Xbox本体、「約2万円」の値上げ。Xbox Series Xは8万7980円に
マイクロソフトは現地時間5月1日、Xbox Series X|Sと周辺機器の価格を値上げ。本体については2万円ほどの値上げとなった。

マイクロソフトは現地時間5月1日、Xbox Series X|Sおよびコントローラーなど周辺機器の価格を値上げすると発表。本体についてはおおよそ2万円の値上げとなっている。
今回の発表はマイクロソフトの公式サポートページを介しておこなわれた。ページ上では米国、英国、ヨーロッパなどでの価格変更のみ記されているが、日本国内においても値上げが実施されている。たとえばXbox Series Xは現在8万7980円での販売となっており、これまでの6万6978円より、約2万円の値上げとなっている。1TB デジタルエディションについては、5万9978円から7万9980円に値上げとなった。

またXbox Series Sについても同程度の値上げが実施。ストレージが1TBのエディションについては、これまで4万9978円であったところ、6万7480円に上昇。512GB SSDを搭載したモデルでは、4万4578円のところ、6万2480円となっている。Xbox Series Xと同様、2万円程度の値上げとなっている。
コントローラーについては、「Xbox ワイヤレスコントローラー + USB-C ケーブル」が9130円での提供となっており、これまでの定価6578円より2500円ほど上昇したかたち。ほか「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2」は2万1428円から2万7500円に値段が更改されている。なお米国などに向けた価格改定においては、値上げ対象にステレオヘッドセットなども含まれているものの、国内向けには現時点では値上げは確認できない。
ちなみに値上げの理由についてマイクロソフトは、市場環境と開発コストの高騰を受け、慎重に検討を重ねた結果と説明している。電子部品の高騰などによる値上げは過去にも実施されており、昨年8月には本体価格が数千円上昇していた。ちなみに同時期にはPS5についても、本体価格が1万3000円の値上げがおこなわれていた(関連記事)。
今回Xboxでは、さらなる値上げが実施された格好だ。特に昨今では米トランプ大統領の就任後、関税の影響も含め不安定な情勢が続いており、そうした状況も受けた結果かもしれない。今後の動向にも注目されるところだろう。