EAが『Star Wars ジェダイ』シリーズの最新作が開発中であることを明かす。カル・ケスティスの物語は全3部で完結予定


Electronic Arts(以下、EA)は現地時間9月17日、『Star Wars ジェダイ』シリーズの第3作目を開発中であることを公式に明かした。また、同作がシリーズの最終章となることも語っている。EuroGamerなどが報じている。

『Star Wars ジェダイ』シリーズは映画「スター・ウォーズ」を題材とした3人称視点アクションアドベンチャーゲームだ。開発を手掛けるのはEA傘下のデベロッパーであるRespawn Entertainment。同シリーズはスター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」から5年後の世界を舞台とし、皇帝による粛清を逃れたパダワンのカル・ケスティスを主人公としてライトセーバーやフォースを駆使して帝国と戦い、ジェダイ・オーダーの復活を目指す。

同シリーズは2019年に第1作目となる『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』がリリースされ、その続編として2023年に『Star Wars ジェダイ:サバイバー』が発売された。シリーズとしては2020年に『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』の売上が1000万本に迫ることが発表されるなど、好調な売り上げを挙げている(関連記事)。

EAは現地時間9月17日、投資家向けの説明会を実施。その中で同社のエンターテインメント&テクノロジー部門責任者を務めるLaura Miele氏は、現在『Star Wars ジェダイ』シリーズの第3作目を開発していることを明言、そして同作がシリーズ最後の作品となることを発表した。また開発も引き続きRespawn Entertainmentによっておこなわれているようだ。

なお、同シリーズの第3作目については、主に非公式な場で関係者によってたびたびその存在や開発状況について言及され、報じられてきた経緯がある。2023年9月には同シリーズの主人公であるカル・ケスティス役を務める俳優のCameron Monaghan氏がOcala Comic Con内にて『Star Wars ジェダイ』シリーズの第3作目が開発中であることをファン向けに語っていた(VGC)。そして『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』『Star Wars ジェダイ:サバイバー』のディレクターを務めたSitg Asmussen氏(2023年にRespawn Entertainmentを退社済み)は、同シリーズは当初から全3部作として構想されていたことを明かしている(IGN)。今回の発表ではEAから公式に本作が3部作であり、現在開発中の新作が最終章となることが明かされたかたちとなる。

またシリーズの第2作目となる『Star Wars ジェダイ:サバイバー』は9月17日に“前世代機版”となるPS4/Xbox One版が発売された(関連記事)。また9月12日にはPC版向けに最新アップデートがリリース。パフォーマンスの改善として、コピーガードシステムであるDenuvo DRMの削除がおこなわれたり、フレームレート低下の原因が修正されたりしている。

ユーザーからは一定の評価を受けつつも、最新機種版において発売時にはパフォーマンス面で課題を抱えていた『Star Wars ジェダイ:サバイバー』。本作の改善は引き続きおこなわれながらも、現在新作の開発が並行して進んでいるようだ。発表会の中では新作の発売時期までは明かされていなかったものの、今後の続報にも期待したい。