『ファイアーエムブレム 風花雪月』は儚い。『Dead by Daylight』を遊んではや1062時間。『Gears of War 4』再訪。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。196回目です。メディアにはお盆休みはありません。

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やっぱりマーカスが好き

『Gears 5』の発売を来月に控え、『Gears of War 4』を今一度プレイしています。本作では、主人公がマーカスから息子JDにバトンタッチ。マーカスというと常に頼りになる屈強な男というイメージでしたが、本作ではお茶目な言動を見せたり、敵に捕らわれるという弱さを見せたりと意外な側面も。頼もしい存在であることには変わりないものの、次世代の若者たちをサポートする側に回り、シリーズの転換期を迎えたことを実感します。

一方ゲームプレイにおいては、いくつか新たな要素を導入しつつ、重さを感じられるカバーシューターとしてのアクションは変わらず。この独特の手触りはギアーズならではで安心感がある。今週はドイツでgamescom 2019があり、8月20日には『Gears 5』のキャンペーンモードのトレイラーが公開予定。世代交代しつつも、物語はシリーズの核心に迫る内容になりそうな雰囲気なので楽しみです。
by Taijiro Yamanaka

 

今まで処刑した生存者の数を覚えているか

昨年の9月からPS4版『Dead by Daylight』を友人に勧められて遊び始め、今尚継続して遊び倒しています。プレイ時間は1062時間、僕の人生で1000時間を超えた作品は『メタルギアオンライン』シリーズと『BF4』くらいでしょうか。僕が思う対人ゲームの面白さは、他のプレイヤーの動きを予想してこちらも動き、それがかっちりハマる時ほど面白く感じます。試行錯誤することが好きなんですね。

『Dead by Daylight』でもゲームのバランス上、不利と言われているキラーで普段は遊んでいますが、このゲームは本当に僕が思う面白さを追求しやすい。分かる人には分かりますが、Steamプロフィールに「hack user noob」とコメントされることも日常茶飯事になってきて嬉しいです。

本作のYear 4 ロードマップがつい先日公開されたこともあり、興奮冷めやらぬとは正にこのことを言うのでしょう。このゲームのもう1つの良いところは、ゲームオリジナルのキャラ以外にホラー映画に出演している架空のキャラクターを扱えることでもあります。ゲームバランスに目をやると悲しいことになるので、良い部分を楽しめれば良いかなと。
by Tadashi Harao

 

残機は減らすもの

画像はLION HEARTさんが制作中の『ASTRAEA ex MACHINA』から。

今週は夏コミで頒布されていた作品群と向き合っていました。プロトタイプながらエフェクトや演出に並々ならぬ拘りが感じられる『ASTRAEA ex MACHINA』C96プロトタイプ版。博麗霊夢が画面の中を縦横無尽に動き回すだけでも楽しい3DアクションSTG『幻想のヴァルキューレ』EARLY TYPE。リアルタイムな戦闘に音の要素を少し取り入れたRPG『PIANOFORTE』。今年中には完成予定だというかわいいの具現化『ジラフとアンニカ』体験版 ver0.9。色が変化していくローグライクダンジョンRPG『虹のユグドラシル』など、体験版を中心に結構な数の作品を遊ばせていただきました。いつ完成するのかはさておき、今後の開発が楽しみです。ちなみに、『不思議な夢の海のとばり†ナイトメア†』は1Wをクリアし、2Wに入ったところです。1-5が難しすぎて、クリア後に死亡回数を見てみたら504回死んでいました。さすがに難しすぎでは?
by Keiichi Yokoyama

 

人の夢と書いて云々

プライベートでのゴタゴタがようやく解決され始めて(多分)、『ファイアーエムブレム 風花雪月』を本腰入れて進めています。とにかく本作は設定が作り込まれていて、その層の厚さがキャラの作り込みに反映されています。図書館にある膨大な量の資料テキストがそういった作り込みを裏付けているでしょう。それでいて、登場キャラのうちほぼ全員がどこか屈折していて。人間とはかくしてそういうものだと思うのですが、ちょっと記号っぽいキャラづくりが目立った『覚醒』『if』とは一線を画した重さです。これは設定の重さだけでなく、学園生活システムを採ったテキストの多さとも関連しているとは思います。量が多いと深堀できますからね。それにしても、過去に縛られているキャラ多すぎて、悪趣味にもニヤニヤしてしまいます。

そんな感じで何かと重いので、支援会話のほのぼの話がとても尊い。明るい会話も、つかの間の日の安らぎということで、儚さ際立っています。基本的にギャグパートがないので、テンポが変わることもないですし、没入感が途切れません。ギャグパートで雰囲気づくりに失敗する作品もあるので、ここは大事。もうすぐ噂の二部というところなのですが、『ファイアーエムブレム 風花雪月』発売直後からTwitterの検索サジェストは二部関連は不穏なキーワードばかり。なんとなく何があるのか予想できそうですが、しっかり覚悟しておきます。その苦しさは、さらなる愛着になるんでしょうか。怖さと期待の両方があります。
by Minoru Umise

AUTOMATON JP
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