『空の軌跡 the 1st』正式発表、PS5/Switch/Steam向けに来年発売へ。『軌跡』シリーズ第1作を3Dフルリメイク、リベール王国での冒険が蘇る
日本ファルコムは12月19日、『軌跡』シリーズ第1作『英雄伝説 空の軌跡 FC』のフルリメイク版を『空の軌跡 the 1st(ザ・ファースト)』として正式発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PS5/PC(Steam)で、2025年全世界同時発売を予定している。
『軌跡』シリーズは、2004年にPC向けに発売された『英雄伝説 空の軌跡 FC』からはじまった連作形式のRPG群で、シリーズ累計販売本数800万本を突破。2024年9月には、20周年記念タイトルの『英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-』がPS4/PS5向けに発売された。
『英雄伝説 空の軌跡 FC』のフルリメイク版は2024年8月のNintendo Directにて初報が公開。その時点では『英雄伝説 空の軌跡 the 1st(仮称)』というタイトルだったが、今回『空の軌跡 the 1st』として正式発表となった。「英雄伝説」というシリーズ名がなくなっており、新たに『空の軌跡』として再スタートを切るという意味合いもあるのかもしれない。さらに対応プラットフォームがNintendo Switch向けとだけ明かされていたが、PS5/PC(Steam)への対応も今回アナウンスされた。
『空の軌跡』は前編にあたる『英雄伝説 空の軌跡FC』、後編『英雄伝説 空の軌跡SC』、後日談兼ファンディスクの『英雄伝説 空の軌跡 the 3rd』の三部作構成だが、『空の軌跡 the 1st』は1作目に絞ったリメイク作になるようだ。『軌跡』シリーズの舞台は「ゼムリア大陸」という「導力」と呼ばれるエネルギーで発展している世界で、『空の軌跡』ではそのなかでも牧歌的な小国「リベール王国」に焦点があてられる。
主人公となるのは、民間人の保護と地域の平和を目的に活動する「遊撃士(ブレイサーギルド)」を目指す少女エステルだ。父・カシウスの失踪をきっかけに、義弟かつ相棒の少年ヨシュアとともにリベール王国各地を巡る冒険に繰り出すというガールミーツボーイストーリーが描かれる。
公開されたアナウンストレーラーでは、3D化したリベール王国での幼き日のエステルとヨシュアの出会いなどお馴染みのシーンが収録されている。バトルについてはフィールド探索時の画面右下に「戦技(クラフト)」や「導力魔法(オーバルアーツ)」を示すアイコンが存在し、公式からもフィールドアクション、コマンドバトルの2つのバトルモードをシームレスに切り替えられると説明があるため、どうやら『黎の軌跡』や『界の軌跡』のシステムが導入されているようだ。
『空の軌跡 the 1st』は、Nintendo Switch/PS5/PC(Steam)向けに2025年発売予定。