『ストリートファイター6』大型アプデ&豪鬼実装でSteam版の人口爆増。リリース直後に迫る約7万人の同時接続プレイヤー数を記録

 

カプコンが手がけ、5月22日にはアップデートがおこなわれた『ストリートファイター6』。同アップデートによって本作Steam版では、発売月の2023年6月以来となる、ピーク時約7万人となる同時接続プレイヤー数を記録した。

『ストリートファイター6』は、2023年6月2日に発売された対戦格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズの最新作だ。本作はこれまでの操作モードであるクラシックタイプ(クラシック操作)に加え、従来よりも簡易的な入力で必殺技を使用できる入力方式のモダンタイプ(モダン操作)を採用。

本作に向けては5月22日、アップデートが実施された。アップデートではキャラの調整や、共通システムの調整がおこなわれた。加えて、Year1キャラクターパス/アルティメットパス、およびゲーム内販売として追加されてきたプレイアブルキャラについて、ラシード、A.K.I.、エドに続きYear1最後の追加キャラである豪鬼が実装された。


そんな『ストリートファイター6』が再び大盛況を見せている。SteamDBによれば、本作はリリース直後、同時接続プレイヤー数がピーク時で7万573人を記録。対戦格闘ゲーム史上最大のプレイ人口となった(関連記事)。その後はプレイアブルキャラ追加のタイミングでプレイ人口が増加しつつも、おおむね2万5000人程度の同時接続プレイヤー数で推移。

本作はリリース以後堅調に人気を維持し続けていながらも、5月22日のアップデート直後には同時接続プレイヤー数がさらに上昇。ピーク時で7万202人の同時接続プレイヤー数を記録した。

この大盛況の理由には、やはり豪鬼の追加の影響が考えられるだろう。今までもプレイアブルキャラが追加されるたびに同時接続プレイヤー数は増加していた。特にYear1第三弾の追加キャラとなるエドが実装された際にはピーク時で約4万6000人を記録。今回追加された豪鬼は、過去におこなわれた人気投票などでも上位にランクインする人気キャラ。公式YouTubeチャンネルで公開されているキャラクターガイドの再生数からも、豪鬼というキャラが高い期待を受けていたことが確認できる。


それだけでなく、全キャラや共通システムへのアップデートの影響も見逃せないだろう。以前より本作の大幅なバランス調整は年一回の方針であることが伝えられてきた(INSIDE)。今回のアップデートでは「バトル変更リスト」として各種通常技や必殺技などに調整が加えられており、本作のプレイヤーにとっては約一年ぶりの大幅なバランス調整となっている。特にジェイミーやリリー、リュウ、A.K.I.などといったキャラについては、大幅に強化された項目もある。豪鬼を使ってみるだけでなく、調整後の新たなプレイ感を確かめるべく、多くのプレイヤーが本作を再びプレイしたのだろう。また大型アップデートが入ったこの機会に、新たに購入したというユーザーもいるかもしれない。

いずれにせよ、大型アップデートと豪鬼の追加により多くのプレイヤーが本作を遊び、再びリリース直後並みの人気を博しているようだ。ちなみに今年3月に公開された「Capcom Highlights」では、Year2が開発中であることが明かされていた。Year1と同様であれば、さらなるプレイアブルキャラの追加も予定されていそうだ。発売から約1年を控えた本作の、今後の展開についても期待したいところだ。

『ストリートファイター6』は、PC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。