの裏でマッチングを入れておいて、太鼓の音が鳴ったらプレイするという生活を送っていました。今後のアップデートに期待したいところです。
by. Keiichi Yokoyama


金の絨毯に赤い罠

画像はメディア向け先行テストより

今週は『エルデンリング』ネットワークテストを遊んでいました。フロム・ソフトウェアファンが待ちに待った本作。手触りとしては、ファンへの期待にしっかり応えつつ、新鮮さも取り入れた印象。テスト時点でも、集大成らしいボリュームと新作としての驚きを届けてくれました。同スタジオ過去作品での攻略法が通用するケースが多い一方で、逆手を取るような敵の登場も。慣れたプレイヤーでも、一瞬の判断ミスが生死を分かちます。戦灰や霊体召喚など新システムをフル活用するのが楽しみです。

そして、ネットワークテストで筆者がもっとも記憶に残ったのがボスエリア手前。本作では、協力プレイで手助けする際には金色のサインを出します。とあるボスエリアに入る直前には、金色の絨毯のごとくほかプレイヤーのサインが。そして需要も並々ならぬのか、サインを拾えど拾えどマッチングはできず。「これぞネットワークテストの本懐」と思いつつ、サインを片っ端から拾って歩きます。そして筆者がうっかり接続したのは「敵対」の赤いサインでした。せっかくなので一戦交えました。負けました。来年2月25日発売の製品版も、大いにサインで賑わうことでしょう。
by. Seiji Narita


Switchのファンは静か

『真・女神転生V』(メガテン5)をプレイしてます。めちゃくちゃ面白い。リッチ。『メガテン5』はアトラス初の全世界同時ローンチ作品のようですが、世界に挑むクオリティになってます。特に良いのが、モデリング。ここが本作のウリなのはPRからも見て取れましたが、悪魔がとにかく美麗でモーションもいい。それぞれの悪魔に愛着が湧きます。一方でフレームレートが犠牲になっていたり。fpsは20後半メインで30に届いてない気がします。本作のグラフィックは全体的に高水準にまとまっていて、ここだけ汚いといった歪さがない印象。最初は戸惑いましたが、こうしたビジュアル面の品質のために勇気を出して割り切ったと考えると、fps面も受け入れられました。絵の質でいえば、Nintendo Switchでもトップレベルかと思います。お金をかけて贅沢に作られてます。

もちろんゲームプレイ面も良い。東京タワーのあいつと水辺のあいつにはボコられました。難しさと遊びやすさの塩梅も良く、全体的に好きな部分多めですが、とにかくビジュアルリッチ化が最大の目玉かなと。開けたフィールドがメインなので、閉塞感があまりないのも個人的には良い。ちなみに、成長DLCはすべて買いましたが、富豪の舞のみ時折使っています。マッカを稼いで悪魔召喚に使用。逆引き機能では、悪魔全書も使って悪魔合体できるのがありがたい。経験値や御厳は据え置きで、マッカ充実により悪魔の入れ替えをスムーズにすることで、快適かつ本来の難易度を楽しめている気がします。
by. Ayuo Kawase




※ The English version of this article is available here

AUTOMATON JP
AUTOMATON JP
Articles: 861