近未来東京・殺し屋アクション『Tokyo Underground Killer』正式発表。敵の血を浴びて強くなる、吸血カタナ狂走アクション

3DM GamesとGone Shootinは6月18日、『Tokyo Underground Killer』を正式発表した。近未来の東京を殺し屋として奔走する、3Dアクションゲームだ。

パブリッシャーの3DM GamesとGone Shootinは6月18日、Phoenix Game Productions Studioが手がける『Tokyo Underground Killer』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS5/Xbox Series X|Sで、日本語表示にも対応予定。発売時期は本稿執筆時点で未定。現在、Steamにて期間限定のデモ版が配信中だ。

『Tokyo Underground Killer』は、ネオンが輝く近未来の東京を舞台にした3Dアクションゲーム。巨大企業群が支配し、チープなサイバネティック改造が当たり前となった東京では、人々の間に格差ができている。プレイヤーは、そんな東京で生きる吸血鬼アサシン“シンジュク・ヴァンパイア”として名を馳せるコバヤシとして、犯罪組織の極楽組に雇われ、敵対勢力の排除および東京が闇に飲まれることを阻止する任務を請け負うことになる。

本作は、一人称視点で敵たちをなぎ倒していくアクションゲームで、戦闘と軸となるのはコバヤシの愛刀による剣術だ。先日先行して公開されたトレイラーでは、激しい敵の攻撃の中、愛刀を手に戦場を駆け回る姿が確認できる。刀の攻撃で敵が両断されて血しぶきの舞う、派手なバトルを体験できるゲームになっているようだ。

さらに、コバヤシは吸血鬼ならではの優れた身体能力をもっている。ただの移動だけではなく、ダッシュ、ジャンプ、スライドといったスピーディなアクションで敵に急接近して攻撃を仕掛けたり、パリィで敵の攻撃を受け流して達人的な動きで強敵を倒したり、ハイスピードな展開の中で爽快さと緊張感のあるバトルになっている。刀以外にも、拳銃やショットガンのような銃器を使用することも可能だ。

また、吸血鬼的な能力として、コバヤシはさまざまなスペシャルスキルも行使する。刀で生み出した竜巻で遠距離を攻撃したり、人形で周囲の敵の血を吸収したり、一気に爆発させたりと、激しいエフェクトのスキルは熾烈な敵たちとの戦いを乗り越えるのに役に立つことだろう。ほかにも、周囲の時間が止まったかのようなスローモーション状態になり、その間に一気に敵を始末するような戦いもできるようだ。なお、アビリティツリーがシステムとして存在するそうで、アップグレードによってより強力なスキルを解放できるとのことである。

本作は戦う以外にミッションの合間で、新宿、秋葉原、渋谷など、ネオンサインで彩られたサイバーパンクな街並みを歩き回ることもできるそうだ。街で買い物をしたりミニゲームをプレイしたり、近未来の東京でのナイトライフが楽しめるという。

本作は、ミッションの最中や街歩きの中で、奇妙な日本語の看板などがあることから、一見すると海外が思い描くいわゆる“勘違い日本観”が垣間見える作品である。しかし、開発するのは大阪に拠点を置く日本のゲーム開発会社Phoenix Game Productions Studioだ。同スタジオは、ドイツ出身のゲームクリエイターであるダニエル・ヘジャージ氏が代表を務め、これまでに『BIOHAZARD RE:4』の開発協力や『Phantom Fury』の共同開発をおこなってきた。『Tokyo Underground Killer』は、そんなスタジオが満を持して自社開発をおこなうタイトルであるようだ。


『Tokyo Underground Killer』は、PC(Steam)およびPS5/Xbox Series X|S向けに発売予定。Steamにて期間限定のデモ版が配信中だ。

Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

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