PS4『FF7リメイク』体験版はアクションが楽しい。『Kentucky Route Zero』は3章以降が……。『キャットクエスト2』2周目突入。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。225回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。225回目です。マスクもゲーム機も、定価で買えることがベストです。

 

開発者が出演しがち

今週は『キャットクエスト2』を2週目プレイ。協力プレイに対応したりマップが広くなったり、また装備アイテムや魔法の種類が増えたりと前作から大きくパワーアップしましたが、ゲームの流れやプレイ感覚はほぼ同じで安心感がある。メインクエストだけを追うとボリューム的に物足りないものの、本作の魅力は豊富なサブクエスト。シリアスだったり心温まったり、あるいはバカバカしいものまで、さまざまな犬猫模様に触れることができる。また、ひとつひとつが非常に短いため、ちょっとした空き時間にこなすこともできるし、次へ次へと止まらなくなってしまうことも。クリアするたびに、ほぼ必ずレベルアップするのも気持ち良い。

一方で、こなす内容としては似たようなお使いが多い。これが2作続くと、さすがに多少のマンネリ感は否めないところ。どうやら『キャットクエスト3』も計画されているようなので、次はゲームプレイ面のさらなる新鮮味に期待したい。
by. Taijiro Yamanaka

 

懐かしのはちみつギミックと断末魔

ようやく『Yooka-Layleeとインポッシブル迷宮』をプレイ。『バンジョーとカズーイの大冒険』の精神的続編シリーズの2作目ですが、今作には『スーパードンキーコング』シリーズを彷彿とさせる要素も含まれています。画像は「ノコギリパーク – べとべと」というステージから。『スーパードンキーコング2』の「ハニーアドベンチャー」オマージュと思われる、はちみつまみれ具合。このギミックを見たとき、懐かしくて思わず声をあげてしまいました。ただ、今作の壁に塗りたくられたはちみつは、べとべとというよりぬるぬる。飛びついてもピタッと静止できません。焦燥感増し。

サウンド面の特徴のひとつが、個性豊かなキャラクターボイス。中でも敵の断末魔ボイスが印象的です。いわゆるザコ敵が、それぞれ自己主張の激しい鳴き声をあげて消えていく。これも『スーパードンキーコング』などからお馴染みです。昔、思わず真似してしまったという人も多いのではないでしょうか? 筆者は、高難度ステージで失敗するたび大きなため息をついております……。でも楽しい!
by. Maho Ikemi

 

奇妙な旅路

今週は、1月に5章が配信された『Kentucky Route Zero』を遊んでいました。『Kentucky Route Zero』は、小さなアンティークショップの老配達員コンウェイが、最後の配達に向かうアドベンチャーゲームです。配送先は、0号線の先にあるというドッグウッド通り5番地。コンウェイはこの住所を探し、なぜかUターンすると現れる建造物や、人々の住まう博物館など、変わった場所を訪問。訪れた先で人と出会ったり、奇妙な体験をしながら、不思議な世界を巡る配送の旅が描かれていきます。

物語は淡々と紡がれるものの、ミステリアスな世界が魅力的で、全5章のうち2章までは変わった体験のできる作品になっていました。1章と2章はそうした世界観に浸れるような内容だったのですが、3章以降については日本語訳のクオリティが低下していて、日本語の文章としては違和感を抱くように。もし日本語でプレイする予定なら、様子を見たほうが良いかもしれません。
by. Keiichi Yokoyama

 

バレットうるせえ

ゲリラ配信されたPS4『ファイナルファンタジーVII リメイク』をプレイ。発表時には大事な会議をしていて、帰ってきたらお祭り騒ぎ。コンパクトな体験版なのですが、おそらく多くのプレイヤーを引き込むばっちりの完成度に仕上がっているのではないかと。筆者は原作はもちろんプレイしていますが、さんざん言われているようにほぼ別ゲー。最新技術で世界観を再現しております。リメイクというと骨組みはそのままにして、あえて古さを残すゲームも多いですが、本作は徹底的に現代向けにされていて、新規プレイヤーこそ楽しめるのではないかと。しいて懸念するとすれば、バレットが記号化されすぎている点でしょうか。

スクウェア・エニックスのタイトルは、リニア型ゲームを細かなカットシーンと演出で盛り上げるというイメージもありますが、昨今とはアクション部分も特筆していますよね。今作は『FF15』や『KH3』のアクション成分を取り入れられており、攻撃がとにかく気持ちいい。筆者は特に『KH3』については、アクションの王様とも評せるほど戦闘が気に入っているので、期待度高し。昨今のゲームでは、『SEKIRO』の影響かパリィ要素を取り入れる作品が多くなっていますが、現時点でカウンターはあれどパリィ要素はそこまでない印象です。この戦闘はどういう風に発展していくか楽しみですね。体験版の時点でSpeedrun.comでRTAが始まっており、最速は13分44秒。体験版クリア者は、やたら洗練されたスピードランを見るのも楽しいかも。
by. Minoru Umise

AUTOMATON JP
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