『アイドルマスター スターリットシーズン』はキャラ表現がいい。『スマブラSP』のソラは何にも似てない。『メトロイド ドレッド』のE.M.M.I.は怖くていい。今週のゲーミング


Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。308回目です。肩こりはつらいですね。



E.M.M.I.は怖くてなんぼ

今週は『メトロイド ドレッド』を2周目プレイ。今度は被ダメージが増加するハードモードに挑戦しましたが、もうゲームの流れや敵の特徴を把握していることもあって、あまり大きな違いを感じない…。そもそも本作では、体力を回復できる機会が多く、サムスを執拗に追跡してくるE.M.M.I.やボス以外はそれほど脅威ではない。それもあり広大なマップをスイスイ探索でき、要所要所で緊張感高まる場面がやってくる。同ジャンルにはもっと高難度の人気作もありますが、これはこれで面白い緩急のバランスだと感じます。

E.M.M.I.に捕まった場合、逃れることは一応可能なものの、ほぼ確実に死ぬ。最初はこれにフラストレーションが溜まりましたが、反射神経でどうにかなるようではE.M.M.I.の存在が台無しだし、ゲーム体験として逆につまらない。幸いリスタートが速く、それを含めた遊びやすい親切設計も本作の特徴で、満足感の高い作品でした。
by. Taijiro Yamanaka


スタマス

今週は、久しぶりのプロデュース型買い切りアイマス『アイドルマスター スターリットシーズン』を遊んでいます。本作は、アメリカから帰ってきた765プロのプロデューサーとして、合同ユニット「プロジェクトルミナス」を担当する作品です。765プロの13人に加えて、デレマス/ミリマス/シャニマスの各ブランドから5人ずつアイドルが登場。メインストーリーでは、本作で初登場の奥空心白も交えた「プロジェクトルミナス」の物語が展開されていきます。個人的には、他タイトルから担当が多めに登場していることもポイントです。

本作では、メインストーリーや個別のコミュによって、各アイドルが丁寧に表現されています。765プロの13人からはそれぞれ成長が感じられますし、各ブランドのアイドルたちは個性やブランドのカラーをそのままに登場。ウサミンと小中学生の絡みや、普段と違う反応の凛世といった本作ならではシーンも、随所で描かれていきます。まだ9月に入ったばかりの段階ですが、キャラクターの表現に力が入れられているのは間違いないでしょう。ゲーム全体のテンポが良いとは言えないため、2周目をプレイしようとは思いませんが、プロジェクトルミナスの行く末を最後まで見守りたいところです。
by. Keiichi Yokoyama


カウンター気持ちよすぎ

『スマブラSP』最後のファイターのソラを練習していました。前情報的には、操作しやすく、火力低めのコンボファイターというイメージでしたが、操作は割とクセがあり、火力はもりもりと、いい意味で予想を裏切ってくれました。バーストわざの種類は多彩で、崖外への追い出しだけでなく、地上の強攻撃や空上でも相手を押しやれる。使っていてかなり楽しいというのが所感です。

筆者の持ちキャラはクッパJr。空中攻撃の駆け引きに強く、崖外での対応も強い。メカクッパや砲丸など、対戦中にテンポを変えやすい持ち玉が多いことも気に入ってます。ソラもまた、テンポが独特。3段攻撃で拘束することで流れを持ち直せますし、3種の魔法やカウンターなど、引き出しが豊富。復帰性能が極めて高いので崖外への追いかけも得意。クッパJrを好む自分としては、ソラはかなりヒットキャラです。では、クッパJrに似ているのかといえば、まったくそうでもない。差し合いの部分はゲッコウガのような要素もありますが、あまり似てない。ジャンプまわりのムーブはミュウツーに似ていますが、ほかの部分は全然違う。剣キャラとかいわれればそうでもない。ソラは間違いなくソラなんですよね。100体近くファイターがいるなか、何にも似ていないキャラを生み出せる『スマブラSP』って、やっぱすごい。
by. Ayuo Kawase




※ The English version of this article is available here