『モンスターハンターライズ』は初心者にとってハードコア。『ニーア レプリカント』のバージョンアップ版に納得。『Hades』の日本語を満喫。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。283回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。283回目です。おうちでのんびりとゲームしましょう。


ついに日本語に対応

今週は、『Hades』のPC版に日本語が実装されました。6月のNintendo Switch版の発売に合わせておこなうのかと思っていましたが、急に来た。これまでずっと英語版にて、個性的なNPCたちの日本語での口調を想像しながらプレイしていたため、答え合わせをするような感覚で楽しい。一方で、翻訳された固有名詞にまだ慣れず、武器強化時などでは日本語表記を英語表記に解読しながらプレイする変な状態に陥っています。

ローカライズでは翻訳者のセンスが随所に表れると思いますが、これを探すのも面白い。たとえば、本作では罰を受けたシシュポスが運んでいる巨岩がキャラクター化されており、英語版ではBouldyと名付けられているところ、日本語版ではイワコフさん。岩だけに?Bouldyも岩に由来する名前ですが、そうきたかという感じ。何度も出てくるセリフや表記は原文がほぼ頭に入っているため、意訳の仕方も勉強になります。
by. Taijiro Yamanaka


今年はどうなるガーディアンの祭典

昨年もハンターがロケットスタートだったなあ。『Destiny 2』では現在、“ガーディアン・ゲーム”なるイベントを開催中。ゲームに存在する3つのクラスが得点を競う競争イベントです。こちらは2020年にも開催されており、その時はタイタンクラスが栄誉を掴みました。

私のメインはハンタークラスなのですが、実は『Destiny 2』内でも特に人口が多いと言われているクラスです。そのため昨年の結果はコミュニティ内の議論の的になりました。開発/運営元のBungieがクラスごとに得点に“重みづけ”していたのも原因だとおもわれます。

今年のガーディアン・ゲームでも開幕首位はハンタークラス。コミュニティでは「去年もこうだったね」「またどうせ別のクラスが勝つんでしょ!」という意見も見られます。でも私は蛇のシンボルが可愛い装備がもらえたのと、他のクラスも好きなので、「まあどれが優勝でもいいかな」なんて思っております。もうすぐ訪れる次のシーズンに思いをはせつつ、まったりとバリアマシンガンで敵をなぎ倒してまいります。
by. Seiji Narita


バージョンアップ版

『NieR Replicant ver.1.22474487139…』を遊んでいます。といってもSteam版なので、ゲーム全体としてはまだまだ始まったばかり。10年前のゲームプレイを思い返しつつ、こんなイベントあったなとか、こんなイベントあったかなとか、記憶の曖昧さと向き合いながら進んでいます。10年は長いですが、だいたい酷い出来事は覚えていますね。

本作を指して、リマスターや移植、リメイクなどではなく『NieR Replicant』のバージョンアップ版という表現が使われてきました。定義は曖昧ではあるものの、リマスターなら原作のゲームプレイはそのままに、グラフィックが向上されていそうですし、リメイクならゲームプレイも含めた全面的な改修が予見されます。本作の場合は、グラフィックを現在の水準へとクオリティアップしつつ、アクションにも手が加えられているので、実質リメイクに近いのではないかと思っていたのですが、プレイしてみて納得。アクションはぐっと遊びやすくなったものの、全体としては良くも悪くも当時のテイストも残っているように感じられるので、確かに本作はバージョンアップ版ですね。
by. Keiichi Yokoyama


ハードコアゲーム

『モンスターハンターライズ』初心者です。プレイ時間がそれなりになり、それなりのところまでやりました。楽しい。楽しすぎる。スラッシュアックスの扱い方がようやくわかり、鉄蟲糸技のスラッシュチャージャーが鍵を握ることを理解してからさっくさく。同じモンスターを何度も狩るにしても、違うドラマがある。シリーズの魅力の真髄がわかるようになってきた。気がします。

しかし、やはりこのゲーム、説明されないことは多い気はします。まず里クエストと集会所のクエストの難易度の違い。もともと村クエなるものと集会所クエなるものがあり、それらの難易度は違うのはシリーズ伝統のようで。そのほか、アイテムは回復薬以外の用途もあまりわかっていない。状態異常についても、チュートリアルがないので何がなにやら状態で、ハンターノート熟読してちょっとわかったかなという程度。体力上限やスタミナ上限についての増やし手段も把握してきっておらず、わからないことが多い。

『モンスターハンター』は、シリーズを通じて経験値をためていく作品なんだと、昔どこかで聞いた言葉がしっくりきました。歴戦の狩人たちからするとチュートリアルなぞ蛇足。邪魔になりえますよね。基本事項だけ教えて、習うより慣れろを地でいくゲーム。今の時代にはかなり珍しいハードコアさですが、そんなゲームがあってもいいと思います。説明されなくてもこんなにハマれるのはすごいし。
by. Ayuo Kawase

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