『ストリートファイター6』Steamにて“1年前よりも多く”プレイヤー集まる。「話題」呼び続け、衰え知らずの人気


カプコンは9月24日、『ストリートファイター6』にて大型アップデートを実施した。同アップデートによって、本作Steam版はピーク時約5万人となる同時接続プレイヤー数を記録する盛況を見せた。また、平均プレイヤー数も昨年と比較して増加している。

『ストリートファイター6』は、2023年6月2日に発売された対戦格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズの最新作だ。本作に向けては今年9月24日、大型アップデートが実施。キャラクターの調整や、共通システムの調整がおこなわれた。加えて、Year 2シーズンの追加キャラクターとして『餓狼伝説』シリーズなどに登場する人気キャラクター、テリー・ボガードがプレイアブル参戦した。

発売から約1 年が経過した『ストリートファイター6』であるが、大型アップデートによって再び盛況を見せている。SteamDBによれば、先日の大型アップデート実施直後の同時接続プレイヤー数はピーク時で約5万4000人を記録。盛況の理由には、テリー・ボガードの追加の影響が考えられるだろう。同キャラクターはSNKより展開されている『餓狼伝説』シリーズなどに登場する人気キャラクター。以前よりカプコンとSNKのキャラクターが『VS.』シリーズなどでクロスオーバーすることはあったものの、『ストリートファイター』シリーズにSNKのキャラクターがゲスト参戦するのは今回が初となる。その参戦が発表された際にはSNS上などで大きな話題を集めた。

そうした前評判もあり、テリーの実装後には大盛況を博した格好だろう。なおSteamでの昨年9月の最大同時接続プレイヤー数記録は約3万6000人。約1年を経ても、それを大きく超える5万4000人のプレイヤーが集まった格好だ。またSteam Chartsでは本作の月ごとの平均接続プレイヤー数も確認可能。それによると今年9月の平均プレイヤー数は1万5148人。昨年の9月の平均プレイヤー数である1万3189人より増えるかたちとなっている。

なお今までにもプレイアブルキャラが追加されるたびに本作Steam版の同時接続プレイヤー数は増加していた。特に5月22日にYear 1第4弾の追加キャラ、豪鬼が実装された際にはピーク時で約7万人を記録。発売時の同時接続プレイヤー数に迫る勢いを見せていたこともある(関連記事)。注目キャラが追加されるたびに大きな盛り上がりを見せる本作の、根強い人気もうかがえる。


なお今後のYear 2の追加予定キャラクターとして、テリーと同じく『餓狼伝説』シリーズより不知火舞が参戦することが明かされている。そして『ストリートファイターⅣ』シリーズ以来のプレイアブル参戦となるカポエイラ使いの少女、エレナの追加も予告されている。今後の盛り上がりも期待されるところだろう。

ちなみに『餓狼伝説』シリーズ最新作となる『餓狼伝説 City of the Wolves』には、『ストリートファイター』シリーズからケンと春麗が参戦予定。シーズンパス1のDLCキャラクターとして、2025年夏にケンが、同年冬に春麗が実装される見込みだ。作品を超えたコラボレーションによる、双方向での盛り上がりにも注目したい。

『ストリートファイター6』は、PC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。