自転車セミオープンワールドゲーム『Wheel World』“再”発表。開発でゲーム内容がどんどん楽しく明るくなったので旧題『Ghost Bike』から改題


パブリッシャーのAnnapurna Interactiveは10月17日、『Ghost Bike』のタイトルを『Wheel World』へ変更したことを発表した。これにあわせて、リリース予定も2024年から2025年の初頭へと変更されている。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS5/Xbox Series X|S。PC/Xbox Game Pass向けにも提供される。

『Wheel World』は、セミオープンワールドにて構築された世界で自転車による冒険を繰り広げるゲームだ。主人公は若き自転車乗り「Kat」。不思議な力を持つ自転車の相棒から盗まれてしまった伝説のパーツを取り戻し、Wheel Worldを崩壊の危機から救うことが目的となる。セルシェーディングで描かれる美しいヨーロッパ風の街並みやライバルたちとのレース、自転車のカスタムなどの要素は旧題『Ghost Bike』と変わらず引き継がれている。

本作開発元であるMesshofの発表によると今回のタイトル変更は、ゲームプレイのトーンの変化に伴う、ストーリー部分の変更にあわせたものであるようだ。旧題『Ghost Bike』当時の内容は、「不思議な力をもつ自転車とともに生者の世界と死者の世界を行き来し失われた魂を救う旅に出る」という内容の、全体的にダークなトーンの作品として開発されていた(関連記事)。

ところが開発が進むにつれ、レースや自転車カスタムなどのゲームプレイ部分が楽しさを重視するものに変わっていったという。暗めのストーリーと爽快感を重視したゲームプレイ部分のかみ合いが悪くなったため、ストーリーをゲームプレイの明るさにマッチしたものへと変更し、それにあわせてタイトルも変更したとのことだ。また、今回の改題に伴い、リリース時期についても2024年から2025年へと変更されている。公式な説明はないものの、ゲームコンセプトの変更により、追加で開発期間が必要になったのかもしれない。

『Wheel World』は2025年の初頭にリリース予定。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS5/Xbox Series X|S。PC/Xbox Game Pass向けにも提供される。なお、以前対応予定とされたPS4/Xbox Oneには非対応となったようだ。