PS5『ラチェット&クランク』新作がえげつない面白さ。キツネアクション『TUNIC』はハードコア。放置RPG『Melvor Idle』はなかなか飽きない。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。291回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。291回目です。みなさま、E3期間お疲れさまでした。


カワイイだけじゃないキツネ

発売前の新作を体験できる「Steam Nextフェス」が現在開催中ですが、実はXboxでも同様の体験版イベントがおこなわれています。そして、期待のキツネアクション『TUNIC』は今回はXbox向けのみ。光の表現が美しいローポリゴングラフィックを採用する、『ゼルダの伝説』ライクな作品です。

かわいい見た目からライトなアクションゲームかと思いきや、結構難易度高め。有り体にいえば、すぐ死ぬ。序盤から激しい攻撃を繰り出す敵が多いが、盾での防御やドッジロールをするとスタミナを消費するため、どこかで攻勢に出なければいけない。セーブポイントで体力を全快させると、倒した敵まで復活するのも悩みどころ。敵の同士討ちを狙うのは有効な戦略です。なお死ぬとその場にお金を落とし、後から回収可能。クラシックな雰囲気をもちながら、最近のトレンドも取り入れている様子。手触りは非常によく、まだ見ぬ要素を含め製品版が楽しみです。
by. Taijiro Yamanaka


放置クラフトに癒やされる

今週は放置RPG『Melvor Idle』を遊んでいました。こちらはもともとWebで無料公開されており、去年11月20日よりSteamにて早期アクセス配信が開始されています。モバイル向けにも展開されており、全プラットフォームでクラウドを通じて進捗を共有できます。無料版と有料のSteam版は、広告の有無を除いてコンテンツ的にはほぼ同一です。しかし、無料版を大いに楽しませていただいた筆者は、開発者への感謝の気持ちも込めてSteam版を購入。改めて本作を楽しんでいます。

『Melvor Idle』の魅力は多彩なクラフト要素です。クラフトはタスクを設定して放置すれば進行し、クラフトをすればするほど熟練度が上がってより広いタスクが実行可能になります。また、スキルを最大まで習得すると、対応したアイテムがアンロックされ実績が解除。コンプリート欲をそそる仕組みになっています。また、素材収集がクラフトが相互に影響しあうように設計されているのも飽きが来ない工夫のひとつ。執筆に集中した後で大量に集まったアイテムを見ると、努力へのご褒美のようでなかなか癒やされます。今後もじっくりプレイしていきたいタイトルです。
by. Seiji Narita


ドローはやがてすべてを解決する

今週は『Roguebook』を遊んでました。本作は、ジェムによるカードの強化システムが導入されたデッキ構築型ローグライトです。各カードには、ジェムを装着できるスロットが搭載。ジェムには、カードのドローやブロックの付与など追加効果が設定されており、ただ敵に攻撃するだけの基本カードでも、ジェムを取り付けるとキャントリップや0コストカードへと強化されます。

さらに高レアリティのジェムには、単純に強い3枚ドローや攻撃の全体化、0コストの複製作成など、ゲームを壊しにいける効果が目白押し。強カードを高レアジェムで補完することもでき、カードの強化自体が悩ましい要素になっています。大量のレリックで特殊効果を発動させまくる代わりに、限定的なレリックとカードの使い勝手が一変するジェムを使って、デッキを回すといったところでしょうか。フィールドの探索要素と、強化の選択肢の多さも相まって、一周のプレイ時間こそ長めですが、キャントリップにはロマンがあると思うのです。
by. Keiichi Yokoyama


個人的にPS5で一番好きなゲーム

PS5で発売された『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』にどハマリしました。小さなワールドで構成された世界を、探索していくオーソドックスな構成の3Dアクションゲーム。しかし、それぞれのステージ構成や武器ギミックなどゲームデザインが素晴らしく、見事な完成度になっています。用意されているアクションや武器は、単に楽しいだけでなく、DualSenseにて“感触”が伝わるようになっていて気持ちよさマシマシ。ストーリーについては期待していませんでしたが、局所でドラマがあって良い。何より登場キャラ全員かわいいのがええですね。日本語吹き替えが素晴らしい。

面白いのは、本作には不要/冗長に思えるアクティビティがないことですね。大作アクションにはステージやゲーム内ミニゲームの中には、面白くない割に長めのパートもあるものですが、アイテム収集含めてずっと一定以上の面白さがある。基盤となるアクションシステムが秀逸なことに踏まえて、各パートのペース配分がほどよく、快適さへの配慮が充実しているからだろうなと思います。唯一、バグはちょっと気になります。衝突判定などは割と大味で、すぐハマったりするのはまだいいのですが、プレイ中のクラッシュやレストモードのエラーも何度か経験しています。すでに何度もパッチが配信されているので改善中だと思うのですが、ハードのシステム巻き込んで落っこちちゃうのはヒヤヒヤなので、そこは改善をお願いしたい。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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