Nintendo Switch『バディミッション BOND』が思ってたよりよさげ。『In Other Waters』で癒やされる。『Metal Unit』がハクスラ寄りになってた。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。269回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。269回目です。お餅はなかなかカロリーが高いようです。



2020年を振り返る

今週は、任天堂が公開した「My Nintendo Switch History 2020」を眺めていました。Nintendo Switchでのプレイ履歴から、2020年にたくさん遊んだゲームや、好みのゲームの傾向などをリストアップしてくれる特設サイトです。それによると、私が昨年もっとも遊んだゲームは『Neon Abyss』『Dead Cells』『Blasphemous』となっており、実感と一致する結果に。ただ月別のランキングでは、意外に時間を費やしていたゲームを発見できて面白い。たとえば、1月に『ソロモンプログラム』の体験版が入っていたり。当時はまだ正式発表前だったことを思い出します。

好みのゲーム分析では、ストアと紐づいたタグによってグラフ化。どうやら私は「あそぶたびにマップが新しい・ドット絵・アクション」が特にお気に入りだったようです。今年はもう少し偏りなく、たくさんプレイしていこう。
by. Taijiro Yamanaka


今月は「海」

『In Other Waters』というアドベンチャーゲームをやっていました。AIとなってとある研究者と一緒に未知の海中を探索するというテーマで、デザインこそ優れているもののゲームとしてはかなり単調です。申し訳程度にリソース管理要素がありますが基本的には動き回ってテキストを読むだけ。雰囲気はよく、テキスト・世界観・シナリオにはそれなりに力が入っているので疲れている時に進めるゲームとしてはなかなか良い感じです。それにしても海中がテーマのゲームをやっていると『ABZU』や『Subnautica』を積んでいることを思い出します。特に『Subnautica』は気になったままかなり長いこと寝かせているゲームなので、海繋がりでそろそろプレイしようかなという気になっています。サメのゲームは……別にいいかな。
by. Mizuki Kashiwagi


これはハクスラ

今週はそろそろ正式リリースが近いという『Metal Unit』を遊んでいました。『Metal Unit』は、パワードスーツを着た少女を操作し、エイリアンの襲来を機に荒廃した地球で戦うローグライト2Dアクションゲームです。早期アクセス開始時の本作は、2Dアクションとしての心地よい操作性と、強力な高レアリティ装備群を集める楽しさはありつつも、荒削りなところが多い作品でした。システム的には間違いなくローグライトではあるものの、クリア済みのステージを周回し、装備をかき集めてから新しいステージのクリアを目指したほうが効率がよく、プレイフィールはパーマデスのハクスラ。それ自体が悪いわけではありませんが、死亡する度に稼ぎを挟んでから次のステージを目指すゲームプレイは、ローグライトとしては重いものでした。

現在の本作は、アップデートを経て周回を前提としたハクスラ方面に進化。マスターした装備数によって持ち込む装備を選べるシステムや装備の保管庫、恒久的な強化要素などが追加されており、内容とシステムが噛み合っていなかった当初よりも遊びやすいゲームになっていました。ローグライトとしては相変わらず変わった構造の作品ですが、これはこれでありかもしれません。
by. Keiichi Yokoyama


泣き顔ルークたんきゃわ

『バディミッション BOND』の体験版をプレイしていました。コーエーテクモゲームスが開発を担当し、任天堂から発売されるNintendo Switch向け新作。「コミック風」「バディもの」といった要素が引っかからず、ゲームシステムもよくわからない。女性向けなのかなと思い込みどうにも興味を持てなかった本作ですが、体験版をさわってみたところ、発売が楽しみになりました。

同作は、ゲーム内容は全然違いますが、任天堂でいえば『アナザーコード』や『ウィッシュルーム』の系譜だと考えればしっくりくるかもしれません。クラシックなテキストアドベンチャーにリッチな演出をまじえたミステリーものといいましょうか。設定やシナリオは特筆すべきものはない印象ですが、とにかく演出が贅沢で楽しい。村田雄介氏が手がけたキャラが生き生きと動き、マンガ調でテキストが差し込まれていく。アニメーションやUIも凝っていて、おまけに3Dパートまであり。一枚絵やカットシーンもかなり多く、質・量ともに充実し演出の暴力とまで表現できるかと思います。予算結構あるんだろうなと。調査や潜入には細かな分岐も用意されており、キャラがかわいいのでわざと失敗したくなる。ただし、スキップ機能がなさそうだったり(追記:スキップ機能はあり)イベント区切りのフローチャートがなさそうだったり、リプレイをあまり考慮してなさげなゲーム構造が気になるところ。とはいえ、ADV好きには刺さりそうな予感。買ってみます。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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