Nintendo Switch『ルーンファクトリー5』はなんだかんだ良いゲーム。『●LIVE IN DUNGEON』で配信者の苦労を知る。バトルパズル『Grindstone』はよくできてる。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。289回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。289回目です。ゲームイベントの季節です。

最近の日課

先日のPC版の発売を機に、パズルバトルゲーム『Grindstone』を最近またよくプレイしています。規定数の敵を倒せばステージクリアというのが基本的なルールで、同じ色の敵を一筆書きのようにして連鎖で倒していくゲームプレイが特徴。一定数以上の連鎖を決めると宝石がドロップし、連鎖中にそれを挟むと、別の色の敵に連鎖を繋げていくことが可能です。

一定数以上の連鎖をしてからでないと倒せない敵や、特殊な攻撃をする敵、あるいはステージ内のギミックもさまざま存在。また、落ち物パズル的な要素もあり、必ずしも毎回連鎖を多く繋げれば良いという訳ではなく、適切なルートを探しどれだけの敵を倒すか頭をひねる。ステージを進むに従って難易度は上がっていきますが、連鎖の爽快感を優先したステージが時折挟まり、ペース配分も巧みな印象。ダメージを覚悟したり、クラフトアイテムを上手く使ったりすることも求められ、よくできたゲームです。
by. Taijiro Yamanaka


内臓はあるぞう

今週は一人称視点シューター『Cruelty Squad』を遊んでいました。まるで初代PlayStationで悪夢を見ているかのようなグラフィックに負けず劣らず、中身もアクの強いゲームです。油断すると瞬きしている間に敵にやられるという、往年のシングルプレイFPSのような容赦ないバランス。しかし、練られた敵の配置や攻略ルート選択の自由、あまりにも死に過ぎるとイージーモードになるなど、遊びの間口を広げる配慮が光ります。

筆者が個人的にグッと来るのが、本作の世界では人体を遵守する意識が猛烈に低い点です。頭に(脳みそをちょっと削って)銃を埋め込んだり、銃弾を生み出す謎臓器を追加してしまったりと、身体改造はやりたい放題。挙句の果てには、敵の臓器を拾い上げて売買することまでできます。自己強化のお金を貯めるために内臓をかき集める日々。銃撃戦の合間に「あ、肝臓値上がりしてるじゃん」と投機して金を稼ぐゲームは初めてプレイしました。テクニックを駆使して爆速クリアを目指すもよし、筆者のようにちまちまと内臓を溜め込んで強化に励むもよし。万人向けとはいえないものの、一部ゲーマーには猛烈にウケそうな本作、他のプレイヤーがどう遊んでいるか気になります。
by. Seiji Narita


コメントを見るのに忙しい

経験値とお金の代わりにフォロワーといいねを稼ぐ異世界配信RPG『●LIVE IN DUNGEON』を遊んでました。なぜか配信技術が異様に発達した世界ワンダルシア。本作では、そんな世界の配信者の一人として、ダンジョン探索を配信します。配信中には、あいさつから指示まで画面右端にコメントがやってくるので、コメントへ反応したり、コメントへ反応しなかったりしつつ、配信を継続。コメントへの反応などで稼いだいいねを通貨代わりに、装備やスキルを更新し、強く成長しながら、ダンジョンを攻略いきます。フォロワー数でマウントを取ってくる配信者の登場や、視聴者が盛り上がっていいねがもらえるイベントも、異世界配信RPGらしい要素でしょうか。

戦闘中は、コメントに反応すると待ち時間が軽減されるので、積極的にコメントへ反応したいところです。しかし、本作の戦闘はリアルタイムに進行。コメントの閲覧中や、反応を考えている間も敵は攻撃を待ってくれないので、視聴者に気を取られて戦闘が雑になり、あっさりやられてしまうことも。無言プレイが許されない、配信者の気持ちが少し体験できたようでした。
by. Keiichi Yokoyama


ゲーム内労働讃歌

今週はいろんなゲームを遊んだのですが、結局Nintendo Switchで『ルーンファクトリー5』ばかり遊んでいます。歴代作品で一番ハマってるかもしれません。探索戦闘が楽しい。基本は『ルーンファクトリー4』のシステムに『ルーンファクトリー オーシャンズ』のような3Dを混ぜ込んだシステムです。これまでの見下ろし視点での探索戦闘も楽しかったのですが、最新作になり立体的になったことで、視認性はぐっと上がりました。どこで通れる場所で、どこにアイテムがあり、どこに敵がいるか。ミニマップも優秀なので、探索でイラつくことはなし。エリアも広大なので、冒険してる楽しさも強く、この部分は大化けですね。

3D化した恩恵で、着せ替えの楽しさもあがりました。モデルの質もいいし、防具も頭部などはそれぞれグラフィックが用意されているので、着せ替え甲斐あり。スカーレットにふざけたメガネをあげて、ずっと着けてくれているのが申し訳なくも嬉しい。すでに何度かアップデートされているので、遊びやすさも向上中。フレームレートについては改善されたのかよくわかりません。慣れてしまったのかもしれない。最初は不満多めでしたが、かなり好意的な意見に寄ってきてます。問題も抱えてますが、中毒性は非常に高いです。牧場系のゲームはたくさん遊んでますが、どの作品もゲームサイクルを作るのに苦労している印象。そう考えると『Stardew Valley』と『ルーンファクトリー5』は完成度的に頭ひとつ抜けてますね。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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