Steamにて日本時間10月15日、「Steam Nextフェス」が開始された。今後発売される新作ゲームのPC向け体験版が一斉に配信される恒例のイベントだ。実施期間は10月22日2時まで。本稿では配信中の体験版の中から、特にウィッシュリスト登録者数や同時接続プレイヤー数の多いタイトルなどを中心に、注目作をいくつか紹介する。
『Strinova』
・5対5のチーム対戦型TPS。特徴となる「弦化システム」では、キャラクターを3Dと2Dとの2つの形態に自由に切り替え可能。2D形態ではペラペラの姿となり角度によって当たり判定が大幅に減少するほか、壁に描かれた絵のようになって壁の表面を移動したり、紙飛行機のように滑空したりといったことも可能になる(関連記事)。
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『Delta Force: Hawk Ops』
・1998年から2005年にかけてリリースされた『Delta Force』シリーズのリブート版となる、タクティカルFPS。プレイヤーは米軍特殊部隊デルタフォースとして、さまざまなマップで戦いを繰り広げる。マルチプレイモードでは32対32での大規模対人戦が繰り広げられる点が特徴で、戦車やヘリコプターといった車両に搭乗することも可能だ(関連記事)。
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『SUPERVIVE』
・4人チームで戦いを繰り広げる、ヒーロー対戦ゲーム。MOBAとバトルロイヤル(BR)、ヒーローシューターが融合したゲームと標榜されている。本作ではメインとなるバトルロイヤル(BR)モードでは、最大10チーム40名での大規模戦を楽しめる。ファイター/プロテクター/コントローラーの三種類のロールが用意されたキャラ同士の連携のほか、ジャンプやグライダーを用いた空中戦も巻き起こる点などが特徴となる(関連記事)。
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『Rivals of Aether II』
・Steamユーザーレビューにて「圧倒的に好評」ステータスを獲得している対戦格闘アクションゲーム『Rivals of Aether』の続編。『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ風のシステムが採用されており、相手にダメージを蓄積させステージ外へ吹っ飛ばすと勝利となる。新作でもパリィのほか、空中で敵を攻撃すると任意ですぐに着地できる「Hitfalling」といったシステムが前作から継承。一方でドット絵の2Dグラフィックから3Dグラフィックに刷新されるほか、シールドや掴み・投げといった新システムも導入される(関連記事)。なお本作は10月24日にリリース予定。
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『Windblown』
・ダッシュを多用して攻略するシステムが特徴となる、ローグライトアクションゲーム。開発元であるMotion Twinは、ローグヴァニアアクションゲーム『Dead Cells』を手がけたことで知られるスタジオだ。Steam Nextフェスでのデモ版はシングルプレイのみとなるものの、10月24日に発売予定の早期アクセス版では最大3人でのオンライン協力プレイに対応する見込みだ(関連記事)。
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『The Precinct』
・1980年代の架空の大都市アヴェルノシティを舞台とする、オープンワールドアクションゲーム。ギャングによる犯罪と警察の汚職がまん延する街にて、警官として陰謀に立ち向かうのだ。街ではさまざまな犯罪が巻き起こり、駐禁の取り締まりから強盗鎮圧、カーチェイスやヘリコプターでの追跡など、犯罪との戦いが多彩に描かれる。
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『蟻の帝国――Empire of the Ants』
・蟻が主役となるリアルタイムストラテジーゲーム。作家のベルナール・ヴェルベール氏の小説三部作をもとにしており、シングルプレイのキャンペーンモードのほか、最大3人でのオンラインマルチプレイも可能。Unreal Engine 5で表現される、写実的な自然のグラフィックも特徴だ。なお本作は11月7日にリリース予定。
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『Rift of the NecroDancer』
