Steamではコントローラー使用率がどんどん増加、6年間で「3倍」に。PS/Xbox/それ以外も広くサポートで使いやすい
Valveは6月27日、公式ニュースとして「Steam入力とコントローラのサポートに関するアップデート」を公開した。Steamにおける各種コントローラーのサポート状況や、1日当たりの平均使用率などが紹介されている。
今回のValveの発表によると、Steamでは2018年以降、1日あたりのコントローラー平均使用率が5%から15%まで3倍に増加したとのこと。さらに、コントローラーが利用される場合の42%でSteam入力(ゲームのコントローラー対応をSteamが仲介する機能)が用いられているという。またコントローラーが利用される場合、59%はXboxコントローラー、26%はPlayStationコントローラー(以下、PSコントローラー)、10%はSteam Deckでプレイされているそうだ。
さらにSteam入力にて最近おこなわれたコントローラーの機能改善・追加についても紹介されている。Xboxコントローラーでは、Xbox Eliteコントローラーの背面ボタンを含む、Xbox Oneコントローラーのサポートが強化。またPSコントローラーでは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントとの協力により、DualSense Edgeを含むコントローラーサポートの改善が実施されているとのこと。さらに今後登場予定のサードパーティー製のPS向けゲームパッドも、自動的にサポートされるようになっているそうだ。
このほか今夏に発売予定のワイヤレスホリパッド for Steamにおいても、Steam入力とうまく連動するように対応するとのこと。また現在Steam入力では300種類以上のコントローラーを使用できることも伝えられており、今後もフィードバックを取り入れつつサポートがおこなわれていくようだ。
なおSteamでは昨年11月に、コントローラーでプレイできるゲームを見つけるための機能が拡張。SteamストアページでPS4/PS5/Xbox向けコントローラーの種類別の互換性情報をチェック可能になり、ライブラリでさらに詳細なサポート情報が一目で確認できるようになった(関連記事)。当時Valveは、Steamの全アクティブプレイヤーの約12%が日頃からコントローラーを使用していることを伝えており、今回の発表を見るに約半年でさらに使用率が上昇していることもうかがえる。コントローラー利用者に向けて、さまざまな機能やサポートが実装されてきたことも使用者数の増加に繋がっているのだろう。