『テイルズ オブ』シリーズの「リマスタープロジェクト」、開発元は専用ラインを整備しコンスタントに提供へ
バンダイナムコエンターテインメントは12月16日、番組「『テイルズ オブ』シリーズ 30周年プロジェクト スペシャル生配信」を公式YouTubeチャンネルにて放送。この中では、『テイルズ オブ』シリーズの「リマスタープロジェクト」の今後について語られた。
番組には、『テイルズ オブ』シリーズIP総合プロデューサーの富澤祐介氏が出演。同シリーズが30周年を迎えたこのタイミングで、過去作をリマスターし現行機で遊べる機会を届けることについて、あらためて本格的に取り組んでいくとした。
リマスタープロジェクトの第1弾となるのは、2010年発売の『テイルズ オブ グレイセス エフ』のリマスター版である『テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター』で、2025年1月16日に発売予定。ビジュアルのアップグレードのほか、オートセーブや各種スキップ機能、敵とのエンカウントOFF機能など便利機能の追加などがおこなわれる。
番組にて富澤氏は、同作の紹介をおこなったあと、リマスタープロジェクトの将来についてコメント。今後の具体的なリリース計画については、これから『テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター』を発売するところであるため「さすがに言えません」と言及を避けたが、「割とコンスタントに提供していく」「できる限り続けていくつもり」と述べた。さらに、チームではこのリマスタープロジェクトのための開発ラインを整備し、本気で取り組んでいるとした。
『テイルズ オブ』シリーズのリマスター作品というと、2023年発売の『テイルズ オブ シンフォニア リマスター』において、プレイヤーから多くのバグが報告され、開発元が修正対応に追われたことが記憶に新しい。今回の富澤氏の開発体制についての発言は、こうした経緯を踏まえたものかもしれない。
『テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに2025年1月16日に発売予定だ。