・好評を得たローグライトリズムアクション『Crypt of the NecroDancer』のスピンオフ作品。『Crypt of the NecroDancer』の主人公のひとりであるケイデンスは見知らぬ新世界に引きずりこまれ、モンスターたちと音楽での戦いを繰り広げる。戦闘はリズムリフトとよばれる新たな形式で展開され、リズムゲームのノーツ(符)のように迫りくる敵モンスターを撃破していくのだ。
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『Worshippers of Cthulhu』
・作家H.P.ラヴクラフト氏が手がけた作品群に端を発する「クトゥルフ神話」の世界観をもつ都市建設ゲーム。プレイヤーはカルト教団を率いて労働力を管理しながら信者数を維持しつつ、都市を拡張していく。また、ほかの宗教を征服したり、儀式を通してダゴンをはじめとする旧支配者などと関わり恩恵を受けたりできるシステムも特徴となる。なお本作は10月22日に早期アクセス配信開始予定。
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『TRIBE NINE』
・死にゲー×アクションRPGをコンセプトとするゲーム。『ダンガンロンパ』シリーズなどのクリエイターとして知られる小高和剛氏率いるトゥーキョーゲームスと、アカツキゲームスが共同プロジェクトとして開発を手がけている。今回のSteam Nextフェスでは「死遊体験版」が配信されており、8月のクローズドβテスト「死遊テスト」のフィードバックがさまざま反映された大ボリューム体験版となっている(関連記事)。
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『SAND』
・荒廃した砂の惑星を舞台とする、PvPvEサバイバルFPS。広大な砂漠では巨大歩行メカ「Trampler」が移動拠点となり、プレイヤーはTramplerから降り立って廃墟を探索し、資源や財宝を手に入れることを目指す。またほかのプレイヤーとTrampler同士のバトルが発生する点も特徴だ。
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『Unrailed 2:バック・オン・トラック』
・人気を博した協力プレイ型線路建設アクションゲーム『Unrailed』の続編。自動で進む列車が脱線しないように線路を敷き続け、駅まで導くことを目指す。新作ではプレイヤーキャラが新アクションを獲得したり、ステージクリア後に進む道を選択できたりといった要素が追加され、戦略性が広がっている。また列車と同じくらい大きいボスとのバトルなど、さらに混沌としたゲームプレイも特徴となる(関連記事)。なお本作は11月7日に早期アクセス配信開始予定。
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『Mini Royale』
・おもちゃの兵隊が戦争を繰り広げるバトルロイヤルシューター。子供部屋を舞台に、グラップルガンを駆使して自由に部屋中を跳び回る戦闘が繰り広げられる。さまざまなおもちゃが散らばり、列車が走る賑やかな子供部屋にて銃撃戦を生き延び、最後のひとり(1チーム)を目指す。
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『ポッピュコム』
・「ポム」と呼ばれるカラフルなスライム状の生物に立ち向かう、協力アクションシューター。本作のプレイヤーキャラはそれぞれ異なる色の「レインボーポッパー」を装備しており、弾を発射することで対応する色のポムを消すことが可能。赤色のプレイヤーは赤色のポムを、青色のプレイヤーは青色のポムを、といった具合に分担しながら攻略を進めていく点が特徴だ。戦闘のほかにも、色の分担が必要になるパズルなども用意されている(試遊プレイ記事)。
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『Streets of Rogue 2』
・Steamユーザーレビューにて「圧倒的に好評」ステータスを得ている見下ろし型アクションゲーム『Streets of Rogue』の続編。新作ではステージ式だったマップが広大なオープンワールドとなり、自動生成される多彩なロケーションにて暴れ回ることが可能だ。科学者やハッカー、吸血鬼やゴリラといった多様なクラスで攻略可能な自由度の高さは健在。またソロプレイのほか、ローカル・オンラインマルチプレイにも対応する。なお今回Steam Nextフェスでの体験版が配信された一方で、10月22日に予定されていた早期アクセス配信は延期となっている。
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Steamの体験版配信イベント「Steam Nextフェス」は、10月22日2時まで開催中だ。特設サイトでは、ゲームジャンルごとに配信タイトルを調べることも可能。気に入ったタイトルがあればウィッシュリストに登録しておくといいだろう。