長年待たれ続ける魔法学校生活シムRPG『Witchbrook』、2026年へと発売延期。代わりに「ワールド全体図」を初公開、“理想の形”までもう少しとアピール

Chucklefishは10月15日、2025年冬のリリースが予定されていた『Witchbrook』について、発売を延期すると発表。ブラッシュアップを図り、2026年のリリースを目指すようだ。

デベロッパーのChucklefishは10月15日、2025年冬のリリースが予定されていた『Witchbrook』について、発売を延期すると発表した。新たに2026年のリリースとされており、さらなるクオリティアップを図るための作業が進められていくようだ。

『Witchbrook』は、魔法学校の生活を体験するゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/Xbox Series X|S/Xbox Oneで、日本語表示に対応。サンドボックスゲーム『Starbound』を手がけたChucklefishが開発および販売を担当している。

『Witchbrook』では、魔法学校を舞台として青春生活が描かれる。プレイヤーは生徒となり、学園ライフを通じて魔法を習得したり、街の住民と交流したりしつつ成長していくのだ。学生生活のなかでは、植物栽培が可能なほか、“魔法ビジネス”でお金を稼ぐこともできるという。また本作はライフシムゲームとして、キャラカスタマイズや恋愛などさまざまな要素が盛り込まれる見込みだ。さらに最大4人でのマルチプレイにも対応するとのことで、街を仲間とともに探索するのもいいだろう。

本作は2018年に『Witchbrook』とのタイトル名を正式発表。魔法学校にて繰り広げられるライフシミュレーションRPGということで、小説「ハリー・ポッター」シリーズなどを彷彿とさせるとして、かねてより話題となっていた。しかしその後は2023年にゲーム内容やスクリーンショットが公開されたのみであった。そんな本作は今年3月のNintendo Directにてついに発売日が2025年冬と発表された(関連記事)。

そうしたなかで今回、本作の発売時期が2026年へと延期されたかたち。Chucklefishによれば、本作はとても大きなプロジェクトであり、現在同スタジオがが思い描く理想の形になりつつあるとのこと。『Witchbrook』にて生活が息づくリアルな世界を形作り、すべてのゲーム内要素をまとめ上げるために、もう少し時間をかけ練り上げていく方針のようだ。

本作はChucklefishの総力をあげて取り組んでいるプロジェクトのようで、かつてスタジオ内で問題となったクランチを避けつつも(関連記事)、入念な開発がおこなわれていることがうかがえる。公式サイトでは舞台となる街モスポートの地図が初公開されているほか、延期発表にあわせ、対応機種や対応言語の追加といった「予定していなかった可能性の扉」が開かれたことも伝えられている。詳細については後程発表されるとのことで、続報には引き続き注目が寄せられる。

Witchbrook』はPC(Steam)/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/Xbox Series X|S/Xbox One向けに2026年リリース予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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