『MGSV』で『Death Stranding』を待つ。『No Man’s Sky』『Outer Wilds』で宇宙探検。『Legal Dungeon』で書類作成に勤しむ。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。185回目です。今週遊んだのは『ベリーリトルナイトメア』『MGSV』『No Man's Sky』『Outer Wilds』『Legal Dungeon』。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。185回目です。

 

とてもリトルナイトメアしてるスピンオフ

今週はiOS向けの『ベリーリトルナイトメア』をプレイ。黄色いレインコートを着た少女シックスの脱出劇を描いた『リトルナイトメア』の前日譚を描く作品だそうです。同作では巨大な船が舞台でしたが、今回はとある屋敷。とはいえ、よく似た環境でどこか懐かしい。一方、デフォルメされややカジュアルなグラフィックになったことで、あのおどろおどろしい雰囲気は和らいだ印象です。

ゲームプレイは、行きたい場所をタップするとシックスがそこに向かう形。ジャンプは無いためアクション要素は抑えめですが、走って敵から逃げたり、トラップを避けたりといった場面はあります。もちろん、頭をひねるパズル要素もあり。足場を作ったり、アイテムを探してきたり、あるいは逃げ回るノームを捕まえて協力させたりなど、こちらは意外なほどオリジナル版に近い。まだ中盤ですが、ここから『リトルナイトメア』へと繋がる物語が見られるのか、先の展開が気になります。
by Taijiro Yamanaka

 

それはそれとして、お前を消す方法を知りたい

今週は、意見書作成ADV『Legal Dungeon』で書類作成に勤しんでいました。舞台となるのは策謀渦巻く伏魔殿。腐敗した警察署の内部から、特に悪事を暴いたりはせず、書類作成に忙殺されています。テキストを読み、ただ項目を埋めていくだけといえばそれだけなのですが、また序盤にも関わらず何を埋めればいいのか初見では判断できないこともあり、これが中々難しい。といっても、ただ難しいわけではなく、ゲーム内には調書から用語の解説までしっかりと用意されており、作りが丁寧な印象があります。また、取り扱う事件そのもののユニークさであったり、プレイヤーの倫理観が問われているような気がするシーンもあって、楽しくプレイしています。頭が疲れている時はプレイを脳が拒否しますが、一風変わった体験を求めている方にはおすすめです。しっかりした紹介は過去にニュースで取り上げられているので、そちらをどうぞ。ちなみに、今週の『オートチェス』はビショップになりました。ナイト硬すぎでは?
by Keiichi Yokoyama

 

フリプで小島分を補給

先日公開された『Death Stranding(デス・ストランディング)』の新たなトレイラーを観て、すっかり小島熱が高まってしまい、とにかく小島秀夫監督作品を遊びたくなって手を出したのがPS4版『メタルギアソリッドV ファントムペイン』。2017年10月にフリープレイとして登場し、既にダウンロードしていたものでちょうどよかった。序盤のチュートリアル的なステージを終え、本格的なゲームミッションが始まると、いきなりアフガンのだだっ広い荒野に放り出されて面食らう。MGSシリーズは主にMGS1やMGS2を遊んでいた私としては、MGSといえば狭い通路や建物の中でのかくれんぼというイメージがあったので、何をしたらいいかわからなくなったのだ。しかしそれはそれ。遊んでいるうちに「あ、これはこうすればいいのね」というのがわかってきてどんどん楽しくなる。わからないことがあってもその都度無線で訊けるシステムがやさしい。この、迷子になりそうでならない感じが、とても丁寧に作られている印象を受けた。

『MGS5:TPP』を遊んで、なおさらデスストが楽しみになってきた。早く11月にならないだろうか。やりたい気持ちを持て余す……。
by. Yoshinori Sato

 

 不思議な充足感

今週は宇宙探索アドベンチャーゲーム『No Man’s Sky』をプレイ。最近は血で血を洗う切った張ったな作品ばかりプレイしていたということもあり、まったりとした癒やしを求めた結果、宇宙探索に行き着きました。

筆者は本作が俗にいう「ガッカリゲー」だった時代を身をもって知らないのですが、実際に遊んでみると「本当にそんな時期があったのか」と思うほどに、かなりよく出来ている作品だと思います。

ダラダラ基地を建設しながら奇妙な姿をした生物たちに一喜一憂し、遺跡を発見すれば胸踊り、疲労混じりにふと夜空を見上げれば、光り輝く星の環に一閃、宇宙船の軌跡が映る。あの船は一体どこへ向かっているのだろうと想いを馳せるとき、不思議な充足感が心に満ち満ちてくるのでした。

宇宙船の操作に慣れるまで時間がかかるのと、クラフトにかかる作業量が結構多いというのが玉に瑕ですが、新作の発売が落ち着くこの時期、ゆったりゲームがしたいという方にはおすすめの一本です。
by Takayuki Sawahata

 

タイムループ宇宙探検

今週は『Outer Wilds』をプレイ。タイムループに囚われた太陽系を旅する宇宙探検アドベンチャーゲームです。超新星爆発により太陽系が滅びては、タイムループが始まる20分前の時点に戻り、また宇宙探査艇に乗って探検を再開します。時間は主人公が死ぬたびにリセットされますが、前回までのループで得た知識は継続。星々を巡りながら、この世界を創造した古代種族の秘密を追ったり、各地で確認できる不穏な量子のかけらを調査したりと、謎に満ちた太陽系に関する理解を深めていくのです。

探査艇を操縦して宇宙に飛び出し、大嵐と竜巻で荒れた水の惑星や、星から星へ大量の砂が流れ込んでいる砂時計の双子星といった、未知の天体へと着陸するのはやはりワクワクします。そうして好奇心にまかせて移動していると、ブラックホールに吸い込まれて遥か彼方の宇宙空間に放り出されたり、巨大生物に飲み込まれたり、隕石に衝突したり、うっかりサボテンに触れて宇宙服に穴が空いてしまったりと、事故死を繰り返すことに。失敗して20分前の世界で目覚めては、スタート地点にある焚き火でマシュマロを焼いて、「さて次はどこに行こうかな」と新たな死に向けた冒険の準備を始めるのです。
by Ryuki Ishii

AUTOMATON JP
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