マイクロソフト、製品紹介で「This is an Xbox(これがXbox)」と言わなくなった理由を説明。“Xboxらしくない”施策だったから
「This is an Xbox」とは、マイクロソフトが2024年11月から展開していたマーケティング施策のキャッチコピーだ。

マイクロソフトは、Xboxブランドを構成する各製品について、これまで「This is an Xbox」と唱えるキャンペーンを展開していたが、今月になってそうした表現が姿を消したとして話題に。この理由について、同社の広報担当者が声明を出している。
「This is an Xbox」とは、マイクロソフトが2024年11月から展開していたマーケティング施策のキャッチコピーだ。現在のXboxのエコシステムは、最新コンソールであるXbox Series X|Sに加え、Xbox Play AnywhereやXbox Cloud Gamingなどの機能を介して、PCやモバイルデバイスを含む幅広いデバイスでも利用可能。そうしたユビキタス的な強みを指して、マイクロソフトは「あれもこれもXboxだ」とアピールしてきた。
最近では、昨年10月に発売された携帯型ゲーミングPC「ROG Xbox Ally」シリーズについても、マイクロソフトは「This is an Xbox」と紹介。“広義のXbox”は、マイクロソフトがもつゲーミングブランドのあらゆる製品を指す概念になっているわけだ。なお国内のプロモーションでは「This is an Xbox」に対応するかたちで「これがXbox」というフレーズが用いられている。

そんな「This is an Xbox」だが、今年3月になってマイクロソフトのウェブサイトから姿を消したことが報告された。公式サイトXbox Wireを「This is an Xbox」のタグで絞りこんで検索してみると、現時点では記事が1件もヒットしないことが分かる。現地時間11月14日に公開された最初の紹介記事も消えていることから、マイクロソフトが意図的にキャンペーンを中止した可能性も囁かれていた。
なお、これが発見された当時は、マイクロソフトのゲーム部門CEOであったPhil Spencer氏が退任し、新たにAsha Sharma氏が就任したタイミング。そのため、新CEOの意向を反映した方針転換であるとも受け止められていた。
こうした状況について、このたび海外メディアのWindows Centralがマイクロソフトに問い合わせたところ、回答を得られたそうだ。マイクロソフトの広報担当者によれば、Sharma氏が「This is an Xbox」との表現をやめた理由は、そのキャンペーンが「Xboxらしくなかったから(because it didn’t feel like Xbox)」だという。続けて、Sharma氏はXboxがブランドとしてどのように消費者の目に映るかをリセットする取り組みを自ら主導していると説明された。
ところで、Sharma氏は就任以降の声明において、「Return to Xbox」や「Return of Xbox」といった表現を掲げている。これが意味するところについて、Sharma氏はWindows Centralとのインタビューの中で、ユーザーを重視するべく、デバイスの間の垣根を低くしていく戦略であることを明かしていた。今月同氏の指揮の下で発表された次世代Xboxコンソール「Project Helix」がそうした姿勢を体現するものになるとすると、今後PCとXboxの境界はさらに撤廃される方向に進んでいくのだろう。「This is an Xbox」取り下げの真意は不明ながら、マイクロソフトは今後“あらゆるものがXbox”な世界を目指していくのかもしれない。
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