『サブノーティカ2』開発元のリーダー陣3人が突如交代。後任CEOが経営やクリエイティブディレクションをまるっと引き受ける

KRAFTONは7月2日、同社傘下で『サブノーティカ2(Subnautica 2)』を手がけるUnknown Worldsに新たなCEOが就任することを発表した。

KRAFTONは7月2日、同社傘下で『サブノーティカ2(Subnautica 2)』を手がけるUnknown WorldsのCEOを含むリーダー陣が交代することを発表。後任をStriking Distance StudiosのCEOであるSteve Papoutsis氏が担当することを明かした。

Unknown Worldsは、米国・サンフランシスコに拠点を構えるスタジオだ。2018年に正式リリースされた海洋惑星オープンワールドゲーム『サブノーティカ』は大ヒットを記録。続編『サブノーティカ:ビロウゼロ』が2021年に正式リリースされ、こちらも大きな人気を博している。2021年に韓国の大手ゲーム企業KRAFTONに買収され、『サブノーティカ2』を開発中だ。

そんなUnknown Worldsの3人のリーダー陣が交代することが明かされた。CEOであるTed Gill氏のほか、スタジオクリエイティブディレクターのCharlie Cleveland氏、およびスタジオテクニカルディレクターであったMax McGuire氏が退任するという。このうちCharlie氏とMax氏は『サブノーティカ』第1作の開発に携わり、『サブノーティカ:ビロウゼロ』の開発でもそれぞれ先述した役職を担当していた人物。KRAFONとしてはこの3人が引き続き開発に携わることを望んでいたそうだが、このたびUnknown Worldsの幹部から退き、『サブノーティカ2』の開発から離れることが決定されたようだ。

なお新たなCEOを務めるのはStriking Distance StudiosのCEOであるSteve Papoutsis氏。Striking Distance Studiosといえば、サバイバルホラーゲーム『The Callisto Protocol』を手がけたことで知られるスタジオだ。同スタジオは『Dead Space』などを手がけたベテランクリエイターGlen Schofield氏が設立してCEOとなっていたが、Schofield氏は2023年9月に退職。Steve氏はその後任としてCEOを務めてきた。このたびUnknown WorldsのCEOも兼任することになるわけだ。スタジオの全体的なマネジメントのほか、クリエイティブディレクションも担うという。


シリーズ最新作『サブノーティカ2』の早期アクセス配信開始が今年中に予定されているなか、シリーズ過去作にも携わったリーダー陣の突然の交代を受けて、コミュニティでは動揺も広がっている。交代に至った理由は現時点では不明で、今後明かされるかどうかは気になるところ。またSteve氏が指揮を執る新たな体制で、どのように『サブノーティカ2』の開発が進められていくのかも注目される。

『Subnautica 2(サブノーティカ2)』はPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに2025年早期アクセス配信予定だ。Xbox Game Pass向けにも提供される見込み。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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